BIZMAP 編集
0 Comments


目次
営業力を上げるビジネスマナーの基本
営業力を強化するためには、相手に好印象を与えるビジネスマナーが不可欠です。たとえトーク力が高く自社商品の知識が豊富でも、お客様を不快にさせてしまったり、関係を良好に保てなければ、商談がうまくまとまらず、仕事を得ることはできません。 挨拶ができない、言葉づかいが悪い、まともな電話応対ができない、といったマイナス要素が多ければ多いほど、信頼を失うことにつながります。 この機会に、自分自身の営業マナーを見直してみましょう。身だしなみで好印象を与える
営業マンにとって、見た目の印象はとても重要です。営業職で活躍するためには、まず外見を整えます。 スーツを着ていても、シワだらけではだらしなく見え、仕事ができない人だと思われます。どんなに営業トークを頑張っても、不快に思われたままでは相手に内容がうまく伝わりません。 第一印象を良くし、清潔感や誠実さを演出することで、仕事に対しても気配りができる人だと感じさせることが大切です。 見た目の印象を良くするためのポイントは、主に5つあります。 ●髪を整える(寝ぐせや茶髪、長髪はNG) ●髭をきれいに剃る ●爪を切る ●スーツ、シャツ、ネクタイは、シワや汚れがついていないものを選ぶ ●靴をきれいに磨く スーツは体に合ったものを着用し、色柄はオーソドックスなものを選びます。 シャツには必ずアイロンをかけ、ネクタイは派手にならないよう気をつけましょう。 爪は、名刺を渡したり、資料を指したり、字を書く際に意外と目につく部分です。 きれいに切りそろえ、清潔感をアピールすることで、仕草がよりきれいに見えます。 ▼あわせて読みたい 営業マンの服装特集!好印象なスーツの着こなし方とおすすめコーデ 営業スーツにリュックはマナー違反?選び方のポイントとは挨拶と敬語を身につける
最近はオンライン商談が増え、直接会って話しをする機会が減っています。電話やメールでのやり取りは、顔が見えないからこそ、ちょっとした言葉づかいの間違えや、丁寧さに欠けた表現で、悪い印象を与えてしまうことも。 気持ちよく会話を進めるためには、まずきちんと挨拶することが大事です。 自分から積極的に挨拶することで、好感度が上がります。 笑顔で元気よく声を出しましょう。 次に大事なことは、敬語です。 取引先で失礼にならないよう、頻繁に使う以下6つの言い回しは覚えておきましょう。 ✖「ご苦労様です」 〇「お疲れ様です」 ✖「すみません」 〇「申し訳ございません」 ✖「ちょっとすみません」 〇「恐れ入りますが」 ✖「了解しました」 〇「承知しました」「かしこまりました」 ✖「知りません」 〇「存じません」 ✖「行きます」 〇「伺います」 「ご苦労様」や「了解」は、仕事でよく使われますが、本来は目上の人が目下の人に用いる言葉です。 使う相手を間違えないよう気をつけましょう。会話のテクニックを身につける
営業でお客様と話しをする際、会話の内容以外にも意識するポイントが4点あります。 【アイコンタクトを取る】 アイコンタクトは「会話をちゃんと聞いています」という意思表示です。 適切なアイコンタクトの時間は、ほんの2、3秒。 あまり見つめすぎると圧迫感を与えるので、軽く目を合わせるくらいが丁度良い長さです。 【一方的に話さない】 会話はキャッチボールが大事。 一方的に話し続けると相手は疲れてしまい、大事な話が上の空になります。 話したら聞く、聞いたら話す、その繰り返しが、良いコミュニケーションを築きます。 【相づちをする】 相づちは「話しを聞いています」「理解しています」というメッセージ。 相手に安心して話をしてもらい、会話を弾ませるための大切なコミュニケーションスキルです。 相づちが苦手な人は「さしすせそ」の法則を試してみましょう。 さ「さすがですね」 し「知らなかった」 す「すごいですね、すてきですね」 せ「センスがいい、絶対」 そ「そうなんですか、そうですね、それはすごい」 このテクニックを使うと自然に相手を褒めることができ、相手は「自分の話しを聞きたがっている」と感じます。 きちんと話しを聞いてくれる相手に対して、人は好感を持つものです。 相づちをうまく取り入れ、聞き上手になれば、会話の温度が上がり商談が進めやすくなります。 ▼あわせて読みたい 売れる営業マンの話し方のコツとは?上手いトークの構成を身に着けよう名刺交換はスマートに

メールは早めに返信、件名は明確に
メールでのやり取りは、アポイントや連絡、資料の送付など、ビジネスにおいて必要不可欠。 電話のように、かける側の都合で相手を拘束することがなく、必要な用件を端的に伝えることができるので便利です。 しかし、相手がいつ読むかわからなかったり、細かいニュアンスが上手く伝わず、トラブルになる場合があります。 上手に有効活用するために、以下3つのポイントをおさえておきましょう。 【返信は早めに】 お客様からのメールは、すぐに返信するのが鉄則。 返事に時間を要する内容の場合には理由を早めに伝え、返信が遅くなった場合には「遅くなり申し訳ございません」とお詫びの気持ちを伝えます。 【返信を過剰に催促しない】 お客様から返信が来ないと不安になりますが、過剰に催促するのはNGです。 「お忙しいところ恐縮ですが」と、やんわりお願いします。 その際「メールが届いていなかったかもしれませんが」とお客様が言い訳できるような隙を与えると、角が立ちません。 【件名は内容が一目でわかるように】 メールは、件名を見ただけで内容がわかるような工夫が必要です。 内容のわかりづらい件名にすると、重要度が低いとみなされたり、目的のメールを探すのに時間がかかってしまいます。 何の用件なのか、いつの話しなのか、どんな概要なのかを件名で簡潔に伝えることは、営業マンの腕の見せ所です。 【表現を曖昧にしない】 「そのうち」「できるだけ」「あの、その」と言った表現を多用することはトラブルの元です。 具体的な日程や時間を書き、具体的な固有名詞を使って、誤解を招かないよう、理解しやすい内容を心がけます。ビジネス電話は時間帯を考慮する

営業先への訪問マナー
営業先へは、約束した時間の10分前に到着し、5分前に受付するのが理想です。 初めて訪れる場所は、道に迷う可能性があるため、20分前を目安に向かいましょう。 心に余裕を残しておくため、ギリギリにならないような時間配分が大切です。 到着が遅れる場合は、メールではなく必ず電話で連絡を入れます。 メールはすぐに確認してもらえるかどうかわからないため、タイムラグがない連絡方法をとります。 受付に付いたら、自分の会社名と名前、約束したお客様の名前、約束の時間を伝えましょう。 コートを着ている場合には、受付する前か約束をしている相手に会う前に脱いでおきます。 会議室に通されたら、下座(入口に一番近い席)に向かいます。 通常、訪問先で営業マンは来客者として扱われるため、上座(入口から一番遠い席)に案内されますが、すすめられる前に自分から座るのはNGです。 お客様が入室したら、すぐに席を立って挨拶をし、初対面の場合には名刺交換をします。 退室の際は、訪問した側から「本日はお忙しいところありがとうございました」と切り出し、帰る際には受付に軽い会釈や挨拶をすると、良い印象を残すことができます。オンライン商談のマナー

まとめ:営業力アップにはビジネスマナーが欠かせない
ビジネスマナーは、相手を尊重し、思いやる心を表したもの。 お客様に安心感や信頼感を与え、コミュニケーションをスムーズにするための潤滑油です。 営業ではトーク力やプレゼン力を重視しがちですが、ビジネスマナーを身につけることなしに、営業力を上げることはできません。 最初は覚えることがたくさんあって大変に思うかもしれませんが、できるだけ良い印象を持ってもらえるように心がけ、経験を積み重ねることで自然に身についていきます。 お客様と良い関係を築き、売上アップにつなげるため、この記事を参考に日々実践していきましょう。 ▼あわせて読みたい 営業マンは会社の「顔」容姿の悪い人は営業に不利? 必見!営業マンの便利グッズおすすめ20選 営業リストの選び方や注意点解説!無料テンプレートのおすすめ6選! 営業リストで業績アップ!メリットや効率的な作り方、管理方法をまとめて解説します!
無料で使える企業検索サービス
