風野ミユ
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「営業リストを作りたいけれど、費用をかけたくない」「無料で営業リストを作成できないだろうか」とお悩みではありませんか。リストは専門の業者から購入して利用することもできますが、リストの準備に十分な予算を投入できる企業ばかりではないでしょう。
そこで今回は、営業リストを無料で作成する方法や注意点、リスト作成の負担を軽減できる無料のツールなどをご紹介します。
営業活動の効率化につながりますので、ぜひ参考にしてみてください。


目次
営業リストを作成する3つのメリット
まずは、営業リストを作成して活用することでどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。 主なメリットは次の3つです。- ①効率的に営業活動ができる ②バッティングを防げる ③他部署に共有ができる
①効率的に営業活動ができる
営業リストには、見込み顧客の電話番号やメールアドレス、所在地、担当者名など、営業活動に必要なさまざまな情報がまとめられています。ターゲットとなる企業の情報を一覧で確認できるため、効率的に営業をかけることができるのが1つ目のメリットです。 企業の基本情報だけではなく、購買意欲の度合いや検討状況をリストに入力することで、営業活動のステップごとにリストを活用できます。リストを見れば、その時に必要なアクションが分かるため、効率よく営業活動が進められるでしょう。②バッティングを防げる
営業リストを作成すれば、営業活動のバッティングを避けられるというメリットもあります。リストなどで進捗管理をしていないと、ひとつの企業に対して複数の担当者が同時に営業アプローチをかけてしまうことも考えられるためです。 しかし営業リストで情報共有ができれば、それを見ることで各企業への活動状況が一目瞭然になるので、無駄な仕事を未然に防げるでしょう。③他部署に共有できる
営業リストを活用すれば、他部署への情報共有も簡単にできるようになります。 営業活動は、さまざまな部署が関わって進めるケースが多くあります。営業リストを適切に管理できていれば、そのデータを共有するだけで複数の部署の社員が現在の検討状況を把握でき、スムーズに業務を進められるでしょう。 確認作業などの手間を省くことができるのは、営業リストを活用する大きなメリットです。営業リストを作成するために必要な情報とは

- ・企業名 ・代表者名 ・所在地 ・担当者名 ・メールアドレス ・電話番号
- ・顧客の見込みランク ・営業の進捗状況
営業リスト作成におけるポイント
営業リストは、ただただ顧客となる企業の情報を記載すればよいものではありません。営業リストを作る際に確認しておきたいポイントは以下の2つです。 ①情報の鮮度を保つ ②質のよいリストを作成する それぞれの詳細について解説していきます。①情報の鮮度を保つ
営業リスト内の企業の情報は、正確であることが何よりも重要です。企業の情報は刻一刻と変化するため、こまめに情報を更新・管理する必要があるでしょう。 例えば、企業名や所在地が変更になるケースはよくあります。さらには倒産してしまうこともあります。データを更新しておらず、企業名を誤ってしまった場合には、相手に与える第一印象が悪くなってしまうかもしれません。 営業リストの情報は常に鮮度を保てるよう管理することが欠かせないのです。②質のよいリストを作成する
商談を成功させるには、営業リストの質が高いことも重要なポイントです。この場合の「質」とは、見込み顧客としての質を指します。 リストの件数は多いに越したことはありませんが、購入の見込みが高い顧客の情報がまとめられているリストであればあるほど、リストの質は高いといえます。 やみくもにリストの件数を増やすだけでなく、見込み顧客になるかどうかという点も意識することが大切です。営業リストを無料かつ自力で作成する方法

- ・名刺から営業リストを作成する ・検索エンジンから営業リストを作成する
名刺から営業リストを作成する
名刺交換で手に入れた名刺を活用すれば、費用をかけることなく無料で営業リストを作成できます。すでにある情報から営業リストを作れるため、情報収集の労力をかけずに行えます。 名刺を持っているということは、基本的には相手も自社従業員の名刺を持っているはずです。完全に初対面で営業をかけるのとは違って、多少有利に営業を進められるというメリットがあります。検索エンジンから営業リストを作成する
営業リストを無料で作成する場合、今の時代はインターネットで検索をする方法が主流です。インターネットと言っても、検索するサイトはさまざまです。例えば、下記のようなものが挙げられます。- ・企業のホームページ ・求人サイト ・SNS(Twitter、Instagram、Facebookなど)
無料かつ自分で営業リストを作るときの注意点
営業リストは費用をかけず自分で作成することもできますが、注意したい点があるのも事実です。営業リストを無料で自作する際の注意点は次の3つです。- ・手間がかかる ・複数人で作業しにくい ・更新作業が必要
営業リストの準備には無料ツールの活用がカギ!

リストを作成するツールの選び方
無料・有料問わず、リストを作成できるサービスはいくつかあります。そのため、どんなツールを選んだらよいのか悩んでしまう場合もあるでしょう。リスト作成ツールの選び方のポイントをご紹介します。- ・利用できる範囲を確認する ・企業件数を確認する ・情報更新頻度を確認する
利用できる範囲を確認する
リスト作成ツールを選ぶ際は、利用できる内容を確認しましょう。 例えば、無料でリストを作成できるといっても、すべてのサービスを無料で利用できるとは限りません。無料の場合だと、ダウンロードできるリストの件数に制限があることも多いのです。 また料金が発生する場合も、プランによって利用できる範囲に制限が設けられていることもあります。実際にツールの利用を開始する前に、サービスの範囲を確認するようにしましょう。企業件数を確認する
サービスを選ぶ際は、取り扱いのある企業の件数を確認してみてください。サービスによって、提供する企業の数が異なることがあります。 言うまでもありませんが、取り扱う企業の件数は、多ければ多いほど営業の可能性が広がるでしょう。 企業のリストを提供している件数を見て、サービスを検討してみてください。情報更新頻度を確認する
サービスを選ぶ際は、企業情報の更新頻度も確認も必要です。 ダウンロードできるリストの件数が多く、取り扱う企業数が多くても、リストの情報が古くては意味がありません。無料のサービスであっても、データの更新を随時行っていれば、常に新鮮なリストを手に入れることができます。 データの更新をどれくらいで行っているかも、サービスの利用前にチェックしてみてください。営業リストを作成できるおすすめ無料ツール3選
無料でリストの作成をできるツールを3つご紹介します。- ・BIZMAPS(ビズマップ) ・Musubu(ムスブ) ・LisToss(リストス)
BIZMAPS(ビズマップ)
「BIZMAPS」は、株式会社アイドマ・ホールディングスが運営する、無料のリスト提供サービスです。閲覧できる企業情報は170万社以上にものぼります。 掲載されている企業情報は月に100件まで無料でダウンロードでき、それ以降は1件30円〜という料金で追加購入することも可能です。目的に応じて選べる定額プランもあり、1件あたり4.98円〜という非常にリーズナブルな価格で購入できます。 定額プランは1カ月のダウンロード数を1000件・5000件の2つから選択可能。自社のボリュームに合わせてコストを抑えつつ精度の高い営業リストが作成できるのも魅力です。 また、「リストプラス」を利用すれば、ハウスリストに不足している企業のみを追加できます。自社の検索軸に近い企業をピックアップしてもらえるので、効率よくリストが充実するでしょう。 リスト項目には導入製品や展示会出展履歴などもあり、BIZMAPS独自のデータベースを利用しているため、検索条件の設定次第で受注確度も高まります。 BIZMAPSの企業情報は、全国の約3,200人のリサーチャーが企業データの更新作業をしているので、常に鮮度の高い情報が提供されています。 さらには独自のオリジナルタグが豊富で、中にはユニークなキーワードのタグもあり、新しい視点で営業先を見つける手助けをしてくれるでしょう。Musubu(ムスブ)
「Musubu」は、Baseconnect株式会社の運営するサービスです。登録から1カ月は、30件の企業情報が無料でダウンロードできます。ツールはシンプルな作りになっており、直感的な検索が可能です。 企業検索には、地域や事業内容などの基本的なしぼりこみのほかに、フリーワード検索や除外検索の機能もあります。基本的な企業情報はもちろん、関連記事や類似企業などのデータがダウンロードできるのもポイントです。 企業情報の更新は、独自の基準で優先順位を決め、随時更新しています。またデータの追加購入をする場合は、月単位あるいは年単位での契約になります。 →詳細はこちらからLisToss(リストス)
「LisToss」は、株式会社FTJが運営する営業リスト作成ツールです。160万件の企業情報を無制限でダウンロードできるのがメリットです。 営業リストの作成からダウンロードまでを全てWebで完結できるため、効率アップに貢献してくれるでしょう。業種や地域を絞って詳細検索が可能で、求めている企業情報を探しやすい工夫がされています。 テレアポリスト・営業リストとしてだけでなく、ダイレクトメールやフォームマーケティングなど、さまざまな用途で利用できます。 →詳細はこちらから営業リストを作成できる有料ツール3選
無料のツールでも十分に役立ちますが、営業リスト作成にコストをかけられる場合は、有料ツールを選択肢に入れるのも良いでしょう。無料ツールにはないメリットを得られます。ここでは、次の3つをご紹介します。 ・Hirameki 7 ・SPEEDA(スピーダ) ・ListA(リスタ)Hirameki 7
「Hirameki 7」は、トライベック株式会社が提供する業務効率化や経営改善といった様々な課題を解決できるプラットフォームです。「Hirameki 7」の営業リスト作成機能は、初期費用0円で、比較的ローコストでダウンロードできる点が特徴になります。アカウントは即日発効されるため、即日利用も可能です。 企業データは企業のコーポレートサイトから収集しており、データが重複するのを避けられます。またWebサイト作成やメール配信機能も利用できるため、営業・マーケティングをワンツールで完結することができることも特徴です。 →詳細はこちらからSPEEDA(スピーダ)
「SPEEDA」は、株式会社ユーザーベースが運営する企業情報プラットフォームで、国内企業だけでなく海外企業のデータも多く保有しているのが特徴です。世界200ヶ国をカバーし、保有している企業データは国内と海外をあわせて580万社にものぼります。 リスト項目は企業の基本情報だけでなく、経営指標や株価、財務数値といった数字も掲載されており、業種間での売上分析や比較がスムーズに実施できます。 さらにデータのダウンロード形式もさまざまです。そのままWeb上で編集できたりパワーポイントやPDFでダウンロードできたりするため、使い勝手がいいサービスといえるでしょう。 →詳細はこちらからListA(リスタ)
「ListA」は、エコノス株式会社が運営する営業リスト作成サービスです。月額10,000円と他社サービスに比べると少々高額にはなりますが、Web上に掲載されている1,000万件を超える企業情報を抽出できます。 さらには特定のポータルサイトに掲載されている企業や採用活動を実施している企業など、さまざまな情報源から抽出可能なので、自社に合ったターゲティングが実施できるでしょう。 営業リストをはじめて作成する方向けにサポートダイヤルやメール、FAX窓口が設置されているため、安心して利用できる点もポイントです。 →詳細はこちらから
無料の営業リスト作成ツールを活用しよう!
営業リストを作成するメリットや作成方法のほか、リストをダウンロードできるツールの選び方とおすすめのサービスをご紹介しました。 営業リストは営業活動には欠かせないツールですが、購入にはまとまった費用がかかるのが実情です。しかし実際に購入してみなければリストの中身がどのようなものかも分からないために、安易にお金をかけられないという企業もあるでしょう。 そんなときには、まず無料のサービスを利用して企業情報をダウンロードし、営業リストを作成するのがおすすめです。 ツールに価値を見いだせれば、追加でデータを購入する方法もあります。今回ご紹介したツールで比較検討しながら、営業をさらに効率的に進められるサービスを選びましょう。 なお無料で営業リストを作成できるBIZMAPSでは、好きなターゲットリストを用意し、手紙・電話・Eメールなど色々な手法でアプローチを代行するサービスや、営業のテストマーケティングを支援するサービスも提供しています。ぜひ無料会員登録を行い、詳細内容をご覧ください。 ▼その他の営業リストに関する記事はこちらをご覧ください! 営業リストを効率よく作成する方法とは?おすすめツール3選!【コストも徹底比較】 営業リストの作り方を紹介!成果に直結するリストを効率的に作成・管理! 営業リストを無料で作成する方法は?無料で使える作成ツール2つもご紹介 営業リストで新規開拓の成果が変わる?営業効率をアップさせるリストの作成方法とおすすめサービス 営業リストの無料テンプレートおすすめ5選!選び方や注意点も紹介 営業リストで業績アップ!メリットや効率的な作り方、管理方法をまとめて解説します!無料で使える企業検索サービス
