風野ミユ 0 Comments
営業職にストレスはつきもの?7大原因と解消法・対処法をご紹介! 営業職は多くの人と付き合いをしなければならず相手から断られることも多いため、ストレスを感じやすい仕事だとされています。しかし、考え方のコツを知ることで営業の仕事のストレスを軽減させられます。 営業マンが抱えるストレスの原因や対処法、ストレスと上手く付き合って営業をするコツなどをご紹介します。

営業マンが抱えるストレスの7大原因

営業職にストレスはつきもの?7大原因と解消法・対処法をご紹介! 営業マンが抱えてしまうストレスには、主に次の7つの原因が関係しています。 ・ノルマへのプレッシャー ・顧客との人間関係 ・上司との人間関係 ・クレーム対応 ・労働環境への不満 ・自社商品に自信がない ・キャリアパスへの不安 営業の仕事ならではのストレス原因を1つずつご紹介します。

1.ノルマへのプレッシャー

ノルマが課されている場合は、営業マンが感じる精神的負担が大きくなりがちです。1つ1つの商談を大切にしなければならないと分かってはいても、どうしてもノルマが気になり営業活動に集中できない可能性があります。 月末や年度末などノルマの達成度が測られる時には、意識せずとも大きなストレスにさらされている営業マンも多いでしょう。

2.顧客との人間関係

営業マンは顧客との相性が悪いからといって付き合いをやめることは不可能です。自分が苦手だと感じる相手であっても、関係を続けなければいけない点では、営業マンが抱えるストレスが大きくなるのも否定できません。 顧客の中には自分がお金を支払っているお客だからという理由で、無理難題を投げかけてくるケースもあるでしょう。大切にしなければならない顧客であっても、付き合い方によっては営業マンの精神状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

3.上司との人間関係

上司と馬が合わない場合にも、営業マンはストレスを抱えやすくなります。ノルマの達成に向けて努力してもなかなか成果が出ない時に、上司からも圧迫されてしまっては心が休まる時がありません。 先輩として後輩にタメになるアドバイスをくれるような上司が理想ですが、そんな上司に出会えるかは運次第です。職場での人間関係の悩みは、精力的な営業活動を妨げる原因となりかねません。

4.クレーム対応

自社の失敗によるクレームには真摯に対応する必要があります。もちろん自分たちが悪いとは分かっていても、責め続けられることにストレスを感じてしまうのは致し方ないでしょう。 一方で理不尽な理由でクレームが発生する場合は、対応する営業マンのストレスも大きくなってしまいがちです。理不尽なクレームへの対応は、営業マン個人が対応するよりも会社が一丸となって方針を決定するのがよいでしょう。

5.労働環境への不満

営業は顧客の都合に合わせて商談時間を決定したり、サポートをしたりする必要があります。そのため、自分で仕事時間をコントロールするのが難しい仕事だといえるでしょう。 十分なプライベート時間が確保できない場合は、心身共に疲労し強いストレスを感じてしまう可能性もあります。また、労働に対して満足できるだけの報酬が得られないケースも、営業マンが不満を抱えやすくなるでしょう。

6.自社商品に自信がない

意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、営業マンと自社商品の相性もストレスなく営業活動を行うには大切なポイントです。もし、営業マン自身が商材に対して魅力を感じられない場合は、自信をもって顧客に提案ができません。 相手を納得させるプレゼンテーションには、営業マンが商材の良さを誰よりも分かっている必要があるからです。自社商品に疑いをもっている状況では、営業活動に支障が出てしまうのも仕方ないでしょう。

7.キャリアパスへの不安

営業はコミュニケーション能力や分析力、提案力が必要な仕事でやりがいも大きいです。しかし、外回りや接待があるなど体力的にも精神的にも負担が大きい仕事だともいえます。 そのため、自分がこのままずっと営業の仕事を続けられるのか、営業のスキルを活かして次の仕事を探したほうがよいのか、悩んでしまう営業マンもいるでしょう。明確なキャリアパスが描けない場合は、将来に不安を感じストレスを感じてしまう可能性もあります。 形ある商材ではなく解決策を提案する、ソリューション営業の辛さを解説した記事も参考にしてみてください。 ソリューション営業がきつい理由は?やりがいや業界別特徴をご紹介

ストレスを感じてしまいやすい営業マンの特徴

営業の仕事にストレスを感じてしまう人の中には、次のような特徴をもっているケースが多いようです。 ・完璧主義 ・落ち込みやすい ・計画性がない ・コミュニケーション能力が乏しい ストレス耐性がない営業マンの特徴も確認しておきましょう。営業に向いていない人の特徴をより詳しく解説している記事はこちらです。 営業に向いていない人の特徴とは?チェックポイントや対処法を解説

完璧主義

全ての仕事を完璧にこなしたいと考えてしまう場合は、営業の仕事に精神的ストレスを感じてしまう傾向があります。営業活動は相手あってのものであり、自分の思い通りに毎回商談が進むわけではありません。 完璧主義の営業マンは、思い描いたように成約が決まらなかったり、手ごたえが感じられなかったりすると落ち込んでしまうかもしれません。少しミスや至らない点があったとしても、最終的に成約を勝ち取れればOKと思える潔さも大切です。

落ち込みやすい

落ち込みやすく、失敗を引きずってしまうタイプの営業マンもストレスには注意が必要でしょう。営業活動において相手にあしらわれたり、ピシャリと断られたりするのはよくあることです。 1つ1つを深刻に捉えてしまい落ち込みやすいと、心労が大きくなってしまいます。上手くいかなかった経験も成長の過程だと捉えて、前向きに気持ちを切り替えられるようにしましょう。

計画性がない

営業活動は決められたレールに沿って行うというよりは、相手の購買意欲の高まりや検討状況によって効果的な営業手法を選択する必要があります。そのため、営業マン個人が自分の裁量で仕事を進める場面も多いはずです。 計画性をもって仕事を進められないと、タスクばかりが積み重なってしまい、なかなか結果にもつながらないでしょう。そんな自分にも自信が持てず、ストレスがたまる原因となってしまうのです。

コミュニケーション能力が乏しい

営業マンにとって、コミュニケーション能力は必須だと言っても過言ではないでしょう。対人関係スキルに自信がないと、仕事自体がストレスだと感じてしまう可能性が高まります。 営業の仕事は最終的には商材を購入してもらい会社の利益を上げることです。しかし、実際には利益ばかりを追い求めていては、なかなか営業成績も向上しません。 反対にトーク力がずば抜けていなくても、相手の立場に立って丁寧に物事を進められるのは大きな長所です。コミュニケーションを大切にし、顧客に喜んでもらえる提案ができる営業マンこそが、営業の仕事にやりがいを感じられるでしょう。

営業マンのストレス解消法・対処法

営業職にストレスはつきもの?7大原因と解消法・対処法をご紹介! 営業の仕事に多かれ少なかれストレスを感じるのは珍しいことではありません。仕事が上手く運ばずストレスがたまってしまった時には、以下の解消法・対処法を試してみてください。 ・上司や同僚に相談する ・業務への取り組み方を見直す ・商材を研究してみる ・自分の強みを探す ・ノルマ以外に注目する ・プライベートは仕事を忘れて過ごす

上司や同僚に相談する

営業で抱えてしまったストレスは、同じフィールドに立っている1番の理解者を見つけて相談するのも手です。特に同じ会社に勤める上司や同僚であれば、より親身になってあなたの大変さを理解しようとしてくれるでしょう。 営業マンであれば誰しも悩んだり、スランプに陥ってしまったりすることもあります。同じ立場の営業マンに話を聞いてもらうことで、思わぬ所から解決策を見つけられるかもしれません。

業務への取り組み方を見直す

営業の仕事にストレスを感じるからといって、惰性的に仕事をしてしまうと悪循環にはまってしまう可能性があります。どうしてもストレスが解消できない場合には、1度立ち止まってストレスの原因を明らかにしてみましょう。 ストレスの元が分かったら、少しでも現状を変えるために、自分の業務への取り組み方を見直してみるのがおすすめです。 ダラダラと時間を気にせず作業時間が長引いてしまっている場合はタイムテーブルを作る、成績が伸び悩んでいる場合は顧客へのアプローチ方法を変えてみるなど、原因に合った対処法が見つかるはずです。

商材を研究してみる

商材にマイナスな印象を持ってしまっているのが原因で営業が上手くいかない場合は、まずとことん商材を研究してみましょう。企画者や製造者、技術者などその商品やサービスの誕生に関わっている人達の話を聞いてみるのも良い機会になり得ます。 あなたが勝手に思い込んでいただけで、実は魅力的な部分が多く隠されている商材かもしれません。営業マンが商品やサービスに詳しくなり、愛着を持てるようになるほど営業活動にはプラスに働きます。

自分の強みを探す

自分を見つめなおし、他の誰にも負けない強みを探すのもストレスの対処法として有効です。 人間誰しも完璧な人はいません。大きな成果を上げている営業マンでも、長所と短所を持っているのが当たり前だからです。 自分の長所をしっかりと理解し、営業活動に上手く活かせているかどうかがポイントです。ストレスに負けず営業活動を続けるためにも、自分の性格や営業に対する思いを整理してみるとよいでしょう。

ノルマ以外に注目する

ノルマが重くのしかかっている場合は、どうしても目先の成功だけにこだわってしまいがちです。ノルマのストレスが苦しい時には、あえて営業成績以外の所に注目してみましょう。 例えば、直接的に営業成績には関係のない既存顧客のフォローや問題点のヒアリングなども、営業マンの大事な仕事です。今ある顧客との関係性を大切にすることで、思わぬ案件を紹介してもらえる可能性もあるかもしれません。 ノルマの負担が大きい新規開拓営業の大変さは、こちらの記事でも確認できます。 法人営業の新規開拓はなぜ大変?効率的に進めるためのコツを紹介!

プライベートは仕事を忘れて過ごす

営業マンは顧客第一で動く必要があるため、どうしても休みの日に出勤しなくてはならないケースもあるでしょう。しかし、ストレスと上手く付き合うためには、できるだけ仕事から離れたプライベート時間を確保する必要があります。 個人的に休みを取る場合にも、取引先に報告をしておき代理の営業マンに引継ぎをしておくなど、事前に準備を整えておくことでプライベート時間を邪魔されずに済むでしょう。

ストレスを感じずに営業するコツ

営業職にストレスはつきもの?7大原因と解消法・対処法をご紹介! いくら営業の仕事がストレスを感じやすいとしても、できるだけ精神的負担を抱えずに業務を遂行できるのが理想です。ここからは、ストレスを感じずに営業をこなすためのポイントを4つご紹介します。 ・自分なりの目標を掲げる ・失敗を引きずらない ・営業は断られるのが当たり前だと知る ・相手の立場に立って対応する

自分なりの目標を掲げる

最終的な成約を目標に掲げていると、達成までの道のりが遠くなり、精神的な負担が大きくなってしまいます。自分なりの目標を決めて営業活動を行えば、大きなストレスを感じることなく、営業成績を上げることにもつながるでしょう。 例えば、新規開拓の場合は商品説明を聞いてもらえた見込み客の中から、30%以上の見込み客にオンラインセミナーに参加してもらうなどの目標です。着実にこなせそうな目標を設定することで、立ち止まらず営業活動を続けられます。

失敗を引きずらない

必要以上に失敗を引きずらずに次へと気持ちを切り替えるのが、ストレス耐性のある営業マンの特徴です。 営業で失敗をしてしまった場合は、関係者への謝罪や迅速な処置が求められます。不手際から起きてしまった失敗の原因を追求し、次に同じことを繰り返さないように気を付ける姿勢が大切です。 自分なりの気分転換方法を見つけておくと、いざという時に役立つでしょう。

営業は断られるのが当たり前だと知る

断られる度にダメージを受けていては、営業として仕事をこなせないでしょう。営業の仕事において、断れることは当たり前だと認識できているかどうかは大切なポイントです。 提案が断られるというのは、あなたの人柄や商品、会社が否定されたわけではありません。ただ相手の求める商品やタイミングに合わなかっただけだと考えられる、心の余裕が必要です。

相手の立場に立って対応する

商品やサービスの質はもちろん、営業マンの人柄が見込まれて成約が決まるというのは珍しくありません。ストレスを感じずに営業するには、まず相手の立場に立って現状を見まわしてから提案やフォローをすることです。 無理難題に思える要求にも、相手の真意が隠されていることに気付けるかもしれません。顧客の言いなりになる必要がありませんが、良好な関係を築くためには必要な考え方です。

営業職のストレスが限界なら何かを変えよう

ご紹介した対処法はすでに試しているけど、どうしても営業の仕事にストレスを感じてしまうという方もいらっしゃるでしょう。そんな場合は、現状の何かを変えてみるのをおすすめします。 ・営業スタイルを変える ・職種を変える ・会社を変える 3つの内の何を変えるべきかは、ストレスの原因によっても異なります。それぞれチェックしてみましょう。

営業スタイルを変える

テレアポや飛び込み営業など、その営業スタイル自体と相性が悪いと感じている場合は、違う営業手法が取れる仕事を探してみましょう。同じ法人営業であっても、新規開拓営業とルート営業では営業マンの仕事内容も大きく異なります。 新しい人と関係を築くのが苦手、断りの言葉を聞くのがストレスなどはっきりと原因が分かっている場合は、異なった営業スタイルが求められる部署や会社への移動・転職を検討してみてください。

会社を変える

営業の仕事自体は好きだけど、顧客や上司との人間関係に悩んでいたり、商材にどうしても興味が持てなかったりする場合は、他企業の営業職への転職がおすすめです。 営業の仕事は高いスキルが求められる仕事であるため、経験者であれば次の仕事を見つけるのは難しくないはずです。ストレス対処法を試しても改善が見込めない場合は、思い切った転職でまた営業の仕事を楽しめるようになるかもしれません。

職種を変える

どんな手を使っても営業の仕事にストレスを感じてしまう場合は、そもそも営業職への適正がない可能性があります。営業職との相性が悪いと感じているなら、部署移動や転職で職種転換をしてみましょう。 営業で培ったコミュニケーションスキルやタスク処理能力、提案能力は次のポジションでも十分に重宝される能力です。

営業のスキルが活かせる転職先

営業の仕事をこなすには、コミュニケーション能力や分析力、プレゼンテーション能力、計画力などが必要です。営業マンとしてのスキルを活かして働ける仕事を3つご紹介します。 ・事務職 ・マーケティング職 ・カスタマーサービス

1.事務職

事務職は営業職と比べて社外関係者との接触も少なく、黙々と仕事を進めたい人にはおすすめの仕事です。特に営業事務などの場合は、営業マンの考えを先読みしたサポートができるため喜ばれるでしょう。 営業の仕事は事務職員の仕事ぶりに支えられている部分も大きいのが事実です。営業経験者であれば、営業マンの気持ちが分かる事務員として重宝されるでしょう。

2.マーケティング職

営業マンからの転職には、マーケティング職もおすすめです。実際に商品を購入する顧客と間近で接してきた営業マンは、顧客が商品購入にあたってどんな部分に注目し、どんなニーズを持っているかを良く知っています。 商品の企画やプロモーションのアイデア’を出す際にも、営業で培ってきた経験が活かされるでしょう。

3.カスタマーサービス

最後にご紹介するのが、顧客に近い存在として営業職と共通点のあるカスタマーサービスです。カスタマーサービスは、顧客に商品の使い方指導や問い合わせへの回答などのフォローアップがメインです。 商品をすすめる必要がないため、精神的な負担を軽減できるでしょう。ただし、カスタマーサービスにはクレームが入ることも多く、電話やメールなど非対面の場でも相手を落ち着かせながら対応できるコミュニケーション能力が求められます。

営業マンはストレスと上手く付き合って成果を出そう!

営業の仕事は求められるスキルも多く、ストレスを感じてしまう営業マンが多いのも無理はないでしょう。自分の抱えているストレスの原因を正しく把握し、効果的な解決策を実践することが大切です。 ストレスをできるだけ感じずに営業活動を行うために、ご紹介したポイントを参考にしながら自分なりのやり方を見つけてみてください。 無料で営業リストを作成できるBIZMAPSでは、好きなターゲットリストを用意し、手紙・電話・Eメールなど色々な手法でアプローチを代行するサービスや、営業のテストマーケティングを支援するサービスも提供しています。 ぜひ無料会員登録を行い、法人営業活動に活用してみてください。 BIZMAPSでは、営業マンのタメになる情報を多く掲載しています。気になる記事をチェックしてみてください。 【法人営業スキルアップ特集】必須3大スキルを磨く方法を徹底解説! 営業ロープレとは?効果的に行うコツや注意すべきポイントを解説 営業マンはサボりがち?サボってしまう心理や原因、対処法を解説

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