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管理職やマネジャーと呼ばれる役職者に求められるマネジメント能力。自分自身の成果を上げることだけではなく、部下やチーム全体の組織力を底上げする能力が重要ですよね。組織で仕事をするために、目標設定・進捗管理・効果測定をしたり、チーム内の人間関係に気を配ったりと、マネジャーの業務は多岐に渡ります。
本記事では、管理職・マネジャーのみなさんに向けて、おすすめのマネジメント本18選を一覧にしてご紹介します!これから管理職を目指す方にも、ベテラン管理職の方にも役立つ情報になっていますので是非、最後までチェックしてみてください!
マネジメントとは?

マネジメントとは、組織全体が成果を上げ、目標を達成するための成功の仕組み・機能を指します。また、企業によっては社員の成績や売上、企業全体の利益などを考える「管理職」のことを「マネジメント職」と呼ぶこともありますよね。
マネジメントでは、自分自身の個人的な目標設定とともに、部署・企業全体の目標設定やその進捗管理、人材育成といった部分も重要なポイント。マネジメントを成功させるためにはこれらのポイントを把握・管理し、「人を動かす」という点を意識するのが大切です。
マネジメント本を選ぶポイント

マネジメントに関連する本は多く出版されています。基礎的な内容に絞って解説している本や、マネジメントの中でも特定のキーワードを中心に解説している本など、内容は様々です。
本記事をご覧の管理職、マネジャーのみなさんの中には「マネジメント初心者に合う本がどれか分からない」「管理職として長く勤めているが、最新のマネジメントについて学び直したい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
数あるマネジメント本の中から、ご自身のレベルや目的に合った本を見つけるための、マネジメント本の選び方を解説しますので、参考にしてみてください!
ご自身のマネジメントレベルに合わせて選ぶ
まずは、現在のご自身のマネジメントのレベルに合わせて選んでみましょう。管理職・マネジャー職になったばかりの方でしたら、初心者向けの基本的な内容を網羅した本が良いですよね。イラストや図表が多く使用された分かりやすい内容の本もおすすめ。まずはマネジメントの全体像を把握できる、教科書のような本を選ぶと良いでしょう。
反対にベテラン管理職の方でしたら、より複雑で高度なマネジメントについて書かれた本がおすすめです。ご自分が知りたい内容や、新しいマネジメント手法にフォーカスした本など、興味のある内容を深く掘り下げて学べる本を選ぶと良いでしょう。
マネジメントのテーマに合わせて選ぶ
前述の通りマネジメント業務の中には、目標設定や人材育成、進捗管理や効果測定など、様々なテーマが存在しますよね。ご自身のマネジメント業務の中で、「今後は人材育成に注力したい」「進捗管理に課題がある」など、目標や課題が明確なケースでは、そのテーマに合ったマネジメント本を読んでみましょう。
マネジメントの基本知識を網羅するような本では解説しきれないような、細かな内容についても深く掘り下げて解説している本もあります。また、マネジメント手法は日々進化していきますので、最新の手法やツール、考え方などについて学べるマネジメント本もおすすめです!
まずは定番・名著を選ぶ
マネジメント初心者からベテランまで、まずは定番・名著と言われる本を読んでみるのも良いかもしれません。定番・名著と呼ばれる本では、マネジメントの概念や全体像について体系的に学べるものも多いですよね。多くの管理職に読まれてきた本には、それなりの理由があるものです。
時代の流れによってマネジメントの手法や流行は移り変わりますが、何度でも読み返したい定番・名著をチェックしておくと良いでしょう。
初心者におすすめ|マネジメント本
マネジメント初心者の方におすすめの本をご紹介します。
マネジメント初心者の場合には、マネジメントの基礎を中心に、分かりやすく書かれている本を選ぶようにしましょう。また、イラストや図表を使用して、マネジメントの全体像をイメージできるような仕組みになっている本もおすすめ。
管理職を目指すみなさん、マネジメント初心者のみなさんは、マネジメントの基礎を体系的に学べる本を読んでみてください!
【超解】プロジェクトマネジメントで結果を出す本

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プロジェクトのマネジメントを任されたときに、まず読むのにおすすめの1冊です。管理職を目指す方や初心者の方は、まずはプロジェクトのマネジメントを任されるケースも多いのではないでしょうか。
「そもそもプロジェクトとは何か」という基本的な解説から、「何から手を付ければ良いか分からない」「今のところ大きな失敗はないが、スムーズに進行しているとも言えない」といったお悩みの解決案まで、プロジェクトマネジメントについて網羅的に書かれています。
図解 人材マネジメント 入門 人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ

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組織を成長させるためのマネジメント理論を詳しく解説した1冊。Q&Aや図解で初心者にも分かりやすく、タイトルの通り入門書としておすすめです。
また、有名企業のマネジメント実例があるので、マネジメントの理論とその結果を同時にイメージしやすいのも特徴です。さらに「100のツボ」を章ごとに詳しく解説していますので、ご自身のマネジメントにおいて課題となる部分や興味のある部分だけをつまみ食いして学ぶこともできますよ。
図解 これ以上やさしく書けない プロジェクトマネジメントのトリセツ

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タイトルの通り、プロジェクトマネジメントのトリセツ、入門書としておすすめの1冊。カリスマ経営コンサルタントとも言われている著者、西村 克己氏によると、「知識ではなく、実際の現場での使い方を書きたかった」ということで、具体的な施策やツールの解説が中心となっています。
また、具体例を提示したり、ストーリー・講義形式で書かれていたりと、マネジメント初心者の方でも理解しやすいのではないでしょうか。
「まず、何から手を付ければ良いか分からない」「やりながら考えていくつもりが、大量の修正業務に追われる結果になった」「何が分からないかも分からない」というような方にも役立つ情報になっていますので是非、読んでみてください!
無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論

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ビジネスにおけるマネジメント理論について、学問的な裏付けがあるとして論理的に解説している1冊。マネジメントの根幹をクイズ形式で学べるので、マネジメント初心者の方にはおすすめです。本書では18人のマネジメントの巨匠とそのマネジメント理論が紹介されています。
管理職を目指す方、マネジメント初心者の方、初めて後輩ができた方は是非、読んでみてください!
ビジネス教養 マネジメント (サクッとわかる ビジネス教養)

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マネジメントとは、仕事に関するあらゆるものを「いい感じ」にするものである、と定義して、イラストを図解で分かりやすく解説しています。
「マネジメントとはどのようなことを指すのか」「マネジメントの全体像をイメージしたい」とお考えのマネジメント初心者のみなさんにおすすめの1冊。具体的な施策や実例よりも、マネジメント全体の基本や方法論を解説していますので、マネジメントを学ぶための最初の1冊として読んでみてください!
中・上級者におすすめ|マネジメント本
すでにマネジメント経験のあるベテラン管理職の方におすすめのマネジメント本をご紹介します。
ベテラン管理職の方には、マネジメントにおける特定のテーマにフォーカスした内容の本や、複雑な応用理論について解説した本などがおすすめです。また、近年の労働環境の多様化に関連した、人材育成について書かれた本もご紹介します。
「マネジメント経験はあるが、最近話題の手法について詳しく知りたい」「若い社員との接し方や育成について学び直したい」などとお考えの方は是非、以下でご紹介するマネジメント本を参考にしてみてください!
最高の結果を出すKPIマネジメント

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マネジメントにおける業務の進捗管理や、パフォーマンスの計測のために使用されるKPIという数値。このKPIを中心にマネジメントについて解説している1冊です。実践的な内容が豊富ですので、すぐにご自身のマネジメント業務に活かすことができるのではないでしょうか。
単にKPI理論を知識として学ぶだけではなく、KPIマネジメントの実践のコツや具体的なKPI事例について解説しているので、マネジメント中・上級者のみなさんにおすすめです!
リーダーの仮面 ーー 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法

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初めて部下を持った、いわゆる中間管理職のみなさんにおすすめの1冊です。若いマネジャーの多くが、「現場のいちプレーヤーから、マネジャーへの切り替え」「人を動かすということ」などリーダーシップの面で悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな中間管理職、若いマネジャーのみなさんは是非、この本の内容を参考に「マネジメントにおけるリーダーシップとは何か」「プレーヤーからマネジャーに頭を切り替えるにはどうしたら良いか」などについて学んでみてください!
できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ

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マネジメントにおける管理職の頑張るポイントを分かりやすく解説している1冊です。
本記事をご覧のみなさんの中には、「マネジャーとして頑張っているのに、メンバーのやる気が向上しない」「部下に仕事を任せるのが得意ではない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。本書ではタイトルにもあるように、仕事の任せ方やリーダーの正しい頑張りどころなどを解説しているのでおすすめです。
チームワーキング ケースとデータで学ぶ「最強チーム」のつくり方

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チームワーキングに必要な3つの視点について解説し、マネジャーとしてチームを動かすスキルを身につけるのに役立つ1冊です。
「マネジャーになったものの、部下や上司を含めたチームを動かすのは難しい」「日本の会社の多くが、うまく回らなくなってきていると聞いたのでチームワーキングを学んでアップデートしたい」とお考えの管理職のみなさんにはおすすめです!
感情マネジメント 自分とチームの「気持ち」を知り最高の成果を生みだす

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ビジネスシーンでもマネジメントでは、目標設定や進捗管理、効果測定など、数値管理が重要なスキルとして考えられていますよね。しかし本書では、リーダーに必要なスキルの1つである感情や感情のコントロールにフォーカスして書かれています。
マネジャー自身の感情の他、チーム全体の感情マネジメントをすることで、パフォーマンス向上を目指す方法も解説しているのでおすすめです!
名著|マネジメント本
マネジメント初心者の方からベテラン管理職の方まで、マネジメントに関わる全ての人におすすめしたい、定番・名著をご紹介します。
マネジメントについて体系的に学べるだけではなく、ビジネスパーソンとしてのステップアップや経営に関わるポディションでの応用など、様々なシーンで役立つ情報もあります。
これから管理職を目指す方はもちろん、ベテラン管理職の方やビジネスパーソンとしてのスキルアップ・キャリアアップを狙うみなさんも是非、以下でご紹介する本の内容を参考にしてみてください!
マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

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マネジメントの生みの親とも言われているピーター・F・ドラッカー氏の著書。マネジメントの基本と原則を体系的に学べる本として、マネジメント初心者のみなさんにもおすすめです。
さらに、マネジメントにおいて重要な中長期的な戦略や、著者の実際の経験に基づく具体例なども書かれており、マネジメント中・上級者のみなさんにもおすすめできる内容となっています。何度も繰り返し読むことで、マネジメントの基本と原則、実践的なポイントが理解できるようになるでしょう。
ドラッカー 対人マネジメントの教え

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前項でご紹介した、ピーター・F・ドラッカー氏のマネジメント理論を、リモートワーク時代の対人マネジメントに応用して書かれた1冊です。これまで多くの日本人がドラッカー氏のマネジメントについて学びましたが、対人マネジメントについてはその本質を見誤るケースも多かったようです。
本書では、特に最近のリモートワークに対応した、対人マネジメントにフォーカスして、マネジャーではなく部下を中心にした、自己統制のマネジメントについて詳しく解説しているのでおすすめです。
なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか[新版]

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多くの企業や組織で、マネジャー・経営者として活躍し、さらには、政府の内閣官房参与まで務めた著者の田坂 広志氏によるマネジメント論。マネジャー自身や部下の成長、マネジャーが語るべき言葉とは何か、などのリーダー論を学べる1冊です。
マネジメントのみならず、企業の経営や戦略に関わるポジションでも役立つ内容になっています。ビジネスパーソンとして重要なことも学べる本ですので是非、読んでみてください!
人を動かす

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歴史的ベストセラー本とも言える1冊です。
現代日本でも数々の著名人が本書を読み、自己啓発の原点になったと語る、マネジメントの定番本であり、名著です。マネジメントの本質でもある、人を動かす力。人に好かれるという点との関連性にも触れながら詳しく解説しているのでおすすめです。
「マネジャーを目指しているが、人を動かすことに自信がない」「マネジメントの具体的な施策よりも、マネジャーとしての人間性について学びたい」とお考えのみなさんは是非、読んでみてください!
女性マネジャーにおすすめ|マネジメント本
女性マネジャーにおすすめのマネジメント本をご紹介します。
最近では、多くの企業で管理職として積極的に女性を起用していますよね。基本的にマネジメント業務は男性・女性の性差なく、適性において起用されるべきものです。しかし現代日本においては、まだまだ女性管理職は少数派であり、プロジェクトマネジメントや部下との人間関係などでお悩みの方も多いのではないでしょうか。
「女性管理職になったものの、男性部下とのコミュニケーションに悩んでいる」「女性だからこその視点を活かしてマネジメントできないものか」とお考えの方は是非、以下でご紹介するマネジメント本を参考にしてみてください!
働く女性!リーダーになったら読む本

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女性リーダーになるための心構えや、女性ならではの視点を活かしたマネジャーになるための方法について詳しく書かれてた1冊。著者の太田 彩子氏は、有名企業のトップセールスとして活躍した後、独立して女性教育を主軸とした人材育成会社の代表を務めています。
まさに女性リーダーである著者の言葉が、「女性リーダーになったものの、様々な面でうまくいかない」「もっと女性リーダーならではの活躍をしたい」といった女性マネジャーに寄り添う内容になっています。
これから管理職を目指す女性のみなさん、会社内で女性管理職のパイオニアとして頑張っていらっしゃるみなさんにはおすすめですので是非、読んでみてください!
女性管理職のためのしなやかマネジメント入門

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まだまだモデルの少ない女性管理職。男性管理職との協働や、部下を支援する能力など、女性ならではの能力を活かしたマネジメントについて詳しく解説しています。
「女性ならではの視点でマネジメントしたい」「男性管理職との協働でうまくプロジェクトを成功させたい」と感じていらっしゃる女性管理職のみなさんは是非、読んでみてください!
女性部下のマネジメントにおすすめ|マネジメント本
最後に、女性部下のマネジメントにおすすめの本をご紹介します。
最近では出産・育児や介護などの家庭の事情を抱えながらも、社会人として働く女性が増加していますよね。育児休暇や看護休暇の取得、時短勤務の適用など、企業も女性の働く環境整備に力を入れています。
「チーム内に時短勤務の女性社員がいるが、どう配慮したら良いか分からない」「ライフステージに変化があったとしても離職せずに活躍し続けてほしい」とお考えの方は是非、以下でご紹介する本を参考にしてみてください!
発想の転換で読み解く働く女性のやる気スイッチ 持てる力を120%引き出す並走型マネジメント

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働く女性が置かれた環境や、家庭と仕事を両立するための葛藤・本音を理解して「やる気スイッチ」を探すためのマネジメント本です。
「働く女性への配慮をしているつもりだが、あまり喜ばれない」「もっと能力を発揮して昇進できそうな女性社員がいるが、本人がそれを希望していないように見える」などとお感じの管理職のみなさんには是非、読んでみてください!働く女性のマネジメントについて、より深く理解できるでしょう。
期待している人が辞めずに育つ 女性部下マネジメントの教科書

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出産・育児、親や配偶者の介護など、ライフステージの変化によって働く環境に影響を受けやすい女性。最近では男性の育児休暇取得を推進する動きもありますが、年単位で休暇を取得したり、家庭と仕事との両立に悩むのは多くの場合、女性ですよね。
仕事への意欲が高く、能力も優れている女性社員も、ライフステージの変化によって離職せざるを得なかったり、キャリアアップへの戸惑いがあったりというケースも。優秀な女性部下を抱える管理職のみなさんは是非、本書の内容を参考にして意欲の高い人材を活かすためのマネジメントについて学んでみてください!
まとめ
ビジネスシーンにおけるマネジメントは、単に目標設定や進捗管理、効果測定といった数値管理だけをするのではありません。管理職・マネジャー・リーダーとしてチームをまとめ、組織としての業務完遂を先導する役割を担っているのです。
そのためには、数値管理などの実践的なノウハウを得るのとともに、部下を統率して動かす能力が重要なのです。
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