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起業をしてご自身で会社を経営している方や、企業にお勤めで経営に関わる役職に就いている方にとって、企業経営のノウハウが詰まった経営本は役立つアイテムです。
最近では経営者として成功した人が経営本を出版したり、これから起業する人向けの経営本が発売されたりしていますよね。数多くの経営本がある中で、どれが自分に合う本なのか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、経営者のみなさんだけではなく、企業の経営に関わる管理職のみなさん、起業を目指すみなさんに向けて、タイプ別におすすめの経営本をご紹介します!ご自身の目的に合った経営本の選び方についても解説しますので是非、最後までチェックしてみてください!
経営本の選び方

最近では様々なジャンルの経営本が出版されています。経営についてのあらゆる疑問や悩みの解決に役立つ一方で、どの本を選べば良いか分からないというケースもありますよね。
ここでは経営本の選び方としておさえておきたい3つのポイントをご紹介します。
・経営について、現時点での知識レベルはどの程度か
・経営の何について学びたいのか
・どんな人・企業の事例を学びたいのか
それぞれのポイントを詳しく解説しますので、経営本選びの参考にしてみてください!
経営について、現時点での知識レベルはどの程度か
経営本を選ぶポイントとして最も重要なのは、現時点でのご自身のレベルに合った本を選ぶことです。
これから経営について学ぼうとしている初心者の方が、いきなり複雑な経営戦略を解説する本を読んでもよく理解できませんよね。反対に、経営者としてすでに活躍している方が、経営の入門書ばかり読んでいても新たな知識は身につきません。
まずは現時点でのご自身のレベルを認識し、レベルに合った経営本を選んでみましょう!
経営の何について学びたいのか
経営本と一言で言っても、あらゆるテーマの本があります。
例えば「経営についての知識が全く無いので、基礎を学びたい」という場合は初心者向けの入門書、「最近話題のSDGsに関連した経営について知りたい」という場合はSDGsに特化した経営本を選ぶと良いですよね。
また、経営理論を学びたいのか、経営者としての人格形成について学びたいのかによっても、読むべき経営本のジャンルは大きく違ってきます。ご自身が経営の何について学びたいのかを明確にして、目的に合った経営本を探してみましょう!
どんな人・企業の事例を学びたいのか
経営本を読んで得た知識を、ご自身の業務にも活かしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。この場合には、自社と同業種の企業の事例を参考にしたり、ご自身と共通点の多い経営者が執筆した経営本を参考にすると良いでしょう。
業界を絞ることで、すぐに実践できるような具体的なヒントを得られるかもしれませんよね。また、理想とする経営者像をお持ちの方は、それに近い経営者が執筆した経営本を参考にすれば目標達成のための一歩になるかもしれません。
どんな経営者、どんな業界の経営について学びたいのかを明確にして、より的確な知識を得られる経営本を探してみましょう!
基礎を学ぶ|経営本3選
数ある経営本の中でも特にみなさんにおすすめしたいのが、基礎を学べる入門書としての経営本です。
これから経営について学ぶ初心者の方はもちろん、すでに経営者として活躍している方や経営に関わる業務を担当している管理職の方も、基本をおさえるという意味で繰り返し読むと良いでしょう。
「そもそも経営とは何か」「経営する上で大事なことは何か」「経営の全体像とはどのようなものか」などを知りたい・再確認したい方にはおすすめです!
今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「経営学」

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経営学は実は我々のもっと身近にあるものだとして、仕事にも人生にも役立つ経営学を分かりやすく解説する1冊。
「AI時代に生き残れるのはどんな仕事?」「食べ放題では限界まで食べるべき?」など身近で具体的なセンテンスから、ビジネスや経営の仕組み、マネジメントの視点などを理解することができます。
経営学についてこれから学びたい方や、今一度基礎を学びたおしたい方におすすめです!
ど素人でもわかる経営学の本

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初めて経営学を学ぶビジネスパーソンに向けて、経営学の基礎とすぐに実践できるポイントをまとめた1冊。経営学の初心者でもイメージしやすいような具体例や図表を用いて「経営学は何のために必要なのか?」という基本的な問いの答えを探ることができます。
また、デザイン思考、エフェクチュエーションなど、比較的新しい経営学のテーマについても詳しく解説しているので、すでに経営者として活躍されているみなさんにもおすすめです!
世界標準の経営理論

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日本国内だけではなく、世界規模での経営学・経営理論を学びたい方におすすめの1冊。イノベーションや人材育成などを中心とした知の探索・知の深化の理論、リーダーシップやマネジメントを中心としたセンスメイキング理論などを、各章完結で詳しく解説しています。
全832ページというボリュームの本ですが、ご自身の興味関心のあるテーマに絞って読み進めることも可能です。世界標準の経営理論についての知識を深めたいとお考えの方は是非、読んでみてください!
実践に役立つ|経営本3選
経営本を読んで経営について学びたいとお考えのみなさんの中には「知識としての経営学でだけではなく、今すぐにでも実践できるような情報を求めている」「とにかく実践して、経営学的な経験を積みたい」という方も多いのではないでしょうか。
ここでは実践に役立つ内容の経営本をご紹介します。具体的な施策の提案や、職場のトップ・リーダーとしての職場での振る舞い、部下との関係構築などを学べる本ばかりですので是非、参考にしてみてください!
職場の経営学:ミドル・マネジメントのための実践的ヒント

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現場目線の経営学として、ミドル・マネジメントのための実践的ヒントを学べる1冊。ビジネスパーソンの働き方や雇用形態の多様化によって起きる職場の不和・不均衡・逆転現象などをポイントとして、協働のための7つのトピックの詳細を解説しています。
活き活きとした労働環境のために職場の最前線で活躍している、管理職のみなさんにおすすめです。
だから僕たちは、組織を変えていける ーやる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた

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日々変化する社会情勢や日本の労働環境に対応し「学習する組織」を作るための具体的な方法論を詳しく解説している1冊。
経営学の視点から、時代に合わせて変化可能な組織作りのメソッドを紹介しています。管理職やリーダーのみなさんはもちろん、現場の社員であってもリーダーシップを取って組織の変革に取り組もうとしているみなさんは是非、この本の内容を参考にしてみてください!
模倣の経営学 実践プログラム版 NEW COMBINATIONS 模倣を創造に変えるイノベーションの王道

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ビジネスにおいて「模倣」という言葉には、あまり良いイメージがないという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし模倣は創造や進化の基本であり、経営学的にはいかに上手く模倣するか、模倣をどのように進化させて創造に変えるか、というのが重要なポイントです。本書では模倣や進化・創造の実践的な内容を詳しく解説しています。基本・探索・分析・実行の4章に分けて詳しく書かれていますので、ご自身の関心度の高い分野から読み進めるのがおすすめです!
名著|経営本3選
経営を学ぶみなさんにおすすめの名著をご紹介します。
名著・ベストセラー本と呼ばれる本は、経営者を目指した多くの方が「参考になった」と思うからこそ、名著なのです。時代の変化に関わらず参考になる内容の本が多く、経営の本質を学ぶにはおすすめです。
経営者として活躍している方、これから経営の知識を身につけたい方、経営学に関心のある高校生や大学生など、経営学を学ぶ全ての方におすすめの本ですので是非、参考にしてみてください!
リピート率9割を超える小さなサロンが贈る どんな時代にもお客様の心をつかむ「揺るがない経営」

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「新しくも普遍的な経営メソッド」をテーマに、著者の向井 邦雄氏のサロン経営の経験を踏まえて丁寧に解説する1冊。
サロン経営の実例を多く紹介していますが、経営の本質はサロン経営でも、飲食店経営でも、その他の業種でも共通点は多くあります。顧客との関係構築の重要性、経営者としての心のあり方などを「揺るがない経営」というキーワードと共にあらゆる確度から学べるのでおすすめです!
経営者に贈る5つの質問[第2版]

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経営思想家として名高いP.F.ドラッカー氏の著書。経営の本質を突く5つのシンプルな質問を軸に、企業経営の目的や組織のあり方などについて深く考えることができる1冊です。
シンプルな質問ほど回答が難しく、自分自身や組織の現状を客観的に見る力が必要ですよね。本書を読み、著者が提示する5つの質問に回答するように考えをまとめていけば、「経営とは何か」「経営者の進むべき方向とは?」などの答えが見つかるでしょう。
経営者だけではなく、管理職のみなさんにもおすすめです!
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

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経営やマネジメントについてストーリー仕立てで分かりやすく解説されています。P.F.ドラッカー氏の説いた経営学を、分かりやすく、身近なテーマで解説していますので、経営学初心者の方はもちろん、読書が苦手な方にもおすすめです。
経営やマネジメントは、全体像を把握しあらゆる視点から考えることが求められますよね。本書では、高校野球の女子マネージャーである主人公を通じて、経営やマネジメントの全体像を理解することができますよ!
著者で選ぶ|経営本3選
憧れの経営者の成功の秘訣を知りたいと思う方は、著者で経営本を選んでみましょう。憧れの経営者がどのような道をたどって成功を掴んだのか、その経緯やノウハウが語られているおすすめの経営本をご紹介します。
本の内容を参考に、ご自身の経営規模や業務に当てはめながら実践してみるのも良いですよね。
成功は一日で捨て去れ

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今や世界中の国々で人気のユニクロ。ユニクロを急成長させた柳井 正氏の著書です。
次々と新しい製品を生み出し、グローバル展開を意識した取り組みで成功を収めたのには、どのような経営理論があったのかを知ることができる1冊です!柳井氏に憧れる経営者のみなさんはもちろんですが、日本企業の慣習と新たな経営学との間で課題を抱えている管理職のみなさんも是非、読んでみてください!
経営12カ条 経営者として貫くべきこと

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京都セラミック株式会社(現在は京セラ)や第二電電(現在はKDDI)を設立した著者の稲盛 和夫氏。経営者として新規市場を開拓し、第一線を走り続けてきた著者が、自ら掲げる「経営12カ条」を詳しく解説する1冊です。
稲盛氏が経営者として大きな成功を収めた理由はどこにあるのか、経営者として貫くべき「経営12カ条」とはどんなものか、を知りたい方は是非、読んでみてください!
人を動かす

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経営者にとって、学問としての経営を学ぶのはもちろん重要ですが、それと同様に「人を動かす」力を身につけるのも大切なことです。成人教育や人間関係について語る本書は、経営者だけではなく、部下をまとめる立場にある管理職のみなさんや、チームリーダーのみなさんにおすすめです。
「経営学の知識は学んだが、実践するには職場の人間関係が大切だと感じている」「管理職という立場上、人を動かす重要性を感じている」という方は是非、本書の内容を参考にしてみてください!
事例から学ぶ|経営本3選
経営を本で学ぶ場合、基礎を体系的に学ぶのも良いですが、成功事例から学ぶのもおすすめです。有名なヒット商品や急成長した企業の成功事例を経営学の視点で詳しく解説している本をご紹介します。
「経営における成功とは何か?」「成功事例をイメージして自分自身の業務に活かしたい」などとお考えの方は是非、以下の本を読んでみてください!
道具としての経営理論

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経営学を学び、あらゆる理論・理屈を理解していても、それを使いこなして実践できなければ意味がありませんよね。本書では、様々な経営理論をツールとしてとらえ、ツールを使いこなす方法を詳しく解説しています。
企業の成功事例と同時に、どの経営理論をどのように実践したのかを学べる、おすすめの1冊です。
どこにでもある会社のどこにもない魅力 地方建設業の成功事例に学ぶ勝ち残り戦略

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企業経営の環境があまり良くないと言われている山陰地方において、毎年利益を上げ続けている企業の成功事例を詳しく解説する1冊です。
著者である荒木 恭司氏の経験を基に地方企業の成功事例と、勝ち残るためのヒントを学べます。人材育成についても経営的な視点から解説していますので、経営者だけではなく管理職のみなさんも是非、読んでみてください!
15の失敗事例に学ぶV字回復のアパート経営 20ステップ不動産コンサルティングシリーズ

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経営について事例から学ぼうとする時、多くの場合は「成功事例」を参考にしますよね。しかし「失敗は成功のもと」という言葉があるように、誰かの失敗からも学べることは多くあります。とはいえ、経営での失敗は企業の健全な存続に関わる事態ですので、誰もが失敗は避けたいものです。
本書では失敗事例から経営についての様々なポイントを学べるのでおすすめです!
業界で選ぶ|経営本3選
経営本はどの業界の企業にも役立つものと、特定の業界に特化して書かれたものがあります。ご自身がお勤めの企業や経営している企業の業界・業種で絞って経営本を探すのも良いかもしれません。
業界の特性やトレンドをおさえながら、経営について学べる本をご紹介しますので是非、参考にしてみてください!
サロン開業・経営の教科書

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最近サロン型ビジネスの認知度が高まっており、それに伴って美容院やエステ、整骨院などのサロン経営を考える人が増加傾向にあります。個人がサロン経営を始める場合、施術レベルを重視するのはもちろんですが、経営的な観点から集客や空間設計、Web戦略などを考える必要がありますよね。
本書では、サロン型ビジネスの経営を学びたい方におすすめです!
板前税理士が教える 「最強」の飲食店経営

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飲食店の経営に特化した経営本です。板前経験のある税理士という珍しい経歴の鈴木 優輔氏が書いた1冊。
飲食店経営者の成功事例にも触れながら、「なぜその場所にオープンしたのか」「飲食店経営に最も大切なことは何か」などを詳しく解説しています。すでに飲食店経営を行っているみなさんにも役立つ内容ですので是非、読んでみてください!
病院経営の教科書

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少子高齢化や新型コロナウイルスの流行など、病院経営を取り巻く環境はここ数年で大きく変化しています。経営に課題を抱える病院も多い一方で、病院経営は一般的な企業経営とは異なり、病床機能や行政との連携など、複雑な問題を抱えているケースも多いのです。
本書では病院経営について、最新の統計データを用いて詳しく解説しています。病院経営について知りたい方にはおすすめの1冊です!
テーマで選ぶ|経営本3選
経営学と一言で言ってもあらゆるテーマがあります。最近では新しい経営理論が話題になったり、環境問題と経営を合わせて考えたりと、経営に関わるテーマは多岐に渡ります。
ご自身の企業経営や、管理職としての業務において特定のテーマに沿った経営学の知識が必要なケースもあるかもしれません。そういった場合には、テーマで絞って経営本を選んでみましょう!
経営戦略としてのSDGs・ESG

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ここ数年、社会全体で関心が高まっているSDGsという取り組み。企業経営においては、大企業だけではなく中小企業にとっても、事業発展には必要不可欠な取り組みとなりつつあります。
本記事をご覧のみなさんの中には「経営に関わる役職に就いているが、SDGsと経営との関連性について知識がない」「消費者のニーズを意識して、SDGsを取り入れた経営・商品開発をしたい」とお考えの方もらっしゃるのではないでしょうか。そんな経営者、管理職のみなさんは是非、読んでみてください!
P/Lだけじゃない事業ポートフォリオ改革 ROIC超入門

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企業経営において重要な、資本コスト管理の観点から「ROIC」に特化して書かれた経営本です。ROICとは何か、利益率とは何か、投下した資本を活用するとはどういうことか、などを学びたい方にはおすすめの1冊。
経営者だけではなく、管理職や現場の社員がROICを理解し、日々の業務に反映できる状態を目指すなら是非、参考にしてみてください!
選ばれる会社になる ブランディング経営

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中小企業経営の本質はブランディングであるとして、ブランディング経営に特化して書かれた経営本です。実際にブランディング経営で成功した中小企業の実例を紹介しながら、ブランディングのあり方や進め方を詳しく解説しています。
ご自身で企業経営をしているみなさん、管理職として企業経営に関わる業務を担当しているみなさんにはおすすめの本ですので是非、読んでみてください!
まとめ

数ある経営本の中から、特におすすめの〇冊をランキング形式にしてご紹介しました。
ご自身の経営についての知識レベルや知りたい内容などを明確にして、より的確なヒントを得られるような経営本を選んでみましょう。
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