風野ミユ 0 Comments
日本が世界に誇る技術!国内のエレベーター会社7選 ショッピングモールや駅、図書館など、私たちの日々の生活に欠かせないともいえるのがエレベーターです。商業施設だけでなく、会社や学校でもバリアフリーへの移行が年々進んでおり、その需要は高まっています。 注目の集まっているエレベーター業界における日本市場の状況や、エレベーターの種類ごとの特徴を知ることは、今後の営業活動でもきっと活かせるチャンスが出てくるはずです。 エレベーターの製造やメンテナンス、保守点検などを行っている国内の大手エレベーター会社7社の企業情報も詳しくご紹介します。

エレベーター業界日本市場の状況

世界でも認められているのが、日本のエレベーター技術です。エレベーター業界における日本市場には次のような特徴があります。 ・大手重電メーカーの占有率が高い ・保守市場の競争が激化 営業マンとして今から注目しておきたい、エレベーター業界の情報を解説します。

大手重電メーカーの占有率が高い

エレベーター業界の日本市場は、大手重電メーカーの占有率が高くなっているのが特徴的です。国内では三菱電機や東芝、日立製作所などの重電メーカーに、専業メーカーのフジテックを合わせた4社がシェアの大半を占めています。 大手メーカーの占有率が高いという業界的特徴はありますが、エレベーターに関連した事業を担う中小企業が国内に多く存在しているのも事実です。例を挙げると、業務用エレベーターや小型エレベーターを始めとする特殊エレベーター製造メーカー、部品製造メーカー、保守・点検企業などがあります。

保守市場の競争が激化

エレベーター製造会社と共に現在注目が高まっているのは、エレベーターの保守・点検を担う企業です。実際に、エレベーターの管理だけを専門に行う企業も登場しています。 エレベーターの寿命は一般的に20~25年といわれています。数多く設置されているエレベーターの改修工事が今後も増えると見込まれており、エレベーターの保守市場の厳しい競争が続きそうです。 また、高齢化が進むにつれてバリアフリー施設の需要が高まり、エレベーターやエスカレーターを導入する流れも加速しています。人を乗せて動くエレベーターは定期的なメンテナンスや点検が欠かせないため、エレベーターを安全に管理する業務は安定的に発生します。 これらの理由から、安全で快適な生活を支えるエレベーターの保守市場の重要性は、今後も高まると予想できるのです。 エレベーターのメンテナンスを行う会社についてはこちらでもご紹介しています! エレベーターメンテナンス会社を比較!基礎情報と事業内容もご紹介

種類別エレベーターの特徴

エレベーターは人を乗せるだけでなく、さまざまな物を移動するために使われます。それぞれの用途に合わせて、異なった特徴をもっているのがポイントです。 エレベーターの種類としては、主に次の5種類が挙げられます。 ・乗用エレベーター ・住宅用エレベーター ・車いす兼用エレベーター ・寝台用エレベーター ・荷物用・人荷用エレベーター ひとつずつ解説していきます。

乗用エレベーター

商業施設やホテル、ビジネスビルなどで広く使われている、一般的なエレベーターです。中央の両開きの扉が特徴で、大勢の人が一斉に乗降しやすい設計がされています。 輸送効率を向上させる工夫が凝らされていたり、効率的な運転の割り振りを行う管理システムが導入されていたりするケースも多いです。特に同じ建物内に複数台のエレベーターが設置される場合には、効率的な運転管理のニーズが高くなります。

住宅用エレベーター

住宅用エレベーターは、マンションを始めとする、中低層から高層の集合住宅に設置されます。スペースを最小限にしつつ、間口を大きく確保するのに有利な片開き式が多いです。 引っ越しの際などに多くの荷物を積み込めるように、奥行きが長めに設計されています。救急時のストレッチャー搬送を可能にすべく、開閉できるトランクが設けてあるタイプもあります。

車いす兼用エレベーター

不特定多数の人が利用する建物のエレベーターには、車いす利用者のためにバリアフリー対応がされていることが多いです。車いす兼用エレベーターには、次のような機能の搭載や設備の設置がされています。 ・乗降の際に背後の状況を確認できるミラー ・車いすの高さで手が届きやすい操作ボタン ・扉開閉時間の延長機能 ・段差自動調整機能 ・手すり さまざまな人々が安心・快適に利用できる工夫がされているのが車いす兼用エレベーターです。

寝台用エレベーター

主に病院や介護福祉施設で利用されているエレベーターです。移動式ベッドやストレッチャーを搬送することが考慮された設計になっています。 奥行きのスペースが広くとられており、限られたスペースでも十分な間口を確保できるよう工夫されていることが特徴です。また、壁面や操作盤に抗菌素材を用いるなど、衛生面にも配慮されています。

荷物用・人荷用エレベーター

荷物用エレベーターは、荷物を輸送するために設計されたエレベーターです。荷物の他に搭乗が許されているのは荷扱者または運転者のみで、人が移動する目的での利用は許されません。 ドアは片開きと上開きの2種類です。搬出入や操作のために人が出入りするため、センサーによるドアセフティなど安全に配慮したシステムが導入されています。 人荷用エレベーターは荷物と人の両方を運ぶもので、人の安全を優先した乗用エレベーターと同じ安全規格で設計されています。ドアタイプは、搬入出の効率を考えた片開きです。

国内のエレベーター会社7選

日本が世界に誇る技術!国内のエレベーター会社7選 エレベーター業界の会社一覧には、誰もが知っている有名メーカーも多くあります。今回は下記の7社をピックアップしました。 ・三菱電機ビルテクノサービス株式会社 ・株式会社日立ビルシステム ・東芝エレベータ株式会社 ・日本オーチス・エレベータ株式会社 ・フジテック株式会社 ・日本エレベーター製造株式会社 ・エス・イー・シーエレベーター株式会社 1社ずつご紹介していきます。 海外のエレベーター会社や歴史のあるエレベーターメーカーなどを、ランキング形式で紹介した記事も参考にしてみてください。 エレベーター会社をランキング形式でご紹介!創業年数や資本金順

三菱電機ビルテクノサービス株式会社

東京都荒川区に本社を置く、三菱電機グループのトータルビルシステム会社です。全国のエレベーター総台数のうち約1/3(約24万台)を保守・管理していて、国内シェアトップを誇っています。ビル設備の販売から施工、メンテナンス、リニューアルまで一元管理で行っていて、取引先は公共施設、空港、ホテル、学校、病院、工場などさまざま。最大手ならではの、きめ細やかなサービスや顧客対応が強みです。 企業情報はこちら 三菱電機ビルテクノサービス株式会社

株式会社日立ビルシステム

東京都千代田区に本社を置く、日立グループの会社です。設計開発・製造・販売・メンテナンスを中心に、建物の総合管理等を行っています。茨城県ひたちなか市に研究塔を持ち、その高さは213.8mで世界一を誇っています。2019年には、中国・広州の超高層複合ビル「広州周大福金融中心」に納入された日立製エレベーターが世界最高速としてギネス世界記録に認定。地上1階から95階までの440mを約42秒という速さで昇ることができ、確かな技術力を持つ会社です。 企業情報はこちら 株式会社日立ビルシステム

東芝エレベータ株式会社

神奈川県川崎市に本社を置く会社で、もともとは親会社の東芝が製造したエレベーターの保守会社でした。20年前に東芝の昇降機事業が全面移管されて、開発・設計・製造・販売・据付・保守を一貫して行う会社となりました。東京都府中市に高さ150m級の試験塔と工場を持っていて、府中事業所はラグビーをテーマにした人気テレビドラマのロケ地でもあります。乗り場とカゴの間の隙間がほとんどないエレベーターを開発し、日々安心安全な製品づくりを追求している会社です。 企業情報はこちら 東芝エレベータ株式会社

日本オーチス・エレベータ株式会社

東京都文京区に本社を置く会社で、世界トップシェアを誇るアメリカのエレベーター製造会社の日本法人です。エレベーターの製造、据付、サービスを行うリーディングカンパニーとして、世界200の国と地域で一貫して高い品質・安全・サービスを提供しています。日本での本格的な創業は1927年ですが、アメリカの本社が1896年に日本で最初のエレベーターを日本銀行本店に設置しました。その実績に高い信頼が寄せられている会社です。 企業情報はこちら 日本オーチス・エレベータ株式会社

フジテック株式会社

滋賀県彦根市に本社がある会社です。エレベーターの国内シェアは4位で、近畿地方ならびに西日本に本社を置くエレベーター製造会社の中ではトップの最大手になります。はやくから日本国外に進出していて、世界各地に営業拠点・生産拠点があり、特に香港やシンガポールなどで高いシェアを占めています。発祥の地である近畿地方を中心に、ヤマダ電機やニトリの店舗にはフジテック社製のエレベーターが多数設置されています。 企業情報はこちら フジテック株式会社

日本エレベーター製造株式会社

東京都千代田区に本社を置く会社です。1935年の創業以来、エレベーターひとすじで経験を積み重ねてきた安定感があります。製造したエレベーターは国会議事堂や大阪城天守閣等の歴史的建造物に導入されていて、その信頼度の高さがうかがえます。開発・設計・製造・据付・保守・リニューアルにいたるまで一貫体制で、特殊な要望にも柔軟に対応。機能美・造形美にもこだわった製品も多く「未来を感じるエレベーター体験」にチャレンジしつづける会社です。 企業情報はこちら 日本エレベーター製造株式会社

エス・イー・シーエレベーター株式会社

東京都台東区に本社を置く会社で、メーカーの系列に属さない独立系メンテナンス会社としては最大手です。もともとはエレベーターの保守や管理を専門に行う会社でしたが、現在は自社製品の製造・販売も行っています。独立系ならではの無駄を省いた経営体制で、低価格でも安心安全のサービスを実現していることが強み。また、保守会社としては唯一、北海道から沖縄まで日本全国をカバーしている会社です。 会社情報はこちら エス・イー・シーエレベーター株式会社

エレベーター業界に注目!

日本が世界に誇る技術!国内のエレベーター会社7選 日本国内に本社を置くエレベーター会社を7つご紹介しました。普段、何気なく使っているエレベーターですが、その技術は日進月歩で進化しています。 一見すると同じように見えるエレベーターであっても、使用目的やメーカーごとに特徴が異なります。エレベーターに乗ったときには、メーカーの情報やそれぞれの特徴に注目してみると面白いかもしれませんね。 高い技術で世界からも注目されている日本のエレベ―ター企業や業界の動向は、営業マンとしても要チェックです。 無料で営業リストを作成できるBIZMAPSでは、好きなターゲットリストを用意し、手紙・電話・Eメールなど色々な手法でアプローチを代行するサービスや、営業のテストマーケティングを支援するサービスも提供しています。 ▼BIZMAPSでエレベーター・エスカレーター関連企業を探す▼ ぜひ無料会員登録を行い、法人営業活動に活用してみてください。 法人営業ハックでは、営業マンのタメになる情報を多く掲載しています。気になる記事をチェックしてみてください。 【法人営業向け】番組制作会社の現状と経常利益ランキングTOP30 【最新版】マンション管理会社の受託戸数ランキングTOP30 法人営業の為の業務用冷蔵庫メーカー経常利益ランキングTOP30! 【環境コンサル会社一覧】業務内容や業界の動向についても解説!

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