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セールスエンジニアになるにはどうしたら良い? IT業界は、少子高齢化の日本にあっても堅調に拡大しており、就職にも人気の業界となっています。なかでも、近年注目されている「セールスエンジニア」になりたいという人も多いのではないでしょうか。 セールスエンジニアの仕事には、営業スキルと技術知識が必要なため、目的意識を持ってスキルアップしていくことが大切です。セールスエンジニアになるには、どんなことが必要なのでしょうか。セールスエンジニアの仕事内容となるための道筋を紹介します。

未経験から目指せる?セールスエンジニア

セールスエンジニアになるにはどうしたら良い? セールスエンジニアにはIT系のセールスエンジニアと機械系のセールスエンジニアとがあります。IT系セールスエンジニアは、システムやソフトウェア製品、ITサービスなどを取り扱い、機械系のセールスエンジニアは、オフィスの複合機から制御機構を持つ重機、農耕機械、医療機器、空調設備などさまざまな機械製品を取り扱います。 いずれも自社製品について深い知識を持ち、その知識でもって営業担当者のサポートをするのが仕事です。お客様との商談に同行することが多いため、ヒアリング力や提案力、プレゼンテーションスキルなども必要になります。 お客様からの技術的な質問に答えるには、システムが運用されるまでのコストや工数についても詳しく知っていなければなりません。幅広い知識と高いヒューマンスキルが必要となるセールスエンジニアは、まったくの未経験からでも目指すことができるのでしょうか。

セールスエンジニアになるには?いろいろな道筋をご紹介

営業スキルと技術知識を持ったセールスエンジニアを育てるには、コストも時間もかかることから、関連する業務の経験者が優遇される傾向にあります。セールスエンジニアは、営業職や技術職からのキャリアチェンジ・キャリアアップとして選択されることが多く、業界未経験者や新卒者にとっては狭き門だということがいえます。それぞれの道筋について確認しておきましょう。

未経験からセールスエンジニア

営業職、技術職共にまったく未経験の状態からセールスエンジニアを目指すなら、遠回りに感じるかもしれませんが、いったん営業職や技術職の仕事で実務経験を積むことをおすすめします。技術知識を独学で身につける人もいますが、学びながら得られる知識には限りがあり、ビジネスの場で得る知識や実体験による成長がのちに大きな武器となりうるからです。 セールスエンジニアを目指したいという場合には、「なぜ営業職・技術職ではなくセールスエンジニアなのか」という問いに答えられるようにしておきましょう。 ・趣味のプログラミングで得た知識を社会に役立てられるような仕事をしたい ・IT技術に関心があるが人と関わるのが好きなので、開発よりもセールスの場に立ち合いたい ・セールスエンジニアと仕事をする機会があり、その仕事ぶりにあこがれた など セールスエンジニアの求人には数は少ないながらも「未経験歓迎」「異業種歓迎」といったものがあり、中小企業やベンチャー企業では生え抜きのセールスエンジニアを育てたいという需要もあります。こういった求人を目にしたときはチャンスなので、いつでも挑戦できるよう関連資格を取得しておくなどして備えておきましょう。

営業職からセールスエンジニア

営業職からセールスエンジニアを目指すなら、お客様との商談に必要なヒューマンスキルは足りているものとして、取り扱い製品に関連する技術知識を学ぶ必要があります。IT系セールスエンジニアなら、パソコンの仕組みやネットワーク理論などから体系的に学ぶと良いでしょう。 書籍などで独学を進めることもできますが、ビジネススクールやオンラインスクールで最前線のプログラマ・エンジニアと同等の知識を得られるよう学んでおくと、即戦力として歓迎されるでしょう。

技術職からセールスエンジニア

セールスエンジニアのなり方として、技術職からのキャリアチェンジがもっとも多いパターンです。セールスエンジニアの業務に不可欠なIT系の知識が身についており、プロジェクトの一員としてヒューマンスキルも磨かれていれば、すぐにセールスエンジニアの仕事にも慣れるでしょう。 セールスエンジニアの業務には、技術説明だけでなく、「対人折衝力」や「プレゼンテーション力」も必要となります。開発部門でPCに向かう時間が多く、人とコミュニケーションを取るような業務が少なかったという人は、営業系のスキルを積極的に学んでおきましょう。

新卒からセールスエンジニアは少し難しい?

セールスエンジニアの求人には「新卒者歓迎」というケースは極少数で、狭き門となっています。学生のうちからプログラミングについて学んでおいたり、複数のゼミやサークルが関係するプロジェクトでリーダーとして活躍したり、セールスエンジニアの仕事に関連するような経験を持っておくと良いでしょう。 実務経験がなくても取得できるIT系の資格もあるので、セールスエンジニアに限らずIT業界に興味のある人はこれらを持っておくと、就職活動で有利になることがあります。新卒採用でセールスエンジニアを目指してうまくいかない場合には、IT系でもエントリーしやすいプログラマや新卒者歓迎の営業の仕事に就いてから、キャリアチェンジすることも検討しましょう。

未経験からセールスエンジニアになるための戦略

セールスエンジニアになるにはどうしたら良い? セールスエンジニアは対人スキルと専門知識が必要な仕事のため、まったくの未経験からセールスエンジニアになることは狭き門だとお伝えしてきました。しかし、目的意識を持って戦略を立てれば、未経験からでもセールスエンジニアの職に就くことは不可能ではありません。 自身の希望や経験を再確認し、強い気持ちで戦略を立ててみましょう。大切なポイントについてご紹介します。

狙っているセールスエンジニアの仕事内容を確認する

セールスエンジニアには、IT系と機械系とがあり、ターゲットとしている業界の違いによっても扱う製品や仕事内容に大きな違いがあります。自身が希望する働き方や活かせるスキルと狙っているセールスエンジニアの仕事内容がマッチするかどうか確認しておきましょう。また、仕事内容を確認することで、必要な知識や資格も明確になるでしょう。

これまでの経験や知識を再確認してみる

エンジニアや営業の仕事をしたことがなくても、今までの経験のなかにセールスエンジニアに活かせることがあるかもしれません。 ・複数の人に自分の知識からおすすめしたり説得したりした経験 ・立場の異なる人に提案したり折衝をしたりした経験 ・受付業務やサポート窓口、お客様相談室での応対経験 ・部署内事情と取引先との調整経験 ・営業資料作成やプレゼンテーションの経験 ・趣味でのプログラミングスキルやIT情報ブログ運営 など お客様との応対経験やITトレンドに敏感なところはセールスエンジニアに必要なスキルに通じるものがあるので、アピールポイントとなります。

その業界でどう活躍できるかシミュレーションしてみる

セールスエンジニアが注目されている理由のひとつが、IT化や先端技術による生活の利便性向上が進んでいることです。利用シーンはごく身近であるにもかかわらず、使われている技術が複雑であったり、膨大なデータを必要とするシステムが増えています。 これらをお客様へわかりやすく説明し、「効果が得られる良いもの」「導入することでこれだけの変化が生まれる」という点を納得させられる人材が求められています。 自身が今後のIT技術とどう付き合うのか、お客様の未来のためにどのように活動できるのかシミュレーションしておくと良いでしょう。

足りない部分は資格やスキル取得で補う

セールスエンジニアの職に就くために、必ず持っていなければならないという資格はありません。しかし、業務に関連する資格を目指すことは、スキルの証明になったり、仕事への熱意を表したりと就職活動で有利に働くことがあります。努力して身につけた知識があれば、セールスエンジニアの業務にも自信を持って取り組めるようになるでしょう。 ・IT系の資格/ITパスポート試験、基本情報技術者試験、ITストラテジスト試験、ITサービスマネージャ試験、C言語・Java・Linuxなどの各プログラミング認定試験 他 ・機械系の資格/機械設計技術者試験、危険物取扱者、技術士補 他 ・営業系の資格/セールススキル検定、ITプランニング・セールス検定、ビジネス・キャリア検定試験 他

まとめ

セールスエンジニアは、専門知識と営業スキルの双方が高いレベルにあることが求められる職種で、いずれかの経験者だという人が多くを占めています。 未経験からセールスエンジニアになるのは難易度が高いため、自身の適性にあったジャンルで経験を積んでからキャリアアップを目指すと良いでしょう。 また、少数ながらも「未経験歓迎」「異業種歓迎」という求人もあるので、セールスエンジニアの仕事に関連しそうな業務を積極的に担当したり、資格を取得したりすることでチャンスに備えておきましょう。

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