プロジェクトの進行にはさまざまな課題が隠れています。
「情報共有がスムーズにいかない」「タスク管理ができずにミスしてしまった」「スケジュールが遅れてしまった」
エクセルでのプロジェクト管理でこのような課題を感じている人は、ぜひプロジェクト管理アプリの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
プロジェクト管理アプリでは、メンバーのタスクを可視化してプロジェクトの進捗状況を直感的に把握することができます。
多くのプロジェクトを同時進行している組織や、複数人が携わるプロジェクトを抱えている組織は、プロジェクト管理アプリを活用して効率化を図りましょう。
今回は、おすすめのプロジェクト管理アプリを3製品ご紹介します。プロジェクト管理アプリの選び方のポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
プロジェクト管理アプリを使うと情報共有がよりしやすくなる
プロジェクトにはさまざまなメンバーが参加し、多くのタスクをこなしていく必要があります。そのため管理を怠ってしまうと、スケジュールが遅れたりトラブルが起きたりしてしまうリスクもはらんでいます。
そこで活用したいのがプロジェクト管理アプリ。
プロジェクトの進捗状況や各メンバーへのタスクの割り振りなどを可視化することができるため、プロジェクトのマネジメントに役立つツールです。
またメンバー全員でスケジュールやタスクを共有することで、特定のメンバーに負荷がかかることを避けたりトラブルを事前に防いだりする効果もあるでしょう。
プロジェクト管理アプリを活用することによってリアルタイムで情報共有をすることができるため、エクセルなどでのプロジェクト管理に比べて格段に効率化が期待できます。
プロジェクト管理アプリの選び方はこれ
自社に合ったプロジェクト管理アプリを選ぶときは、まずは料金を確認しましょう。
無料で利用できるアプリもありますが、有料のアプリのほうが豊富な機能を利用することができます。まずはフリープランなどで使い勝手を試してから有料版に移行しても良いでしょう。
また、アプリや料金プランによって利用できる機能が異なります。
直感的に進捗を把握できるガントチャート、スケジュールを俯瞰的に見ることができるカレンダー、タスクをカンバン形式で確認できるボードなど、アプリによってスケジュール管理の方法はさまざまです。チャットや掲示板など、コミュニケーションを取ることができる機能があるかもチェックしてください。
パソコン、スマホアプリどちらでも利用できることもポイントです。外出中や商談中にもすぐにプロジェクトの進捗を確認できるよう、マルチデバイスで利用できるツールをおすすめします。
無料から試せるプロジェクト管理アプリ3選
プロジェクト管理アプリは多くの製品があるため、どれが良いのか迷ってしまうこともあるかもしれません。
そこで、ここからはおすすめのプロジェクト管理アプリを3製品ご紹介させていただきます。無料で利用できるものもあるので、ぜひ参考にして導入を検討してみてください。
Backlog
プロジェクト管理に必要な機能が揃っている「Backlog」。カンバンボードでタスクを管理し、ガントチャートで進捗を把握することができます。
システム開発などのプロジェクトにおすすめの「バグ管理」という機能も搭載。不具合への対応や修正の履歴を管理することができるため、早急にバグを修正してシステム開発を再開することができます。
Backlogの料金プランは以下の通りです。
・スタータープラン:月額2,400円
・スタンダードプラン:月額11,800円
・プレミアムプラン:月額19,800円
・プラチナプラン:月額50,000円
料金プランによって利用できる機能やストレージなどが異なります。それぞれ30日間は無料で利用できるため、まずはトライアルで使い勝手を試してみてから検討するのもおすすめです。
Redmine
「Redmine」はオープンソースソフトウェアなので、自分でダウンロードやインストールをすることで利用が可能です。
ただしサーバー管理の必要ないクラウド版「My Redmine」も用意されているため、ニーズに応じて選んでください。
Redmineでは、やるべきことを「チケット」として登録し、ガントチャートやカレンダーで進捗を管理していきます。
チームでのナレッジやノウハウ共有におすすめの「Wiki」や、メンバー全員へのお知らせができる掲示板のような「ニュース」など、コミュニケーションを促進する機能も充実。
ダウンロード版は無料で利用できますが、「My Redmine」は毎月の利用料金がかかります。ユーザーは1,000人と制限されていますが、1,000人でこの料金であればコスパが良いと言えるでしょう。
・スタンダードプラン:月額8,000円
・ミディアムプラン:月額14,000円
また、このほかに官公庁用のプランも用意されています。
1ヵ月無料で利用できるため、機能や使い勝手が気になる人はまずは試してみることをおすすめします。
Wrike
世界中で2万社以上に利用されているプロジェクト管理アプリが「Wrike」です。
カスタマイズ性が高いため、自社に合わせたワークフローを設定できるのが魅力。ダッシュボードではタスクを一覧で確認することができ、直感的に進捗を把握できます。
プロジェクトの進捗をレポートとして抽出することもできるため、分析や戦略立案にも役立ちます。
メンバーの作業負荷や作業バランスを可視化する機能も充実しており、リモートワークでお互いの作業が見えない環境でもストレスなく業務を配分することができるでしょう。
Wrikeの料金プランはドル表記となっているため、利用の際には注意してください。
・Free
・Professional:月額$9.80/ユーザー
・Business:月額$24.80/ユーザー
・Enterprise:お問い合わせ
機能やストレージ容量などが異なるので、自社に最適なプランを選ぶようにしましょう。
Wrikeの無料トライアルの期間は14日間です。機能性や操作性を試したい人はトライアルを申し込んでみましょう。
まとめ
プロジェクト管理アプリを活用することで、タスクの漏れやスケジュールの遅れなどを早急に発見し、すぐに対応することができます。
ガントチャートやカレンダーなどさまざまな機能があるので、自社の管理方法や業務フローに合っているツールを選びましょう。
テレワーク・リモートワークが広がって、オフィスで対面して仕事をする機会が減っている企業も少なくありません。そんなときこそプロジェクト管理アプリを導入することで、個々のメンバーの業務を可視化して連携することができるのです。
ぜひ本記事を参考にして、プロジェクト管理アプリの導入を検討してみてください。