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営業スキルの活かし方

営業でのスキル。どうやって活かせる?

企業の売上を支える仕事・営業職。お客さまとの商談や受注獲得など明るいイメージがある一方で、毎月の売上目標があったりお客さまとの対人関係に悩んだりすることもある厳しい世界でもあります。

また「営業職」とひとことで言っても、商材や業界によって営業スタイルもさまざま。営業スタイル次第で、得られる経験もスキルも違ってきます。

言い換えると、営業職は多くの経験をすることができスキルアップできる職種とも言えるのです。

自分に合った営業職を見つけてスキルを磨き、自分らしく成功しましょう。

営業職で得た経験は全ての職種で活かせる

企業によっては、総合職として新卒採用した新入社員を、まずは営業現場を経験させるということも少なくありません。それほど営業職は、商材知識が身についたり顧客について理解できたりするというメリットがあるのです。

営業職で培ったスキルは、その後どんな職種に配属されても役に立ちます。

営業職としてプロフェッショナルになりたい人も、そうでない人も、まずは営業職を経験してスキルを身につけましょう。

説明力がつく

営業職の仕事は、簡単に言うと自社商材を売ること。

商材についての知識をただ伝えるだけでは、興味をもってもらえません。正確にわかりやすく、なおかつ「買いたい」と思ってもらえるように話す必要があります。

また例えば自社商材がITツールだった場合、お客さまの中にはITに詳しくない人もいるかもしれません。そのようなITリテラシーの低いお客さまにもわかりやすく説明する必要があるのです。

また、営業職は開発部門やマーケティング部門など、社内のさまざまなメンバーと連携して仕事を進めていくことが多々あります。そのため社内でも説明力が求められる機会が多く、自然と説明のスキルが高まっていくのです。

精神的にタフになる

営業職とはさまざまなお客さまと関わり合わなければいけない仕事です。そのため、中には苦手だと感じるお客さまもいるでしょう。

また、飛び込み営業やテレアポが連続で断られたり、時間をかけて商談を重ねたのに受注できなかったりすることもあります。

営業職はこのように苦しいこともありますが、そのたびに気持ちを切り替えたりポジティブに考えたりすることで、精神面の強さも身についてきます。

嫌なことやつらいことがあっても、逆にそれを課題だと受け止めて「何が原因だったのだろう」「どうしたらもっと良くなるのだろう」と分析して改善していくことで、問題解決力も身につくでしょう。

コミュニケーションスキルが身につく

営業職といったら、コミュニケーションは欠かせません。受注獲得や契約継続には、お客さまと信頼関係を構築することが不可欠だからです。

営業職におけるコミュニケーションスキルは、話すことだけでなく聞くこと(ヒアリング)も大事です。話しやすい雰囲気作りや相槌などもコミュニケーションスキルとして求められるでしょう。

また社内の他部署と連携する際にも、コミュニケーションスキルがあると円滑に仕事を進めることができます。

コミュニケーション能力は、お客さまだけでなく社内メンバーや協業会社などさまざまな人と関わりながら仕事をする営業職ならではのスキルですね。

実力が評価される

売上金額や受注数など、成果が目に見える形であらわされる営業職。頑張ったら頑張ったぶんだけ成績となって反映されるので、年齢や社歴に関係なく実力が評価される世界です。

実力主義・成果主義と聞くと厳しいイメージを持たれがちですが、誰しも頑張りを評価されることは嬉しいですよね。

努力を正当に評価してもらうことができれば、モチベーションの維持にもつながります。モチベーションはパフォーマンスにも影響するので、より頑張ることができるでしょう。

営業の種類とは

商材や業界によって、営業職の種類もさまざまです。「自分は営業職に向いていないかも」と思っていても、実は自分に合っている営業のスタイルがほかにあるかもしれません。

法人営業

「法人営業」とは法人(企業)を相手に営業をすることで、BtoB営業とも言います。企業の業務のなかで使用する機器やシステムなどの営業のことです。

法人営業では、取引先の担当者と関係を構築すればいいだけではありません。部署の責任者、経理、システム開発部、役員などの承認を得なければ導入することができない場合があるからです。

取引先の購買プロセスやキーマンを把握して、適切にアプローチしていくことが求められます。

個人営業

「個人営業」は一般消費者に対して営業をすることで、BtoC営業とも言います。不動産、車、食品、日用品などです。

一般消費者のニーズは、流行や情勢、経済などにより大きく変動します。その波を敏感にキャッチしていく力が求められます。

新規営業

「新規営業」とは、今まで取引したことのない相手に営業アプローチをして新規開拓をしていく仕事です。テレアポや飛び込み営業が当てはまります。

新規営業は数多くアプローチしても断られる確率が高いと思われがちですが、潜在的ニーズのある見込み客をターゲットにしたりトークスクリプトを整えたりすることで、成功率も高まります。

ルート営業

「ルート営業」とは、既存顧客の元へ訪問をして営業をする仕事です。具体例としては、常備薬を届ける製薬会社や不具合がないか定期的に伺うコピー機メーカーなどが該当します。

「御用聞き営業」と言われることもありますが、新商材の提案やオプションなどの提案などをすることもあります。

ルート営業は顔なじみのお客さまのところへ伺うので精神的な負担は少ないというイメージを持たれますが、既存顧客との信頼関係を最大化する役割のため、売上拡大には欠かせない存在です。

内勤営業

お客さまに訪問して商談や提案をすることを外勤営業というのに対し、お客さまと対面せずにオフィスにいながらにして営業活動を行う職種は「内勤営業」もしくは「インサイドセールス」と言います。

内勤営業は外勤営業と分業をしている組織が多く、内勤営業がテレアポで見込み客を獲得して、外勤営業が実際の商談に行くというケースが多いです。

また、既存顧客のフォローやクロスセル提案などを内勤営業が担当している企業もあります。

営業職で成功するにはどうしたら良い?

営業職としてやりがいを感じスキルアップしていくためには何をしたらいいのでしょうか。具体的にやるべきことを紹介します。

自分に合った業界を見極める

業界によってターゲットが異なるため、営業スタイルもさまざま。求められるスキルも幅があり、外資系企業であれば英語力、IT会社であれば技術的スキルなども必要となります。

自分の性格や適性に合う業界や、将来像に合っている業界を選択することが成功の近道です。

企業・業界を見極める

これから成長していく市場を見極め、企業や業界を検討するのも良いでしょう。

ITや広告、医療・福祉や人材系は、今後さらなる発展が期待されている業界です。自分の能力を発揮して成功するためには、これからの成長が期待できる企業を見極めてください。

将来のキャリアプランを明確に持とう

どのようにキャリアアップをしていき、将来はどのような人物になりたいのか。明確な将来のキャリアプランを持つことは、モチベーションアップにつながります。

今やるべきことだけでなく、3年後・5年後にやるべきことも見えてくるでしょう。営業職としてレベルアップするのか、キャリアチェンジするのか、今のうちに将来像をじっくりと考えておきましょう。

まとめ

営業職はさまざまな経験を通してスキルを身につけることができ、高い収入を得たりやりがいを感じたりすることもできる仕事です。

営業職として成功するために、まずは今の自分の現状を分析して、これからのキャリアプランを立てることから始めましょう。

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