ぽるぽる

契約が取れない、成績が伸びないなど、「自分はダメな営業マンかも」と自信をなくしていませんか。
もしくは、トーク力や聞く力にも自信があるのに結果を出せていないものの、その原因が分からないという方がいるかもしれません。
優秀な営業マンとダメな営業マンは、人に対する態度や仕事への向き合い方などの点で、さまざまな違いがあります。
そこで今回は、ダメな営業マンに見られる5つの特徴と、ダメな営業マンを脱却するために今日からできる習慣をご紹介します。
営業マンとして良い成績を出すためにも、自分がダメな営業マンになっていないかチェックしながら、参考にしてみてください。
ダメな営業マンの5つの特徴
ダメな営業マンに共通している特徴を5つご紹介します。
それとあわせて、ダメな営業マンを脱却するための習慣もお話しているので、ぜひ日々の仕事に取り入れてみてください。
小さなミスが多い
ダメな営業マンは、小さなミスを度々するのが特徴です。
というのも、ダメな営業マンは、小さなミスを軽く見ている傾向があります。
賢い営業マンなら、顧客から信頼を得るのには時間がかかることも、せっかく苦労して得た信頼でも、ちょっとしたきっかけですぐに失われることも知っているはずです。
そして、一度失った信頼を回復するにはまた膨大な時間がかかることも分かっているでしょう。
営業マンにとっては小さなミスでも、顧客にとっては「軽く見られている」「期待を裏切られた」と感じるのです。
その重大な事実を分かっていれば、商談前や顧客への対応の際は、準備やチェックを入念にするに違いありません。
そもそも、顧客のことを本当に大切に思っていたら、忘れたり間違えたりといった失礼なミスをしないように注意をするはずです。
どんなに小さくてもミスはミス。人間なので時にはミスをすることもありますが、ミスを防ぐ工夫や努力をするようにしましょう。
ダメ営業マンを脱却するための習慣
・ダブルチェックを行う
・振り返りをする
確認すべき事項は、必ずダブルチェックを行うようにしましょう。
メールの誤字脱字、忘れ物、顧客への確認もれなど、ミスをしたら大問題となるような事柄は、2回以上チェックをするのです。
このとき、少し時間をおいてからチェックすると、より間違いに気付きやすくなります。
また、可能であれば同僚など自分以外の人にも確認してもらうのも確実です。
さらに、ミスをした後は必ず振り返りをするように心がけましょう。
忘れ物や間違いなどの失敗をしてしまったとき、そこにミスした理由を見つけることができると、次回に生かすことができます。
そして、その原因が明らかになったら、同じ失敗を繰り返さないようにするにはどうしたら良いか対策を考えてみてください。
振り返りをしたときの気付きが多いほど、今後の営業活動の助けになってくれるでしょう。
仕事を頑張っている

ダメな営業マンは、仕事を頑張り過ぎているという特徴があります。
仕事を頑張るのが悪いのではありません。
度を越して頑張り過ぎてしまうというのが問題なのです。
営業成績を良くするためには、とにかく顧客と接触する回数を増やすことが重要だと考えている営業マンは多いかと思います。
成約に向けて、顧客の母数を増やすことは確かに大事です。
そして、顧客に会うからにはそれなりに準備も必要なので、商談の時間や準備の時間などに追われて、毎日遅くまで残業となってしまうこともあるでしょう。
しかし、遅くまで会社に残ったり、家に持ち帰ったりしてまで仕事をするのは、必ずどこかで無理が出て、業務効率に影響を及ぼすことがあります。
トップ営業マンは、やるべき仕事をこなしたうえで、きちんと自分のために時間も使っているのです。
それが仕事の勉強なのか、趣味や家族との時間を楽しむことなのか、何もしないでゴロゴロするのか、人によって異なりますが、気分転換やストレス解消のための時間を意識的に作っています。
仕事以外の時間を大切にしているからこそ、メリハリをつけて仕事ができるのです。
ちなみに、リフレッシュを効果的に行うと、脳の働きを活性化させ、仕事のやる気アップにつながると言われています。
仕事をしっかり休むことが、逆に仕事の効率をあげてくれるのです。
ダメ営業マンを脱却するための習慣
・1日30分からの本気のリフレッシュ
・自分の好きなことをする時間を作る
ダメ営業マンを脱却するために、毎日に意識的なリフレッシュの時間を設けるようにしてみてください。
1日30分でも良いので、仕事ややるべきことから一旦離れて、気分転換をするのです。
特に、普段していないことをするのが、リフレッシュとして効果的とされています。
普段から仕事でパソコンやスマホを使うかと思いますが、その場合はパソコンやスマホには一切触れずに過ごすのが理想的なリフレッシュ方法なのです。
仕事以外の時間でも、なんとなくスマホをいじって1日を過ごしているという方も多いのではないでしょうか。
そこで、本当にリフレッシュをするために、料理やガーデニング、アウトドアなど、日常と離れられる時間を過ごしてみてください。
営業成績が伸び悩んでいるからといって、自分の時間を犠牲にしてばかりいては、逆に業務の効率が落ちてしまうこともあります。
これをふまえて、自分時間を大切にしてみてください。
「売る」がゴールになっている

ダメな営業マンは、商談の成立をゴールとしているのも特徴です。
確かに営業マンは、日々営業目標を達成するために働いています。
そのため、買ってくれた顧客へのアフターフォローはそこそこに、「売ったらおしまい」「早く次の顧客に売ろう」という意識になるのは当然のことです。
しかし、顧客の立場になって考えてみてください。
顧客にとっては、むしろ買った後の方が重要です。
商品を導入してみたものの、うまく活用しきれていなかったり、トラブルが起きたりしたとき、顧客は営業マンを頼りにするでしょう。
そこで、気軽に相談しにくい雰囲気があったり、対応が遅かったりするのは、ダメな営業マンの典型とも言えます。
アフターフォローにまで時間をかけていたら、商談の件数が減って成績が落ちてしまうのでは?と思われるかもしれません。
しかし、「アフターフォローこそが営業マンの仕事」と言われることすらあるくらい、契約後のフォローは大事なのです。
その理由は、すでに契約を結んだ顧客を大切にすることで、顧客満足度が上がり、リピートや紹介などにつながるためです。
そうすることで、結果的に契約件数の増加もありえます。
既存顧客のリピートや紹介は、新規顧客にコンタクトを取るようにはるかに手間や時間がかかりません。
逆に、既存の顧客をほったらかしにしていると、契約を打ち切られる恐れもあります。
こうしたことから、目標値はあくまで結果であり、営業マンの究極のゴールは
顧客を満足させ続けることだと分かりますよね。
ダメ営業マンを脱却するための習慣
・既存顧客と定期的に連絡を取る
・顧客からの問い合わせは優先的に対応する
契約を結んだ顧客に対しても、定期的に連絡を取るようにしてみてください。
不具合がないか、会社は変わりないかなど、顧客の現状をうかがうだけでも、顧客との距離感はぐっと縮まります。
そうなれば、気軽に相談をしてもらえるだけの信頼関係ができ、新商品が出たときの連絡もスムーズです。
新商品が出たときだけ連絡をしてくる営業マンよりは、顧客からも好印象です。
もちろん、契約を取れなかった顧客とも時々連絡を取るのがおすすめです。
顧客の状況が変われば、そのときは不要だった商品が必要になることもあります。
一度でも会ったことのある顧客との縁を大切に、関係作りをしていくのも売るためのコツです。
また、顧客から問い合わせがあった際は、優先的に対応するように心がけましょう。
既存の顧客だと、安心感から後回しにしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、問い合わせへの回答は、早ければ早いほど顧客の信頼度が上がります。
逆を言えば、返事に時間をかけるほど顧客の心は離れていきやすいです。
顧客からの問い合わせは最優先で対応をし、何か用事があってもなくても、密にコミュニケーションを取るのが、トップ営業マンと言えます。
目標へのこだわりがない

ダメな営業マンは、目標へのこだわりがないという特徴もあります。
企業は常に成長しなければならないという視点から、会社が掲げる目標の数値が高すぎることも少なくありません。
しかし、こんな無茶な数字は達成できないと初めから諦めていては、営業成績も営業マンとしてのスキルも伸びませんし、何のための目標なのか分からなくなります。
常に目標を意識して、今の業務の進め方を見直したり、戦略を練ったりして、目標達成に向けてできることをやりましょう。
できない理由探しはやめて、目標や数字にこだわりを持ち、常に上を目指す努力をしていきたいですね。
ダメ営業マンを脱却するための習慣
・毎月目標を達成するという意識を持つ
・日次目標を立てる
まずは、「毎月目標を達成する」と強い信念を持つことが大切です。
自分の営業成績にこだわりを持てない間は、ダメ営業マンを卒業できません。
何もしないで無理だと諦めずに、目標に到達、あるいは可能な限り寄せていけるように努力をする姿勢でいましょう。
しかも、時々ではなく
毎月達成するというのがポイントです。
そのためにも、日次目標を立てていないという方は、まずは日次目標を明確化するようにしてみてください。
1カ月という視点で見ると、日々どのように行動をするのかが分かりにくいためです。
月次の目標値を細分化して、日次目標におとしこむことにより、1日にこなすべきアポ取りの件数などが数字として把握しやすくなります。
1日に必要な行動が分かっていれば、なんとなく業務をするより効率も良いはずです。
言動に心が伴っていない

ダメな 営業マンは、行動に心が伴っていないという特徴もあります。
それが如実に出てしまうのが、お客様への対応です。
突然ですが、契約が取れなかったときも、「お時間をいただきありがとうございました」と心から感謝しながら言えているでしょうか。
心の中では「時間の無駄だった」なんて思ってはいませんか。
確かに契約が取れないと無駄足を踏んだと感じるときもあるかもしれませんが、そのような意識でいては次につながりません。
形だけ取りつくろえば、多くの場合は誤魔化しはききますが、そこに気持ちがなければ思わぬところでほころびが出てくるものです。
また、顧客への心からの感謝の気持ちを持っていなければ、知らず知らずのうちに顧客に対して失礼な態度を取ってしまう可能性もあります。
例えば、妙になれなれしかったり、会社の信用にかかわるジョークを言ってしまったりなどです。
営業マンとして取るべき行動の理由を理解し、自分の言動に心が伴っているかを要所要所で確認してみるようにしましょう。
会社の顔である営業マンとしての責任感や、顧客への感謝の気持ちが本心であれば、それが自然と行動に現れてきます。
ダメ営業マンを脱却するための習慣
・商談後は感謝の気持ちを伝える
・自分は会社の顔だという意識を持つ
商談が終わった後は、顧客に対して丁寧に感謝の気持ちを伝えましょう。
もちろん、結果に関係なく商談の後には必ずお礼をしてください。
大事な時間を使って自分の話をきいてくれたことは、契約するしないにかかわらず、感謝しなければなりません。
自分自身も商談のために時間をさいていますが、それは顧客側も同じです。
別れ際は心をこめて「ありがとうございました」と言い、別れた後はメールや手紙などでお礼の言葉を伝えましょう。
また、自分は会社の顔だという意識を常に持ってください。
このような意識を持つことで、会社の評判を背負って立つ会社の代表として、恥ずかしくない行動を取るように気を付けるようになるからです。
会社の代表として恥ずかしくないという判断の軸ができると、顧客への対応やマナーに迷わず、正しい行動を取ることができます。

ダメな営業マンの特徴5つと、ダメ営業マンから脱却するためにできることについてお話しました。
自分のことを振り返ってみて、当てはまるものはありましたか。
もし4つの共通点すべてに心当たりがあったとしても、落ち込む必要はありません。
自分が営業マンとしてNGな行動をしていたと気付けたということは、あなた自身が変わるきっかけにもなるからです。
反省をふまえて、今後は自分の行動を見直して努力をするのみです。
ダメ営業マンの特徴に心当たりがある項目が多かった方ほど伸びしろがあるので、1カ月後、半年後、どれだけ成長できるか楽しみですね。
ちなみに、いつでも営業成績がトップの一流の営業マンには、ある7つの特徴があります。
営業マンとしてさらに成長したいとお考えの方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
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「一流 営業マン 特徴」
「自分の書いた文章で誰かの人生に良い影響を与える」をモットーに活動するフリーライターです。現在は幼児2人の子育てをしながらお仕事をしています。イカした靴下を集めるのが趣味です。
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