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営業リュックスタイル ビジネススタイルの定番といえばスーツにブリーフケースですが、ここ数年でリュックを背負った通勤スタイルを多く見かけるようになりました。 「両手が自由に使える」「たくさん荷物が入る」「移動が楽」といった、利便性や機能性の高さが人気の理由です。 ビジネスマンにとって、リュックはすっかり馴染み深いアイテムになっている印象ですが、スーツとの組み合わせに違和感を持っている人もいます。 「取引先に悪い印象を与えてしまいそう」 「見た目がラフ過ぎる」 「リュックを背負うとスーツにシワが寄ってしまう」 果たして、営業マンのリュックスタイルはマナー違反になるのでしょうか? この記事では、ビジネスシーンに適したリュック選びのポイントや、リュック使用時のマナーについて解説します。

ビジネスリュックは、もはや手放せないアイテム

自転車通勤の増加やスマホの普及で、両手が空くリュックスタイルの人気が上がっています。 働き方の自由化やオフィスファッションのカジュアル化が進んだことも、人気に拍車をかけているようです。 時代の流れに合った使い勝手の良さや快適さから、幅広い支持を得ているリュックですが、カジュアルなイメージがあるため、「ビジネスにふさわしくないのでは?」と疑問を感じている人もいます。 会社の顔とも言える営業職では、お客様を不快にさせるようなファッションや行動は、できるだけ控えたいところです。 しかし、両手が自由に使えるスタイルは、移動中にメールの返信をしたり、資料を見たり、ながら作業がしやすく、仕事の効率を上げる役割を果たしています。 もはや、なくてはならないアイテムだと考える人が多いのではないでしょうか。 営業職に適したビジネスリュックの選び方や、リュックならではのマナーをおさえ、ビジネスシーンに上手く取り入れましょう。  

ビジネスリュックの種類

ビジネスリュックには、主に3タイプあります。  

ベーシックタイプ

シンプルな「背負う」タイプ。 2WAYや3WAYと比べると軽量のものが多く、普段使いしやすい点が魅力です。 しかし、手提げにできないタイプは、営業職に適していません。 お客様に会う際、リュックを背負ったままでは失礼にあたるため、手持ちに切り替える必要があるからです。 荷物があまり多くなく、通勤時のみ使用する場合におすすめです。

2WAYタイプ

「背負う」「手に持つ」と2通りで使えるタイプ。 3wayと比べると パーツが少ないため、スッキリとした印象です。

3WAYタイプ

「背負う」「手に持つ」「肩に掛ける」と3通りで使えるタイプ。 装備が豊富なため、様々なシーンや用途に合わせてフレキシブルに使えます。 3wayは容量の大きいものが多いため、1~2泊程度の出張であれば、このリュック一つで済ませることができて便利です。   ビジネスシーンで使いやすいのは、2way3wayタイプ。 通勤や移動時にはリュックとして使用し、取引先を訪問する際は手提げにするなど、状況に合わせて上手に活用しましょう。  

ビジネスリュック選び8つのポイント

営業リュック選びのポイント ビジネスリュックの需要が増え、アウトドアメーカーから老舗のバッグメーカーまで、ラインナップが充実するようになりました。 種類が豊富にあるため、見た目、大きさ、使い勝手など、何を基準に選べば良いか迷ってしまうかもしれません。 せっかく買ったのに使いづらい・・ スーツに合わない・・ とならないよう、以下8つのポイントをおさえておきましょう。  

①シンプルな色を選ぶ

ビジネスリュックに適しているのは、装飾が少ないシンプルなデザイン。 定番カラーのブラックネイビーグレーなど、単色で控えめなカラーは上品に見え、スーツに馴染みます。 大きく目立つロゴは、カジュアルな雰囲気になりやすいので避けましょう。  

②スクエアフォルムを選ぶ

きちんとスーツを着て身だしなみを整えても、カジュアルな印象のリュックを背負っていると全体的にフォーマル感が薄れてしまいます。 特に、アウトドア系のリュックに見られる楕円形のタイプは、ビジネスに不必要な装飾が付いているため、スーツとの相性があまり良くありません。 また、角が丸いため、書類の端が折れてしまいます。 きちんと感が出やすいのは、ブリーフケースのように直線的でかっちりとしたスクエアタイプ。 スタイリッシュで都会的な雰囲気があり、ビジネスシーンにピッタリです。  

③サイズで選ぶ

ビジネスで使うことの多い、A4サイズのファイルがすっぽり収納できるくらいが、丁度良いサイズ感です。 マチ幅は、広くても17cm程度までにしておくと、スッキリ見えます。 より大きなものを持ち運ぶ場合は、B4サイズ対応のものがおすすめです。 大きめサイズは何でも収納できて便利!と思いがちですが、ビジネスには必ずしも適しているとは言えません。 ボリュームが出てかさばってしまと、スーツとのバランスが悪くなるので要注意です。  

④ポケットで選ぶ

小物をたくさん持ち運ぶ場合、仕切りの数や大きさが重要です。 ペットボトルやスマホの充電器、折りたたみ傘を入れるスペースなど、大小さまざまなポケットが付いていると、スッキリ収納できます。 ポケットの配置にも注目しましょう。 普段持ち歩いているアイテムを整理しやすいか、出し入れしやすいか、シミュレーションしてみることをおすすめします。  

⑤PC収納の有無で選ぶ

ビジネスでノートパソコンを持ち運ぶ機会が多い場合、クッション性のある素材で衝撃を和らげるポケットが付いていると安心です。 専用のPCケースを使用し、リュックに入れて持ち運ぶこともできますが、あらかじめ収納スペースが備わっていると使い勝手が向上します。 収納部分のサイズは商品によって異なるため、必ず確認しておきましょう。 また、ノートパソコンをリュク本体の中にしまうタイプと、背面の別ポケットにしまうタイプがあります。 好みに応じて選びましょう。  

⑥素材で選ぶ

軽さなど機能を重視する場合はナイロンやポリエステル高級感やフォーマル感を演出したい場合はレザーがおすすめです。 本革は水に弱く濡れるとシミになってしまうため、雨天時には注意が必要ですが、お手入れすることで長く使え、経年変化を楽しめます。 一方、合成皮革は水や汚れに強く、本革のような雰囲気があるので、気軽に使えて見た目の印象もカジュアルになりません。 肩や背中の部分にメッシュ素材が用いられていると、通気性が良く、熱がこもるのを防いでくれます。 また、ウレタンのようにクッション性のある素材が用いられていると、長時間背負っていても快適です。 摩擦を軽減してくれる効果もあるので、スーツの生地を傷つけません。  

➆ハンドルで選ぶ

お客様に会う際、リュックを背負ったままでは失礼になります。 そこで役立つのが、リュックの上部やサイドについているハンドルです。 2WAYや3WAYタイプのビジネスリュックに付いています。 タテ型、ヨコ型、両型と3種類あるので、ハンドルの握りやすさを確認して選びましょう。 レザーで補強されていると耐久性があり、見た目がエレガントです。  

⑧ショルダーベルトで選ぶ

ショルダーベルトは幅が広いものほどカジュアル感が増します。 細めの肩紐はスッキリとスタイリッシュな印象です。 肩への負担を考えると、幅の広い方が疲れにくく背負いやすいといったメリットがあります。 リュックを背負う時間が長い場合は幅広タイプ、大事な取引先では細いタイプを使うなど、シーンに合わせて使い分けるのもおすすめです。 弾力性のあるクッション素材が使われてるショルダーや、ウエストベルト付きのタイプは、肩への負担を軽減し、長時間の使用を楽にしてくれます。   以上、8つのポイントを挙げました。 最後の決め手は、背負った時の感覚です。 フィット感や重さ、バランスを確かめ、比較して、快適な背負い心地のものを選びましょう。  

ビジネスリュックと手提げカバンを使い分ける

もともとリュックは登山用として作られ、長い間愛用されてきました。 その印象が強く残っているため、特に高い年齢層の人は、ビジネスでのリュックスタイルをあまり快く思っていません。 立場や業種によって感じ方に違いはあるようですが、注意すべき点は、だらしなく見える場合があるということです。 相手の価値観がわかっている場合や、信頼関係ができている取引先を訪問するときは、スーツにリュックでも問題ないかもしれません。 しかし、初めての営業先や目上の人との打ち合わせでは、マイナスイメージを与えてしまう可能性を考慮し、ブリーフケースを使用するようにしましょう。 自分の職場がリュックを使用しても良いかどうかわからない、という場合は、購入する前に上司や同僚に確認することをおすすめします。 ビジネスの場では、あくまでも相手に不快な思いをさせないことが大切です。 リュックと手提げを上手に使い分け、営業マンとしてふさわしい身だしなみを意識しましょう。 ▼あわせて読みたい 営業マンの服装特集!好印象なスーツの着こなし方とおすすめコーデ 営業マンのツーブロックは問題ない?ビジネスに適した髪型とは  

ビジネスリュック使用時のマナー

営業リュック使用マナー リュックを背負っていると、自分では気づかないうちに人に迷惑をかけている場合があります。 特に人混みでは、周囲の状況に応じて持ち方を変えましょう。  

電車内では前に抱える

リュックに対して、多くの人が不快に感じる場面は、満員電車です。 後ろに背負ったまま混雑した車内に乗り込んでしまうと、周囲の人にぶつかり、迷惑をかけてしまいます。 日本民営鉄道協会が2018年に実施した調査では、電車を利用する場合に迷惑だと感じる行為の第一位に「荷物の持ち方・置き方」が選ばれています。 そのうち、最も迷惑に感じる行為として「背中や肩のリュックサック・ショルダーバッグ等」が66.2%も占めているのです。
参考:日本民営鉄道協会 「駅と電車内のマナーに関して
  満員電車では、リュックを前に抱えて乗りましょう。 荷物のコントロールがしやすくなるため、人にぶつかるのを防ぐことができます。 抱えるのが大変な場合は、手に持つか棚の上に上げましょう。 また、座っている時は床に置かず、膝の上にのせるのがマナーです。 人が多く集まっている場所では、できるだけ肩から下ろし、状況に応じて柔軟に対応するよう、心がけましょう。  

エスカレーターでは手に持つ

混雑時のエスカレーターは、前後に人が詰まっているため、満員電車と同様に周囲への配慮が必要です。 リュックを背負うと後ろの人の顔に当たり、抱えると前の人を押してしまう場合があります。手に持つのがベストです。  

他社訪問時やお客様に会う際は手に持つ

お客様と会う時は、待ち合わせ場所が見えてきたらリュックを手に持ち替えます。 また、他社訪問時は、会議室に入る前に肩から下ろします。 下ろすところを見られないよう、スマートに行動することがポイントです。 帰る際はすぐに背負わず、振り返った時にお客様が見えない距離までそのまま手に持ちましょう。 振る舞いに注意することで、リュックが悪目立ちせず、ビジネスシーンで印象よく使用することができます。  

ビジネスリュックのデメリット

便利なアイテムでもデメリットはあります。 ・荷物がすぐに取り出せない背中に汗をかくリュックを背負うとスーツやシャツがシワになる 購入する際は、以上3点を頭に入れておきましょう。 特に、スーツのシワは、だらしなく見えてしまうので、こまめなチェックが必要です。  

まとめ

営業リュックまとめ ビジネスリュックを使う人は年々増えていますが、ビジネスシーンにふさわしいかどうかの明確な基準はありません。 若い世代にとってはリュックで通勤することが当たり前でも、人によっては、常識から離れたスタイルに映る場合があります。 そのため、ビジネスシーンに適したリュックを選び、マナーに気を配ることが、とても大切です。 どのシーンでリュックを使い、手提げを使うのかを見極める必要もあります。 仕事にスピード感が求められる現在、出先でスマホやモバイル端末を使う機会が増えているため、両手がフリーになるリュックの需要は、ますます高まっていくでしょう。 営業職に適した品のあるリュックスタイルを心がけ、スマートな営業マンを目指しましょう。 ▼あわせて読みたい 営業マンは会社の「顔」容姿の悪い人は営業に不利? 必見!営業マンの便利グッズおすすめ20選

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