ここ数年、若い世代を中心に、ビジネスマンの間でも人気が高まっているツーブロック。 サイドや襟足は短く刈り上げ、トップから耳の上までは長めというヘアスタイルで、髪を二つのブロックに分けて段差を作り出している点が特徴的です。 ツーブロックにはさまざまなスタイルがありますが、ファッション性が高くインパクトのある刈り上げのイメージが先行しているため、ビジネスシーンではふさわしくないと感じている人が多いようです。 一方、おしゃれに関心のある営業マンの中には、ツーブロックにチャレンジしたいと考えている人も少なくないでしょう。 この記事では、営業マンとして好印象に見えるツーブロックやビジネスにおすすめの髪型をご紹介します。

営業マンはツーブロックで印象を上げる

営業マンにとって、第一印象はとても重要です。 商談で話を円滑に進めるためにはトーク力が必要ですが、見た目の印象が悪ければ話に耳を傾けてもらえないこともあります。 外見のマイナスイメージで、信頼感が損なわれてしまうからです。 好印象を勝ち取るために大事なポイントとなるのが髪型です。 似合っていれば良いということではなく、お客様が好感を抱き、仕事を頼みたくなるような清潔感や信頼感漂うスタイルが、営業マンとして必要な要素です。 その点、ツーブロックは印象が上がる要素を備えています。 顔の輪郭がはっきり見えるため表情がわかりやすくなり、明るいイメージを与えてくれるビジネス向きのヘアスタイルと言えるでしょう。 しかし、髪型のバリエーションが豊富なため、トップが長すぎたり、刈り上げすぎたり、極端なスタイルを選ぶと奇抜さや軽薄な印象が強くなってしまいます。 業種や職場によって髪型の許容範囲はさまざまですが、ビジネスにおいては全体的に控えめを心がけることが基本です。 やりすぎないことで、ビジネスにふさわしい品のあるツーブロックに仕上がります。  

ツーブロックNGの業種

メンズヘアの定番とも言えるツーブロックは、カジュアルからビジネスまで幅広く取り入れられていますが、業種によってはNGとされる場合があります。 特に金融機関や公務員などの堅い職業や、服装規定が厳しい社風の場合は、ソフトなツーブロックでもマイナスイメージを持たれてしまう可能性があります。 また、年配の多い職場では、不真面目な印象を与える場合があるため、注意しましょう。 ビジネスにおいては、流行や自分の好みよりも、職場や取引先の雰囲気に合わせたスタイルを取り入れることが大切です。  

ツーブロックを好印象に見せるポイント

ツーブロックは、さっぱりとした印象で清潔感があります。 しかし、髪の長短差が激しく、刈り上げを強めにするとマイナスな印象を与えます。 ビジネスにふさわしいスタイルにするために、2つのポイントをおさえておきましょう。

刈り上げは控えめに

全体的に髪の毛が短いヘアスタイルは爽やかに見えるものですが、ツーブロックの場合は、サイドの髪を刈り上げすぎると厳つくなり、トップを長く残しすぎると奇抜になります。 近寄りがたい雰囲気を醸し出してしまう髪型は、商談で非常に不利になるため、髪の長さが極端にならないよう気をつけましょう。

ワックスは少なめに

髪をセットする際、ワックスをたくさんつけがちですが、テカテカと目立ってしまうと清潔感がなくなります。 あくまでも、ワックスは髪を整えることを目的として使用し、つける量を必要最低限におさえましょう。  

営業マンの好感度を上げる髪型のポイント

「好感度を上げたいけれど、具体的なイメージが沸かない。営業マンとして、どのような髪型が適しているのかわからない」と悩んでいませんか？ 見た目の印象を良くするためには「清潔感」「爽やかさ」「明るい雰囲気」が重要なポイントです。 特に、清潔感を欠いてしまうと、身だしなみに気を配っていない人、と思われて仕事に大きく影響します。 不潔でだらしない印象の営業マンでは、当然お客様から見向きもされず、営業成績を上げることが難しくなります。 そうならないよう、髪型で好感度を上げることが大切です。 ポイントは7つあります。

おでこを見せる

おでこを見せるだけでも、印象は格段に上がります。 長い前髪で隠してしまうと、表情が見えづらく、暗い印象を与え、まるで心を閉ざしているようにも見えてしまうからです。 相手に警戒心を抱かせてしまう髪型は、営業マンとして失格です。 前髪を上げ、おでこを出すことで明るい印象がプラスされ、自信があるように見せることができます。 また、眉毛の動きが見えるようになると、より相手に気持ちを伝えやすくなり、コミュニケーションが取りやすくなります。

全体的に短めにする

営業職では、全体的に短い髪型にすることが基本です。 サイドを耳にかからないよう短く刈り上げ、襟足も同様に刈り上げるツーブロックをベースにして考えると、全体的にスッキリとしたビジネススタイルに仕上がります。 短髪は、爽やかに見えるというだけではなく、髪の毛が乱れにくいというメリットがあります。 営業マンは外回りが多いため、汗をかいたり、雨に降られたり、強い風に吹かれたり、さまざまな厳しい状況に置かれます。 その度に髪が乱れてしまっては、仕事になりません。 髪を短くしておくことでスタイルがキープされるため、身だしなみを整える煩わしさがなくなります。 お客様にとっても、ビシッと決まっている髪型は、見ていて気持ちの良いものです。

毎朝きちんと整える

寝ぐせがついたまま出勤すると、だらしない印象を与え、仕事ができない人と思われてしまいます。毎朝鏡を見て整えましょう。 寝ぐせが酷い場合は、髪の根元から水で濡らすと整えやすくなります。 全体を濡らした後はタオルで軽くふき取り、ドライヤーでザッと乾かしましょう。 その際、流したい方向に手でとかしながら風をあてると、スタイリングしやすくなります。

スタイリング剤を使う

ノーセットで乱れた髪型は、社会人としてのマナーがなっていない印象です。 スタイリング剤できちんとセットして、誠実な印象をアップさせましょう。 スタイリング剤は髪の毛の根元にはつけず、表面のみにつけるのがポイントです。

髪を染めない

暗めの茶髪は会社によって認められる場合がありますが、ビジネスで好ましいのは日本人らしい黒髪です。 真面目で誠実な印象を与え、この人なら仕事を任せても大丈夫、という安心感を持ってもらえます。 生まれつき髪の色が茶色い人は、わざわざ黒く染める必要はありません。 大事なことは、違和感のないナチュラルな印象です。

定期的にヘアカットする

短い髪の毛ほど、伸びたときにバラついて見栄えが悪くなりやすいため、こまめなメンテナンスが大事です。 カットに通う時間がないときは、刈り上げている部分をバリカンでセルフカットするのもおすすめ。 定期的にヘアカットすることで、清潔感がキープされます。

フケ、髪のべたつき、頭皮の臭い対策をする

スーツの肩にたまったフケ、脂でギトギトした髪の毛、頭皮の臭い、どれも多くの男性が抱えている悩みです。 清潔感を損ない、印象を悪くする原因になるため、しっかり対策しましょう。  

ビジネスに適さない髪型

初対面で受けた印象は強く残りやすいため、髪型でマイナスイメージを与えないようにしたいものです。 相手に不快な思いをさせないために、気をつけるポイントは4つあります。

前髪が長い

前髪は、目にかかるくらいに長いと暗い印象を与え、顔の表情がわかりづらくなり、相手を不安に感じさせてしまいます。 営業マンとしては、短く切っておでこを見せ、清潔感をアピールすることが大切です。 横に流したり、上に立たせたり、スタイリングは業種や取引先の雰囲気に合わせて選びましょう。

ロングヘア

全体的に髪の毛が長いと、清潔感が損なわれます。顔に髪がかかり、手で触る仕草もあまり良い印象を与えません。 襟足やもみあげは短くし、耳を出すのが営業マンの理想的なスタイルです。

派手なカラー

いくら身だしなみをきちんと整えても、髪の色が派手では印象が悪くなります。 オフィスカジュアル化で髪を染めることが当たり前になりつつありますが、ビジネスでは不真面目な印象を与える場合も。 黒や、黒に近いブラウンカラーにして、信頼感を高めましょう。

過度なパーマ

パーマの程度によりますが、遊び感が出て軽率に見えやすいため、かける場合はできるだけ緩めにしましょう。  

営業マンにおすすめ！好印象な髪型10選

営業マンの髪型は、全体的に短めのスタイルが基本。顔周りがスッキリ見えて、爽やかで好印象なスタイル10選をご紹介します。

ベリーショート

全体的に髪の毛が短くメリハリの少ないベリーショートは、シンプルで清々しい印象です。 スタイリング剤を使って毛流れを作ると、おしゃれな印象がプラスされます。 寝ぐせがほとんどつかず、濡らしてもすぐに乾くので、朝のセットに時間をかけたくない人にもおすすめです。

マッシュ

前髪、サイド、バックが同じくらいの長さでそろえられているマッシュルームのようなスタイル。 ほどよい丸みで、ふんわりと優しい印象です。 前髪をセンターパートにすると、大人っぽさがプラスされ、ドライヤーだけでもまとまりやすいスタイルです。

ツーブロック×ベリーショート

髪の毛のトップとサイドの差を控えめにしたナチュラルなスタイルは、ビジネスでも好印象です。 サイドやバックで清潔感を出しながら、トップにうねりを出して整えるとおしゃれ感がアップします。

ツーブロック×ショート

トップに長さを持たせ、両サイドの刈り上げはあまり短くないスタイル。 ツーブロックの中でもソフトで若々しい印象です。 トップをアシンメトリーにカットすれば、動きのあるスタイルが簡単に表現できます。 毛流れをそろえて七三にしてまとめると、清潔感が増してスマートなビジネススタイルに。 ツーブロック初心者でも挑戦しやすいスタイルです。

アップバンクショート

アップバンクとは、前髪を上げたスタイルのこと。おでこを見せることで顔の印象が明るくなります。 アレンジがしやすく、ビジネススーツが上品に映えるダンディーな髪型です。

ツーブロック×マッシュ

ふんわりとした印象のマッシュスタイルも、耳上やバックを刈り込むことで、ナチュラルで落ち着いた雰囲気に。 レイヤーを入れると、軽やかさが増し、広がりが抑えられてクールな印象がプラスされます。

ツーブロック×ボウズ

一般的な丸刈りよりも、全体的にボリュームを持たせるようトップを長めに残し、両サイドやバックを刈り上げたスタイル。 寝ぐせがつきづらい、セットがしやすい、髪を乾かす時間が短い、といったメリットがあります。特に夏場の暑さを和らげたい人におすすめです。 ▼あわせて読みたい 営業マンの坊主頭は社会人として失格？印象を上げるポイントとは

ツーブロック×ソフトモヒカン

トップの長短差を控えめにし、サイドからバックを短く刈り込んだスタイル。 トップのボリュームを控えめにして立たせるのがポイントです。 トップを立たせずに柔らかく流すと、ナチュラルに仕上がります。

ツーブロック×オールバック

クラシカルでカチッとした印象のオールバックは、男らしさと落ち着きを感じさせるスタイルです。 顔に髪がかからないので清潔感があり、どんなシーンでも印象良く見られます。 ツーブロックでは刈り上げた部分が伸びてくると目立ちやすいため、こまめなお手入れが必要ですが、オールバックを取り入れると、多少伸びてきても後ろに流して整えればまとまります。 また、流行に左右されることがなく、年齢を重ねるごとにダンディーな印象が加わり、深みを増してくるスタイルです。

ツーブロック×パーマ

耳上を短くカットし、前髪やトップにパーマをかけたスタイル。 ゆるいニュアンスパーマをかけると品良く仕上がり、ワックスを揉み込むだけで自然な束感が出せます。 朝のスタイリングに時間をかけたくない人、髪のボリュームが少ない人、くせ毛が気になる人におすすめです。 また、消極的に見られがちな人は、軽くパーマをかけて動きをつけることで、アクティブな印象を与えることもできます。 ただし、きついパーマは一気に浮ついている印象になるので避けましょう。 ▼あわせて読みたい 営業マンは会社の「顔」容姿の悪い人は営業に不利？  

まとめ

清潔感と爽やかさのある髪型は、営業マンだけではなく、ビジネスマンにとって共通の好印象なスタイルです。 中でも、ツーブロックはスッキリとした印象があるため、髪の長さを極端にしなければビジネスシーンに馴染みます。 営業マンとして印象を上げる方法は多々ありますが、まず髪型から変えてみてはいかがでしょうか？ 手軽に取り入れられて、イメージアップできるのでおすすめです。 ▼あわせて読みたい 「ビジネスリュックにスーツで営業」はマナー違反？ 営業マンの服装特集！好印象なスーツの着こなし方とおすすめコーデ

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