風野ミユ 0 Comments
社会では様々なジャンルにおいて、営業職として活躍している女性を見かけます。 「でも実際女性が営業って辛いんじゃないの?」 「男性社会の営業で女性が成功するのは無理?」 「キャリアとして営業の経験を積みたいけど有力な情報が見つからない…」 そんなふうにお悩みの方にきっとためになる、女性営業マンの仕事術をご紹介します。 この記事を読めば、女性が営業をする事の実態や、成績を上げる秘訣、自分が営業職に適性があるかも分かってしまいます。

女性営業が結果を出す秘訣は!?適性があれば営業は楽しめる

営業というとノルマがあったり、お客様に断られたりとマイナスのイメージを持っている人も多いかもしれません。 中でも営業は男性メインで行われるものだとの印象が未だに残っている分野です。 しかし実際のところ、 女性営業が率先して活躍している職場があるのも事実です。 彼女たちは一体どんな工夫をしながら、営業活動を行っているのか、女性営業としての適性は何か、一緒に確認していきましょう。

営業職とはどんな仕事?

営業職とは、お客様のニーズや抱えている課題にあったの商品やサービスを提案し、購入に繋げる仕事です。 営業は自社商品やサービスを売り込む仕事だと思われがちですが、実はそれだけではありません。 お客様が抱える課題に対する解決方法を一緒になって考え、それを解決に導くための提案をするのが営業職の基本的な姿勢です。

営業って実は女性向けの仕事!?

営業は女性には不利だと考えている人も多いですが、実は女性だからこそ営業職で大活躍している人もいるんです。 実際に、営業に必要なスキルとしてよく挙げられる次の3つの要素も、女性だからといってマイナスになるとは考えにくいものです。 ・第一印象が良い ・ヒアリング能力が高い ・情報収集/分析能力が高い その理由をひとつずつ解説していきます。

第一印象が良い

営業にとっての第一印象の良さは、欠かせない要素の1つです。 残念なことですが、自分からアポイントを取った場合を除いて、お客様は営業の話をできるだけ手早く断りたいと思っています。 そこでいかに良い第一印象を持ってもらえるかで、続けて話を聞いてもらえるかが決まります。 お客様にとって押し売りされたり、しつこくされたりするのが最も避けたい事態であるため、ギラギラした印象の営業マンは少し敬遠されがちです。 女性営業マンの場合は男性より柔らかい印象を持たれることが多く、「この人は無理強いしてこないだろう」と顧客が警戒心を解いてくれる場合もあります。

ヒアリング能力が高い

お客様の悩みや課題を深堀りして、適切な提案をするためには、ヒアリングでいかに情報を引き出せるかが重要です。 ヒアリングに欠かせないコミュニケーション能力という点では、女性の共感力が活かせる場面も多いでしょう。 もちろんコミュニケーション能力もその人の性格や能力によりますが、女性は話を進める際に共感を大事にするという傾向があり、顧客の本音を引き出す際にもその共感力が重宝されます。

情報収集・分析能力が高い

営業の仕事は、商談の時間だけではなく、事前の顧客情報の収集やヒアリングで得たデータの分析なども含まれます。 情報収集・分析能力に関しても、女性であることがマイナスに働くとは考えにくいでしょう。 情報処理や分析に関わる仕事をしていた人であれば、その経験を活かして営業で活躍できる可能性もあります。

女性営業が活躍するための5つのポイント

女性が営業職として十分に自分の力を発揮して働くための秘訣をご紹介します。

ポイント①:お客様と信頼関係を築く

営業からものを買ってくれるお客様は、その商品やサービスだけでなく、営業の事を信頼しているという傾向があります。 営業のことを信頼しているお客様は、「この人ならきっと課題を解決してくれる」と安心して、胸の内を話してくれるようになります。 いくらトーク力やコミュニケーション能力が高くても、それだけでは成約に漕ぎつけることが難しいのが現状です。 すぐに成果を求めるのではなく、まずはお客様に信頼してもらえるような関係づくりに注力する必要があります。

ポイント②:事前準備を抜かりなく行う

その日の営業の成果は、事前準備に掛かっているといっても過言ではありません。 お客様の立場としても、どの客先にも当てはまってしまう様な浅い話をされても、心に響くことはないでしょう。 営業活動においても、入念な事前調査と徹底したヒアリングを通して、適切な提案が可能になるのです。 お客様の心を動かす提案をするためにも、事前に情報収集をしたうえでヒアリングシートを作り、各項目のチェックと提案の流れを確認しておくことが有効です。 営業ヒアリングシートに関してまとめたこちらの記事も参考にしてみてください。

ポイント③:尊敬できる先輩を見つける

営業力のアップにはやはりロールモデルを持つことが欠かせません。 営業成績の良い先輩に同行させてもらったり、ロールプレイングをしてアドバイスをもらったりと、同業者だから気付かされることも多いからです。 また同じ営業マンならではの情報を交換したり、悩みを共有することも可能です。 あなたの営業活動の1番の理解者になってくれるはずです。

ポイント④:効率よく働く工夫をする

特に実際に顧客を訪問するフィールドセールスの場合は、移動時間や待機時間が発生するため、時間を上手くやり繰りする必要があります。 最近では個人のスマホにインストールして使える業務改善アプリも出てきています。 使える技術はできるだけ利用して、事前準備や営業スキルアップを図れる時間を確保することが大切です。 営業マンおすすめアプリは、こちらの記事でもご紹介しています。

ポイント⑤:清潔で健康な見た目を意識する

営業マンの印象を決める大きな要素として、「見た目」が挙げられています。 女性営業マンの場合は、髪のまとめ方やスーツや靴のデザイン、ネイルなどにも気を配る必要があります。 寝不足で目の下に大きなクマを作っていては、信頼されるどころかお客様に心配されてしまうでしょう。 清潔感があり、健康的な印象を与えられる営業マンを目指しましょう。 女性営業マンの季節ごとのスタイルをご紹介しているこちらの記事にも目を通してみてくださいね。

営業職に向いてる女性の特徴

営業職に適性がある女性とは、一体どんな特徴をもっているのか解説します。

前向きに物事を考える

営業はいつも上手くいくとは限らない仕事です。 時にはピシャリと断られたり、心無い対応をされてしまうかもしれません。 営業に適性がある女性の特徴として、前向きで気持ちの切り替えが上手だという点が挙げられます。 特にテレアポや飛び込み営業など、新規開拓営業に関しては「断られるのが当たり前」と心に余裕を持っておくとよいでしょう。 また、いつまでも失敗を引きずっていては、次の営業に支障が出てしまう場合があります。 失敗の原因究明と次の対策を練った後には、必要位以上に落ち込むことなく、気持ちを切り替え、次のお客様に笑顔で接することのできる人が、営業に向いていると言えるでしょう。

他人の立場で物事が考えられる

商談を円滑に進めていくには、相手のペースに合わせて話を進めていくことが必要不可欠です。 商品をおすすめしたいと気持ちが焦って、相手の関心度や検討具合を無視して、一方的に話を進めてしまうのは逆効果です。 トークスクリプトを組み立てるときも、お客様の立場になって、情報伝達に漏れがないか、検討の余地を十分に与えられているか、を気にしてみると新しい発見があるはずです。 多方面から物事を考えることができる人は、営業の適性があります。

自己管理能力が高い

営業活動は時間効率を考えながら、計画的に進める必要があります。 商談の約束時間に合わせて行動するのはもちろん、事前準備や気持ちの切り替えも自己管理能力に含まれます。 目標達成に向けて、計画的に取り組める人であれば、営業活動でも上手く力を発揮できる可能性が高いでしょう。

体力がある

友人と盛り上がって長時間話した後に、なんだがぐったりしてしまった経験をした人も少なくないはずです。 人とコミュニケーションを取るということは、思った以上に体力を消耗する作業です。 営業マンの場合は、次の話の展開を考えながら話さなければならないため、商談の間中、脳はフル回転していることになります。 訪問営業の場合は自分で車を運転したり、交通機関を使ったりして顧客を訪ねる機会も多いでしょう。 事務職に比べると外出したり、人と直接的にコミュニケーションを取ったりする機会が増えるため、ある程度の体力は必要になるでしょう。

感情が安定している

営業マンとして活躍するには、感情に流されず、落ち着いた判断ができることも大切です。 営業活動において、人とのコミュニケーションは必須になるので、その時の感情によって態度が変化してしまっては、良好な関係を築くことはできません。 何かトラブルが起きたときも、顧客のことを考え、冷静なジャッジが下せる人が営業に向いています。

営業職に向いてない女性の特徴

反対にこんな人は「営業が辛い…」と感じてしまうことが多いかもしれません。

落ち込みやすい

とにかく誰かに拒否されることが苦手という人も中にはいるはずです。 営業職としては、断られる度に落ち込んでしまっていては、仕事になりません…。 メンタルの弱さに悩んでいる場合は、他の営業マンに営業の心得を聞いてみたり、気持ちを切り替える練習をするのも効果的かもしれません。 自分の行っている営業活動の成功率を分析し、必要以上に落ち込まないように、自分をコントロールすることも大事です。

自分勝手な行動が多い

相手があっての営業活動なので、自分の思いだけで物事を進められると考えている人には、営業マンは不向きかもしれません。 営業の概念の部分でもご説明しましたが、営業とはまだニーズに気付いていない人に、ふさわしい商品やサービスを提案する仕事です。 その過程で、自分勝手にトークを展開してしまっては、顧客との信頼関係を築くことができず成果にも繋がりません。 お客様の悩みに寄り添い、相手のペースで検討してもらえるような営業スタイルが理想的です。

報連相が苦手

営業活動には、営業マンとお客様の他にも、実は様々な人や部門が携わっています。 お客様の声をもとに企画や販促活動を行うマーケティングや、 リード(見込み客)の育成や営業のフォローを行うマーケティングセールス、製造部門や営業事務部門も一連の営業活動に関与しています。 各部門に適切な情報共有をすることも、営業マンの大事な役目です。 報連相を重要視していなかったり、こまめな情報共有が億劫だと感じるひとには、営業マンが向かないかもしれません。

営業職を経験した女性の未来は明るい

女性には大変だと思われがちな営業職ですが、営業職のキャリアを持つことにはこんなメリットがあります。

女性で営業経験があるとキャリアアップしやすい

男性に比べると、女性営業マンの数は多くありません。 その分、女性で営業マンとしてのキャリアがある場合は、企業にとって魅力的な人材に映るのです。 営業活動の中には、女性がメインとして営業をしている分野もあり、未経験ではないスキルを持った人材を獲得したいと考えている会社も多いからです。 大変だからこそ、営業活動をしてきた女性には、それだけの度胸とビジネススキルが備わっているだろうと見なされる傾向があります。

他の職種で活かせるスキルを得られる

営業職を経験して得られるスキルは、何もトーク力やコミュニケーション能力だけではありません。 目的達成の為に計画的に行動できる能力や、データ分析能力、判断力などもその一部です。 事務職として毎日データ処理だけをこなしていくより、はるかに多くの事を経験している為、他の業種に転職しようとした時にもその経験が評価されることでしょう。

まとめ

女性の営業職は辛そうだというイメージを持つ人も多いでしょう。 営業職の正しい知識を付けることで、自分なりの軸を持って営業活動を行うことができます。 この記事でご紹介した女性営業マンの成果を上げるコツや、営業職の適性などを参考に、自分が営業としてやっていけるかどうか、じっくり考えてみることも大切です。 この記事が、営業活動に悩みを持つ女性達の背中を押すことになれば嬉しいです。

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