風野ミユ 0 Comments
テレアポで病む テレアポと聞くと辛い仕事だというイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。 テレアポは繰り返し作業で、何度も断られる仕事であるため、精神的に負担が大きく病む仕事のひとつです。 しかし、テレアポで病む前に試して欲しい、いくつかのポイントがあるのも事実です! テレアポを少しでも楽に進めるコツや、どうしても辛い時の対処法、テレアポの適性について分かりやすく解説します。

テレアポで病む人が多い理由6つ

テレアポという仕事を通して、精神的な苦痛を感じ、病む人が多いのには次のような理由があります。 ・断られる機会が多い ・否定されているように感じてしまう ・クレームや暴言に対応する必要がある ・ノルマが設定されている場合が多い ・単純作業が続く ・モチベーションを保ちにくい 各項目を詳しく解説します。

①とにかく断られて病む

テレアポの成功率は、取り扱う商材やアポイントの内容によっても異なりますが、1%未満から2%程度だと言われています。 中でも企業へアプローチを行うBtoBのテレアポでは、平均成功率は約1%未満と低くなっています。 BtoBのテレアポ成功率が低い理由は、代表電話に出た担当者に該当の部署へ電話を繋いでもらうまでに、断られてしまうことも多いからです。 扱う商材のテレアポの成功率が仮に1%だとしたら、100回掛けてやっと1回成功することになります。 成功する前に、99回の失敗が続く中で心が折れてしまう人、心が病む人も少なくないでしょう。

②自分を否定されているように感じて病む

テレアポのような営業電話に関しては、「ガチャ切り」のように、ろくに内容も聞かずに通話を切られてしまうこともあります。 中には営業電話に対しての対応がマニュアル化されており、担当者に取り次いでもらう前に強制的に終了させられてしまうこともあるでしょう。 営業電話を受ける相手としては、数多くかかってくる電話の内の1本で、何気なく対応してしまっている場合が多いです。 しかし、テレアポを行う営業マンの中には、お断りが続いたり、面倒くさがられたりすると、自分が悪いことをしているかのように感じてしまう人もいます。 実際には営業が断られただけですが、心の線引きを上手く行えないと、自分への否定の様に感じられて精神が病むことに繋がります。

③クレームや暴言が多くて病む

クレームや暴言と言えば、コールセンターに多いと思われがちですが、実はテレアポの業務の際にも、クレームや暴言に出会ってしまうことがあるようです。 全く面識のない人から、大きな声で叫ばれたり、いわれのない中傷を受けて平気な人はいないでしょう。 顔の見えないコミュニケーションであるからこそ、相手の発言や態度に傷つき、心が病むという状態に陥ってしまいやすいのかもしれませんね。

④ノルマが圧し掛かり病む

テレアポは成功率が高くないため、とにかく数をこなしてアポイントを獲得する必要があります。 テレアポのノルマは、アポイント獲得数または架電数で設定される場合が多いようです。 つまりテレアポで設定されるノルマは次の様になります。 【テレアポのノルマ例】 アポイント獲得数:3件/日 架電数:150件/日 何度断られても、心を瞬時に切り替えて次の電話をするのは、誰にでもできることではありません。 厳しいノルマが設定されている場合は、上司からの指導回数も増え、テレアポ業務に負担を感じ、病む人がより多くなるでしょう。

⑤単純作業の繰り返しで病む

一般的にテレアポには、架電リスト(電話を掛ける企業や個人のリスト)から順番に電話をかけ、トークスクリプトの内容に沿って話を進めていきます。 毎回アポイントが取れるわけではないので、何度も同じ文句を繰り返し説明する事になるでしょう。 アポイントが取れても、また次のアポイント獲得に向けて同じ作業を繰り返すことになるので、先が見えないという点でストレスを感じ、心を病む可能性があるのも頷けます。

⑥モチベーションの維持が難しくて病む

テレアポは、他の営業と比べても顧客と信頼関係を築いたり、実際に商談を成功させたりという過程を経験することができないので、モチベーションの維持が難しい営業手法です。 また、テレアポ経験者のキャリアパスが広く開かれていないことが、モチベーション低下を引き起こし病む原因となっている可能性があります。 テレアポで経験を積んだ後も、そのままテレアポの仕事を続けるか、テレアポを担当する職員を統括する立場になることが多いです。 テレアポの経験者がスキルを活かせる職場としては、他の営業職や、接客業、コールセンター等が考えられますが、テレアポよりも他の営業経験の方が重視されてしまう傾向は否めないでしょう。

テレアポで病む前にできる対処法

テレアポで病む前にできる対処法 テレアポは精神的にキツイ仕事ではありますが、そんなテレアポを上手にこなせる人は、非対面のコミュニケーションスキルとストレス耐性を始めとする素晴らしい能力を備えていると重宝されます。 テレアポを病むことなく遂行するためのコツは次の5つです。 ・断られても気にしない ・気分転換上手になる ・誰よりも商材に詳しくなる ・必勝トークスクリプトを作る ・ロールプレイングで修正を繰り返す それぞれのポイントを詳しく解説します。

断れるのが当たり前だと思う

テレアポの成功率が一般的には2%以下であるという事はご紹介しましたが、つまりテレアポという仕事に失敗はつきものだということです。 断られたことに深く落ち込まず、病む前に断られるのがむしろ当たり前だという心持ちでいることが重要です。 断られるということは、あなたが否定されたのではなく、単に商材が相手にとって必要になかったと捉えることもポイントです。 最初は難しいかもしれませんが、時にはしっかりと話を聞いてくれ、検討してくれる人に出会うはずです。

気持ちを切り替える方法を見つける

断られることの多いテレアポの業務では、病むのを防ぐために、即座の切り替えが欠かせません。 自分なりの、気分転換の方法を見つけることが、テレアポで病まない方法です。 簡単にその場でできることで言えば、深く深呼吸をする、数秒目をつむって心を落ち着ける、珈琲やお茶を1口すするなどが挙げられるでしょう。 休憩時間には、お気に入りの動画を見たりや音楽を聞いたり、周辺を軽く散歩してはいかがでしょうか。 何より自分の心の平安を保てる方法を見つけることが大事です。

商材の知識を磨く

せっかく興味をもって話を聞いてくれる顧客がいても、適切な説明ができなければ、せっかくのチャンスを逃がしてしまいます。 商材に詳しくなれば、自信を持って話を進めることができるようになります。 テレアポの業務にあたる前に、じっくりと商材についての情報を整理する時間が必要となるでしょう。 また、どうしても自分自身が商材に興味が持てなかったり、おすすめができなかったりすると、精神的にも辛く病む状態になりやすいです。 テレアポの仕事を探す際に、自分が自信を持っておすすめできる商材を扱っている会社を見つけるのも、病むことなく心身健康にテレアポ業務が行えるコツです。

トークスクリプトを見直す

テレアポを行う時は、基本となるスクリプトが配布される場合が多いですが、どの顧客でも同じスクリプトを使い回してはいませんか? 相手の立場が代われば、心に響く一言やアプローチ方法も異なります。 トークスクリプトは業務をこなしながら、相手の情報や反応を照らし合わせ、少しずつ成功率を高められる内容に仕上げていきましょう。 トークスクリプトの精度が上がれば、アポイント獲得に効果が出て、ノルマに対するプレッシャーを減らせるはずです。

ロールプレイングで数をこなす

テレアポの成功率が高い先輩も、始めから楽にテレアポをこなせたわけではないはずです。 テレアポは相手の返答によって、即座に対応を取る必要があるため、適切なトークが滞りなく行えるように、練習する必要があります。 ロールプレイングで実際に相手を置き、様々な返答をしてもらうことで、あなたも臨機応変な対応をすることができるようになるでしょう。 一度似たような事例を経験していれば、二度目は落ち着いた対応が取れるはずです。 こちらの記事ではトークのコツをご紹介しています。 新規営業テレアポで使えるトークのコツ【決定版20選】アポ率向上間違いなし!

どうしてもテレアポで病むときの選択肢

どうしてもテレアポで病むときの選択肢 上でご紹介したようなテレアポの精神的負担を減らすコツを試してみても、効果が得られなくて辛い…どうしても心が病む…という場合には、職種を変えたりコールセンターに移ることを検討してもよいかもしれません。 様々な対策をしてもなお、テレアポで病む、テレアポが辛いと感じる状況に陥った場合には、あなたの適性がテレアポにマッチしなかった可能性があります。 そんな時は無理をしすぎず、経験を活かし次のステップを検討してみましょう。

違う部署への移動や他業種に転職する

テレアポはキャリアパスが開かれていないと書きましたが、実際には粘り強くテレアポを担当したあなたの能力を評価してくれる職場が数多くあるはずです。 テレアポは、コミュニケーションスキル、接客スキル、ストレス耐性、瞬時の判断力が一定基準備わっていないと業務を遂行できません。 途中でテレアポを辞める結果になったとしても、心を病むほど苦労していた仕事をどうにか改善しようとした努力や、問題点を確実に把握できる能力はアピールできるポイントです。 テレアポ経験で培ったスキルは、見方を変えれば多くの職種で歓迎されるはずです。

経験を活かしてコールセンターに移る

テレアポで得たスキルを確実に活かそうとする場合に考えられる職場としては、やはりコールセンターが挙げられます。 特に営業やノルマを負担に感じていた人の場合は、インバウンド系の問い合わせ電話を受けるコールセンターであれば、本来の力を発揮できるでしょう。 テレアポを通して、基本的なマナーや対応が身についているため、コールセンターであれば大きな負担なく転職をすることができるかもしれませんね。

テレアポで病む人と大丈夫な人の違い

自分がテレアポに適性があるのかどうか分からないという人のために、テレアポで病む人と大丈夫な人の特徴をまとめてみました。 【テレアポで病む人の特徴】 ・コミュニケーション下手 ・気分転換が下手 ・ストレスに弱い ・ネガティブ ・競い合うことが嫌い ・優柔不断 【テレアポで病まない人の特徴】 ・コミュニケーション上手 ・気分転換が上手 ・ストレス耐性がある ・ポジティブ ・負けず嫌い ・即座に決断できる テレアポに不向きとされる適性にいくつか当てはまるからといって、必ずしもテレアポで病むわけではありません。 その人の人間性や他の強みでカバーできる可能性も十分あります。 自分の強みと弱みをしっかりと把握することは、テレアポで病むのを防ぎ、上手く付き合っていくためには必要な過程となるでしょう。

病むほどキツイけどテレアポの仕事で得られること

病むほどキツイけどテレアポの仕事で得られること テレアポはキツイ仕事ではありますが、その分経験することでメリットもあるんです! 【テレアポを続けるメリット】 厳しい仕事に耐えられる人だと認められる 自由度の高い職場が多い 比較的収入が高い テレアポは心を病む人が出るほど厳しい仕事であるからこそ、一定の経験があればその努力やスキルを保持しているとの証になります。 他のメンタル的に厳しい仕事でも、きっと成果を出してくれると周りからも期待されるでしょう。 テレアポは非対面でコミュニケーションを行うため、働く際の身なりに関しては、規定が緩い職場も多いです。 子持ちの女性に配慮されている場合もあり、テレアポの業務をストレスなくこなせるのであれば、テレアポを担当することで、働きやすい職場を得ることができるでしょう。 テレアポの仕事においては、ノルマ達成によりインセンティブが支給されることも多く、座って働ける仕事としては、給与も悪くありません。 アルバイトやパートとして従事する際にも、他の職種に比べると時給が割高に設定されているようです。 テレアポについてはこちらの記事でも紹介しています。 テレアポとは?未だ時代遅れにならないアナログ営業手法!支援および代行サービスも紹介 リストの質がテレアポ成功のカギ!作成方法やおすすめのリスト作成サービスをご紹介

まとめ

テレアポは大変な仕事、テレアポをすると病む、といったマイナスなイメージを持たれがちです。 しかし、実際には上手くこなすことができれば、テレアポは魅力的な仕事でもあります。 今回ご紹介した、テレアポと上手く付き合うポイントを参考に、「テレアポで病む」ことに対して、自分なりの解決方法を見つけるお手伝いができましたら幸いです。 テレアポのメリット、デメリットを正しく把握し、自分に適性があるかを見極めることで、快適な職場を選択できるはずです。

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