えむら若奈 0 Comments
【営業職必見!】いますぐ使えるビジネス用語60選 ビジネスでは、さまざまな用語が使われます。社会人になりたての人は特に、聞き慣れない言葉に戸惑うことも多いのではないでしょうか。 そこで今回は、営業職がよく使うビジネス用語をご紹介します。業界などによって意味合いに違いがある言葉もありますが、知っておいて損はないものばかりです。営業職の方はぜひ参考にしてください。

ア行の営業用語

◆アウトバウンド 広告、ダイレクトメール、テレアポなどで企業側から顧客へ働きかける営業スタイルです。なお旅行業界では自国から海外へ行くことを指します。 ◆アサイン 「仕事を割り当てる」「配属する」「任命する」という意味で使います。上司が部下に向けて使うのが一般的です。似た言葉として「ジョイン」がありますが、こちらは「自ら参加する」という能動的な意味合いがあります。なお、英語の「assign」も同様の意味です。 ◆アジェンダ 会議の議題、議論すべき課題のことです。議題を記録した書類や議事録のことを呼ぶ場合もあります。「レジュメ」と似ていますが、こちらは発表内容などを要約した資料を指す言葉です。 ◆アップセル 既存顧客に対してより上位のサービスを提案したり、同様の商品を複数購入することを促したりすることです。顧客単価を上げるための取り組みになります。 ◆粗利 売上から原価やコストを差し引いた金額です。「粗利益」の略語で、正式には「売上総利益」と言います。 ◆イニシャルコスト 商品・サービスの導入に必要な初期費用です。商品の購入費用など、初回のみに支払うものを指します。 ◆インサイドセールス 電話やメールを活用した非対面の営業活動です。似た言葉の「インサイトセールス」と混同されがちですが、こちらは潜在的な課題を見つけて商品やサービスを提案する営業スタイルのことになります。 ◆インセンティブ 給与とは別にノルマ達成などに応じて支払われる報酬で、営業職のやる気の源泉とも言えるものです。 ◆インバウンド 企業がオウンドメディアやSNSなどでコンテンツを発信し、顧客が興味を持ってくれるように働きかける営業スタイルです。アウトバンドは攻めのアプローチですが、インバウンドは流入を目的としています。 なお旅行業界では外国人が自国を訪れることを指します。 ◆エビデンス 本来は医療・学術用語で「根拠」「裏付け」という意味です。たとえば「その資料のエビデンスを出してください」と言われたら、資料の根拠となるデータをつけるということになります。 ◆オンボーディング 新規顧客に対して、提供する商品・サービスなどをはやく使いこなせるようになるためのプロセスです。 人事用語としても使われていて、その場合は新入社員にいち早く職場に慣れてもらい、組織への定着と戦力化を促進するための取り組みを言います。 ◆OJT 「On The Job Training(オンザジョブトレーニング)」の略で、実際の業務を通して研修などをおこなうことを指します。

カ行の営業用語

◆カスタマーサクセス 顧客の成功体験を後押しする業務・組織のことです。「カスタマーサポート」と混同されることが多いですが「カスタマーサポート」は顧客から問い合わせを受けて問題を解決する受動的な体制です。それに対して「カスタマーサクセス」は企業側から率先して問題提起をおこない、それを解決していくサポートをする能動的な役割を持っています。 ◆クロージング 顧客と契約を締結することです。取引や成約までの過程をこう呼ぶこともあります。 ◆クロスセル 顧客が購入したり購入を検討したりしている商品・サービスに加えて、関連するものも同時に購入してもらうよう提案することです。 ◆コミット 「コミットメント(commitment)」の略で「結果に責任を持つ」「結果を約束する」という意味です。たとえば「今期は50%の利益拡大をコミットします」という使い方をします。 ◆コンセンサス 「合意」や「意見の一致」という意味です。「根回し」の意味合いもあります。 ◆コンバージョン 目的とする最終的な成果のことを指します。たとえば顧客がWebサイトを経由して商品を購入するなど、インターネットの分野で使われることが多いです。 ◆コンプライアンス 法令順守の意味で、法律や規則、社会規範や倫理などを守ることです。企業統治の基本原理で「ビジネスコンプライアンス」「企業コンプライアンス」とも呼ばれます。 ◆KGI 最終的なゴールや最終到達目標の指標になるものです。「Key Goal Indicator」の略で「重要目標達成指数」と訳されます。 ◆KPI 「KGI」がゴールなのに対し「KPI」はゴールまでのプロセスにおける評価指標です。「Key Performance Indicator」の略で日本語では「重要業績評価指標」と訳されます。

サ行の営業用語

◆サマリー 「まとめ」「要約」「概要」を指します。英語の「summary」が語源です。 ◆スキーム 「計画された枠組み」のことです。漠然としたものではなく、目的達成のためにすべき行動や手順、仕組みが決められて、実行を待つ状態にある計画のことを言います。 ◆ステークホルダー 企業の利害関係者を指した言葉です。利益を享受するだけでなく損失なども含め、何らかの影響を及ぼす存在を言います。 ◆セグメント 特定の基準をもとに分割、細分化した顧客群です。また分割や細分化する作業のことを「セグメンテーション」と言います。 ◆SaaS クラウドで提供されるソフトウェアのことです。パソコンにインストールするのではなくインターネットを経由して利用できるサービスを指し、代表的な例としてブラウザ上でメールの機能が使えるGoogleのGmailなどが挙げられます。「Software as a Service」の頭文字をとったもので読み方は「サース」または「サーズ」です。 ◆CRM 「Customer Relationship Management(カスタマーリレーションシップマネジメント)」の略で「顧客関係管理」または「顧客関係性マネジメント」のことを言います。顧客と良好な関係を継続的に築くことで、収益の最大化を狙う考え方です。顧客管理システムそのものを指す場合もあります。 ◆3C分析 Company(自社)、Customer(顧客)、Competitor(競合)という3つの観点から顧客の現状を分析して戦略を考えるマーケティングの手法です。

タ行の営業用語

◆タスク 「やるべき作業」「小さな仕事の単位」のことです。複数の仕事を並行することを「マルチタスク」と言います。 ◆チャネル 商品などの流通ルートのことです。「channel」が語源で、発音が異なるだけで「チャンネル」も同じ意味になります。 ◆デフォルト 「標準」「基準」のことです。金融業界では「債務不履行」を指します。 ◆テレマーケティング 電話やメールなどで顧客にアプローチをするマーケティング手法です。「テレマ」とも言います。 ◆トークスクリプト 顧客にアプローチする際に「どのような話をするのか」をまとめたマニュアルのことです。おもにテレアポやテレマーケティング、営業の商談で使用します。

ナ行の営業用語

【営業職必見!】いますぐ使えるビジネス用語60選 ◆ナレッジ 「知識」「情報」という意味で、ビジネスシーンでは「知識・経験・事例などを集めて体系化した、組織にとって有益な情報」を指します。 ◆ニーズ 顧客の需要のことです。顧客自身が自覚している需要は「健在ニーズ」、自覚していないものを「潜在ニーズ」と言います。 ◆ニッチ 「隙間」といった意味で、ビジネスにおいては需要の規模が小さく大企業がターゲットにしていない分野を指します。 ◆ネゴシエーション 顧客などと「交渉」や「折衝」することです。略して「ネゴる」「ネゴする」という言い方をすることもあります。

ハ行の営業用語

◆バジェット 「予算」「経費」を指す言葉です。そのほか、国の予算案や生活費という意味でも使用されます。 ◆バッファ 「緩衝」という意味の「buffer」からくる言葉で、ビジネスシーンでは「余裕を持たせる」という意味で使われます。たとえば「会議の時間はバッファを取って1時間です」という場合、そこまでかからないけれど余裕を持って1時間で会議時間を設定している、といった意味になります。 ◆フィードバック 業務の成果などに対して評価や指摘をすることです。文章上では「FB」と略されることもあります。 ◆フィールドセールス いわゆる外勤営業のことです。実際に顧客を訪問して商談をおこないます。インサイドセールスで足がかりを作ったあとにフィールドセールスへと引き継ぎ、商談から受注までを担う流れが一般的です。 ◆フィックス 「決定する」「確定させる」という意味です。「この課題はフィックスしました」「資料のフィックス版です」といった使い方をします。 ◆フェーズ 「段階」「区切り」「局面」のことです。「この工程は完了したので次のフェーズに移ります」などと言います。 ◆プライオリティ 物事の優先順位・優先度のことです。優先度の高いものを「プライオリティが高い」という表現をします。 ◆ブラッシュアップ 「磨き上げる」ことで、ビジネスにおいては企画や資料などをより洗練されたものにしていくという意味で使います。 ◆フレームワーク 「骨組み」「構造」という意味を持つ言葉です。ビジネスにおいては、意思決定・分析・問題解決・戦略立案などの枠組みのことを指します。 ◆ペルソナ 商品・サービスを利用するユーザー像のことです。性別、年齢、趣味、学歴、家族構成などリアリティのある詳細な情報を設定して、マーケティングに役立てます。 ◆ペンディング 物事を保留にしたり決定を先送りにしたりすることです。「保留」「先送り」という日本語はネガティブなイメージがあるため、ビジネスシーンにおいては印象をやわらげるためにこの言葉を用いることが多いです。 ◆BtoB 「Business to Business」の頭文字をとったもので、企業間でのビジネスのことです。企業対個人のビジネスは「Business to Consumer」で「BtoC」と表現します。 ◆PDCA Plan(計画)、Do(実行)、 Check(評価)、ActionまたはAct(改善)の頭文字をとったものです。計画したものを実行→実行したものを評価→評価にもとづいて改善→改善した計画を実行……というように繰り返しながら継続して業務改善をおこないます。「PDCAサイクル」「PDCAを回す」という表現で使われることが多いです。

マ行の営業用語

◆マージン 「手数料」「利ざや(売値と原価の差額で発生する利益)」のことです。 ◆マイルストーン プロジェクトなどにおいて進捗を管理しやすいように設ける節目・ポイントのことです。「マイルストーンを設定する」「マイルストーンを置く」と表現します。 ◆モニタリング マーケティング分野においては、試供品をモニターに使ってもらい感想を得ることや、商品の売れ行き・客層・満足度などを調査分析するという意味です。 一方コールセンターでは、スタッフと顧客の通話内容を管理者が聴いて対応に問題がないかを確認する意味で使われています。

ラ行の営業用語

◆ランニングコスト 「維持費」「運用費」を指す言葉です。「イニシャルコスト」は初回の1回のみにかかりますが「ランニングコスト」は維持や運用をしつづけるために必要な費用となります。 ◆リード 将来、自社の商品・サービスを購入する可能性のある「見込み顧客」のことです。商品・サービスを認知していて検討しているものの、購入に至っていない顧客を指します。 ◆リードタイム 物流用語で「所要時間」という意味です。ビジネスにおいては、多くの場合で発注から納品までにかかる期間を指しますが、業界や職種によって細かい意味が異なります。 ◆リスクヘッジ 危険(リスク)をあらかじめ予測して対策をしておくことです。似た言葉に「リスクマネジメント」がありますが、こちらは「将来生じる可能性のあるリスクを予想し、対応できる体制を事前に整えること」で、危機管理全体を表しています。 ◆リスケ 「reschedule」のことで、決められていたスケジュールを再調整することです。「会議の予定をリスケする」というように使われます。 ◆リソース おもに企業の財源や資源を指す言葉です。「人的リソース」「経営リソース」「外部リソース」など、さまざまなものに使われます。 ◆リテラシー 対象の知識に対する理解力のことです。「ITリテラシー」「コンピューターリテラシー」「情報リテラシー」という言葉がよく使われます。ちなみに英語の「literacy」は「読み書きする能力」という意味です。

まとめ

【営業職必見!】いますぐ使えるビジネス用語60選 今回は営業職でよく使われるビジネス用語を60個ご紹介しました。このほかにもさまざまな用語があるため、最初は覚えるのが大変かもしれません。しかし知らなかったり間違った意味で使ったりすると恥をかいてしまうので、言葉の意味をしっかり確認しておきましょう。 なおBIZMAPSでは、約170万を超える企業データを無料で公開。会員登録すると毎月100社までの法人データをダウンロード可能で、営業リスト作成の効率化に役立ちます。ぜひお気軽にご利用ください。 あわせて読みたい記事▼ 「リード」について徹底解説!営業とマーケティングにおける意味の違いとは? インサイドセールスはどんなときにやりがいを感じるのか? 営業マンの便利グッズおすすめ20選 仕事のシーン別でご紹介 営業ノートの選び方&おすすめの使い方をご紹介!

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