えむら若奈 0 Comments
プチプラブランドの子供服メーカー8選!業界の概要や動向も解説 プレゼントとして購入されることも多く、見ているだけで幸せな気分になれる子供服。成長に合わせて、子供の好みに合わせたデザインを選べる楽しみがありますよね。 近年は少子化の影響で、ひとりの子供に費やす金額が増えているようです。しかし、アパレル業界全体は厳しい環境下にあり、それは子供服メーカーも例外ではありません。今回の記事では、子供服メーカーの概要と動向を解説し、後半では手頃な価格で勝負するプチプラブランドを展開している子供服メーカーを8つご紹介します。 子供服を取り扱っているアパレルメーカーが営業対象の方は、ぜひ参考にしてみてください。

子供服メーカーの概要

プチプラブランドの子供服メーカー8選!業界の概要や動向も解説 子供服メーカーの業務内容は、おもな対象年齢を0歳から15歳ぐらいとする洋服の企画・製造・販売です。子供服だけでなく、子供用の雑貨を取り扱うところもあります。 子供服は対象年齢別に分類されています。分類の仕方はメーカーごとにさまざまありますが、新生児、ベビー、トドラー、ジュニアの4つに分けられることが多いようです。以前はすべての年齢をカバーするメーカーはほとんどありませんでしたが、最近では幅広い年齢の子供服を取り扱うところも増えてきました。それぞれの特徴は下記の通りです。
  • 新生児…0歳児 安全性重視、プレゼント用として購入されることが多い
  • ベビー…1~4歳、身長80~100cm 成長に合わせてサイズ調整が可能なもの、重ね着しやすいものが多い
  • トドラー…4~7歳、身長100~130cm ユニセックスなデザイン、ウォッシャブル素材が使用されていることが多い
  • ジュニア…7~15歳、身長130~160cm 清潔感があり丈夫、大人のファッションの影響を受けたデザインが多い

  • 子供服の価格帯は1着数百円から数万円以上と幅広く、販路は百貨店、駅ビル、ショッピングセンター、インターネット通信販売などです。高級なハイエンドブランドの出店先の多くが百貨店なので、売り場面積の見直しや出退店など百貨店の営業方針により業績が左右されやすい傾向にあります。

    子供服メーカーの動向

    プチプラブランドの子供服メーカー8選!業界の概要や動向も解説 少子化や実質賃金の伸び悩みによる消費意欲の低下もあり、子供服の市場規模は微減と微増を繰り返す、ほぼ横ばいの推移となっています。 このような中でも実績を伸ばしているのは、オンラインショッピングモールへの出店だけでなく自社オンラインショップなどEC事業に注力している子供服メーカーです。また、新型コロナウイルスの感染拡大により家族を重視する傾向が顕著になったこともあり、「ママやパパとのリンクコーディネート」といった親子需要に照準を合わせるメーカーも増えています。 淘汰されていくメーカーも多い一方で、新規に参入するメーカーも少なくありません。近年では、ユニクロや西松屋などファストファッションのメーカーも子供服市場の開拓に力を入れています。これらのメーカーの参入により子供服市場の低価格化が加速していて、「プチプラ」を売りとした低価格ブランドを新たに打ち出すメーカーも増えてきました。 プチプラブランドを展開している、おもな子供服メーカー一覧です。
  • 株式会社オンワード樫山
  • 株式会社キムラタン
  • 株式会社F・O・インターナショナル
  • ブランシェス株式会社
  • 株式会社マーキーズ
  • 株式会社コージィコーポレーション
  • グロウ株式会社
  • 株式会社ANAP

  • それぞれの特徴を解説していきます。

    株式会社オンワード樫山

    オンワード樫山は、大手アパレルメーカーです。自社ブランドのアパレルだけでなく、多くの海外ブランドともライセンス契約をしています。 メインはレディースですが、子供服のブランドも展開しています。その中でも「any FAM(エニィファム)」はプチプラで人気のブランド。レディースと子供服(女の子向け)があり、レディースはおもに30代のママ向けで、清潔感があるきれいめファッションが中心です。 子供服のサイズ展開は90~130cmがメインで、ママ世代の最新トレンドを取り込んだ、フェミニンで落ち着きのあるデザインが特徴。上品なコーディネートを親子で楽しむことができます。質の良い商品ながら価格はリーズナブルで、1,000円台で購入できる子供服がたくさんあることは嬉しいポイントです。着心地が優しく洗濯にも強い生地なので、普段の通学にも気兼ねなく使えます。 オンワードの公式通販サイト「ONWARD CROSSET」なら、金額に関わらず全国どこでも送料無料で購入できます。きちんと感がありながらも、お財布に優しい子供服メーカーです。 会社情報はこちら 株式会社オンワード樫山

    株式会社キムラタン

    キムラタンは、1925年にベビー衣料の販売を開始した老舗の子供服メーカーです。子供服の企画・生産・販売だけでなく、保育園事業もおこなっています。 コンセプトや対象年齢が異なるブランドを多く展開していて、その商品の幅広さが多くのママたちから支持を集めているようです。素肌に優しい素材にこだわったベビー服や、活発に動き回る保育園児でも気にせず着られるプチプラTシャツなど、「これがほしかった!」というニーズに応える子供服が揃っています。 その中でも「Biquette(ビケット)」はプチプラの子供服ブランドとして人気です。プチプラの秘密は、オンライン限定販売ということ。「抑えたコストは可愛さとプライスにすべて反映する」というコンセプトで、低価格ながらも可愛さと質の良さを兼ね備えた女の子向けの子供服を展開しています。ワンピース、トレーナー、ロングパンツなど1,000円台で販売されるアイテムが豊富なので、全身コーディネートをしてもとてもリーズナブル。公式オンラインストアは期間限定で全品送料無料になるときもあり、ママたちの「かゆい所に手が届く」子供服メーカーです。 会社情報はこちら 株式会社キムラタン

    株式会社F・O・インターナショナル

    F・O・インターナショナルは「お母さんの財布から気軽に出せる価格の、オシャレな子ども服」をコンセプトとした子供服メーカーです。子供服の卸売事業からはじまり、現在では商品の企画から生産、販売までを一貫して行うSPA体制に。子供服だけでなく、ママと一緒に使えるプチプラなキッズコスメやパパ目線で作られた親子のファッションブランドも展開して、幅広い層から支持を得ています。 特に、アメリカンカジュアルな「BREEZE(ブリーズ)」は手頃な価格でオシャレなアイテムが手に入ると人気です。大人が着るデザインをそのまま子供服にしたようなテイストで、男の子が好んで着そうなものが多くあります。子供っぽくなりすぎないことが魅力のようです。 「BREEZE」は大型ショッピングモールに多数の店舗を展開していて、実際に手に取りながら数多くの商品から好みのアイテムを探す楽しみもあります。ベビー用から150cmサイズのキッズ用まで取り揃えていて、長い期間で愛用できるブランドです。 運営会社情報はこちら 株式会社F・O・インターナショナル

    ブランシェス株式会社

    ブランシェスは、「こどもたちの明るい未来のために出来ること」をミッションにかかげている子供服メーカーです。ミッションの実現のために、子供服の製造・販売だけでなく、サンゴ礁再生活動支援やゴールドリボン活動などにも力を入れています。 会社と同じ名前のブランド「BRANSHES(ブランシェス)」は、きれいめスタイルをベースにしながらも、ガーリーな装いからアメカジ風まで幅広いテイストの子供服が揃っています。ベビー用も充実していて、着脱のしやすさが考えられた肌着付き2wayオールが人気。肌着が縫い付けてあり、おむつの上から着せるだけなので、着替えの時間が短縮できるとママに評判です。 「BRANSHES」の子供服はテクスチャーやマテリアルにもトレンドを取り入れていて、オリジナルのファブリックにこだわりを持っています。また、子供服だけでなくシューズの種類も豊富で、サンダルやブーツなどのシーズンアイテムもプチプラで手に入ります。手頃な金額で全身コーディネートが叶うのが大きな魅力の子供服メーカーです。 運営会社情報はこちら ブランシェス株式会社

    株式会社マーキーズ

    マーキーズは、1991年に開店したアメカジ子供服のセレクトショップがはじまりの子供服メーカーです。当時の日本にはカジュアルな子供服メーカーが少なく、アメリカで買い付けた大人顔向けのデニムなどがオシャレに敏感なママたちの間で評判に。順調に出店を続け、2008年にはオリジナルブランドを立ち上げました。現在ではコンセプトが異なる8つのオリジナルブランドを展開しています。 その中のひとつ「JIPPON (ジポン)」は、「Made in JAPANの魅力を子供たちに伝えていきたい」という想いのもと、厳選した国内工場と直接提携してオリジナル商品を製作販売しているブランドです。品質の高いベビー用からキッズ用までの子供服を、手頃な価格で購入できます。他にはないポップで個性的なデザインが魅力で、何回洗濯をしても型崩れしにくいと評判です。 マーキーズの直営店では、オリジナルブランドだけでなくアメリカのアウトドア系ブランドも取り扱っています。複数のブランドをミックスして個性的なコーディネートが楽しめる子供服メーカーです。 運営会社情報はこちら 株式会社マーキーズ

    株式会社コージィコーポレーション

    コージィコーポレーションは、1985年プリントTシャツの卸売を目的として創業された子供服メーカーです。現在では「自社で企画すること」を原点に、中国工場・物流企業・商社といったパートナー企業と協業して企画・製造・販売という一貫した商流を築いています。 2003年から販売を開始したブランド「BABY DOLL(ベイビードール)」は、大人ファッションの中にある「ワルっぽさ」を子供服に加え、可愛さを演出したデザインが印象的です。動き回る子供の特性を考えられたデザイン・機能性・安全性を備えた商品となっています。大人サイズの展開もあるため、カジュアルな親子コーディネートが楽しめるのも魅力のひとつです。 基本的に明るく派手なデザインが多いのですが、最近では落ち着いたシンプルなものも増えています。また、ミッキーやドナルドなどディズニーのキャラクターとのコラボデザインも豊富なので、ディズニーファンにも人気がある子供服メーカーです。 会社情報はこちら 株式会社コージィコーポレーション

    グロウ株式会社

    グロウは「革新的付加価値を創造し、世界のあらゆる人々の物心両面の豊かさを追求する」というミッションを掲げ、ありそうでなかった商品・サービスを創ることを追求している子供服メーカーです。 「devirock(デビロック)」という子供服ブランドを展開していて、気軽に着られるプチプラ服が評判です。中でも定番アイテムのウルトラストレッチパンツは、伸縮性に優れていてカラーバリエーションも豊富なので大人気。サイズ展開は80~160cmまであり、シンプルで着回しがきくのに1,000円台で買えるため、色違いで買いそろえるママも多いようです。 全体的にユニセックスで甘すぎないデザインが多く、子供っぽくなるのが嫌いなお子さんにはピッタリです。大人サイズのトレーナーやTシャツも販売されているので、子供服と合わせて親子コーディネートを楽しむこともできます。シンプルなカジュアルテイストで、通園通学にピッタリな子供服メーカーです。 会社情報はこちら グロウ株式会社

    株式会社ANAP

    ANAPは、ティーンファッションブランドとして抜群の知名度を誇っているアパレルメーカーです。いわゆる「原宿系ファッション」のレディースがメインですが、10歳以下向けの「ANAP KIDS(アナップキッズ)」や小学生・中学生の女の子向けの「ANAP GiRL(アナップガール)」という子供服ブランドも展開しています。 レディースと同じく原宿系ストリートカジュアルのデザインが主体で、自社ロゴが入ったアイテムが多いことも特徴のひとつです。女の子向けのものはガーリーからギャル風まで、男の子向けのものはアメリカンカジュアルからストリート系までと、さまざまなテイストの子供服をリーズナブルな価格で楽しめます。 親子お揃いのリンクコーディネートができるアイテムも豊富で、ヘルシーでカジュアルなファッションを好む若いママから支持を得ています。トレンドに敏感な親子でオシャレを楽しめる子供服メーカーです。 会社情報はこちら 株式会社ANAP

    まとめ

    今回は、プチプラブランドを展開する子供服メーカーを8つご紹介しました。競争が激化する中で、どのメーカーもオリジナルの特徴を前面に押し出したブランドでファン獲得を狙っています。 また、子供服の低価格化は今後も進むことが予想されているため、このプチプラブランドや親子需要に商機を見出そうとしているメーカーは多いようです。 BISMAPSには、今回ご紹介した子供服メーカーの詳しい情報が記載されています。ぜひ営業活動の参考にしてください。 その他の業種・企業についてはこちらの記事でもご紹介しています! 人材派遣会社10社一覧!特徴や登録者数、企業規模も徹底解説 国内通販会社ランキング上位30を紹介!【BtoB営業担当者必見】 通販会社とは?活況を呈する業界の現状と法人営業対象のおすすめ企業 機械商社とは?法人営業担当者のためのランキングTOP30も紹介! グラフィックデザイン制作会社とは?法人営業の担当者向け基礎情報!

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