営業マンは、初めての営業先で自己紹介をする機会がありますよね。しかし、どのような自己紹介をすれば良いか悩む人も多いのではないでしょうか。自己紹介によっては、顧客の信頼感が得られたり、営業成績に影響したりするとされています。そこで今回は、営業の場で使用される自己紹介シートの内容例やポイントなどをご紹介します。顧客の心をつかみ、結果にもつながる営業の自己紹介を考える際の参考にしてみてください。

1．営業の自己紹介の3つの効果

初対面の相手への自己紹介は、あらゆる場面で行われています。そして、その自己紹介はお互いの理解を深めるために重要な役割を担っています。特に営業の場で顧客に自己紹介するのは、礼儀という意味だけでなく、さまざまなメリットがあります。営業の自己紹介の効果を3つご紹介します。これまでなんとなく自己紹介をしていた方も、その効果を意識すると自己紹介の仕方が変わるはずです。

営業の自己紹介の効果①　好印象につながるチャンス

営業の自己紹介は、顧客に好印象を持ってもらうチャンスでもあります。突然ですが、「初頭効果」という言葉をご存知でしょうか。営業の仕事をしていると、度々耳にすることがあるかもしれません。 人は初めに抱いた印象が、その後もしばらく続くという心理的な効果のことで、一度付いた印象はくつがえりにくいというものです。 つまり、自己紹介を活用して営業相手に良い印象を抱いてもらえば、その後も良いイメージが続き、営業活動をスムーズに進められる可能性が高まります。

営業の自己紹介の効果②　顧客の警戒心を解ける

営業マンが自己紹介をすることで、顧客の警戒心を解く効果も期待できます。 多くの顧客は営業マンを前にすると、警戒モードに入っていることが多いです。「何かを売りつけようとしているに違いない」などと考えて、構えてしまうものかと思います。 そのような警戒した状態で商品の紹介に入ると、営業マンの言葉が顧客に届きにくくなる可能性があります。 最初は警戒されていたとしても、自己紹介で営業マンの人となりを知ってもらえば、警戒心が薄れることも期待できるでしょう。

営業の自己紹介の効果③　信頼度が高まる

営業マンが自己紹介をすることで、信頼感を持ってもらえる効果も期待できます。 顧客が営業マンから商品を買うとき、その商品自体の価値もさることながら、営業マン自身の信頼度も大きくかかわっている場合があるでしょう。 自己紹介には、そうした信頼感を持たれるような仕掛けをしておくことで、顧客の信頼感へとつながるのです。 営業マンが信頼できると分かれば、顧客は悩みを相談したくなりますし、安心して商品を購入することもできます。 営業の場で自己紹介による効果は、このように先々につながっていくのです。 ▼おすすめ記事 営業職必見！すぐに使えるアイスブレイクのコツやネタ11選をご紹介 新規開拓営業に使えるメール英語例文を一挙ご紹介！

2．営業の自己紹介作りのポイント

営業で行う自己紹介作りのポイントをお話します。初対面の営業相手に効果的な自己紹介をすると、その後の営業活動にさまざまなメリットがあります。しかし、自己紹介の作り方を間違えると、逆にマイナスとなることもあるのです。営業活動にマイナスになる自己紹介やプラスになる自己紹介のポイントを意識すると、営業相手の心をつかむ自己紹介に近づきます。営業の場での自己紹介を考える際のポイントをしっかり押さえて、営業活動に活かしましょう。

営業の自己紹介のポイント①　自己紹介は短くまとめる

営業相手への自己紹介は短くまとめるように意識しましょう。営業の自己紹介は、人によっては「お客様の大事な時間を奪ってまでする必要はない」と言うこともあります。特に商談の場では、あくまで商品の説明や顧客の話をきくのがメインであり、自己紹介にかける時間は少なくするのが基本です。 どんなに長くても、3分以内で話し終えられるようなイメージで自己紹介を考えると良いでしょう。

営業の自己紹介のポイント②　顧客に寄り添った内容にする

営業相手への自己紹介の内容は、顧客に寄り添った内容で考えましょう。 自己紹介というと、どうしても自慢や実績アピールをしたくなり、独りよがりな内容になってしまう場合があります。しかし、あまりに自分を前面に出し過ぎると、顧客は興味が持てなくてつまらなく感じたり、引いてしまったりすることがあります。武勇伝や好きなことなど、自分で話すのが楽しい話題ほど、顧客を置き去りにしてしまうものです。 独りよがりな自己紹介で、顧客を引かせてしまうことがないようにしましょう。自己紹介を考えるときは、「顧客が聞いたらどう思うか」と、顧客の気持ちを常に意識することが大切です。

営業の自己紹介のポイント③　狙い過ぎない

営業相手への自己紹介は、顧客を楽しませるために、狙い過ぎた自己紹介も避けたいところです。笑える内容を営業マンの自己紹介に盛り込むと、顧客の警戒や緊張をほぐすのに役立つこともあるでしょう。 しかし、初対面であり、相手がお客様であるのを忘れてはいけません。 笑いのツボは人によりますし、顧客に「笑わないといけない」と気を遣わせてしまう可能性もあります。また、すべってしまうとその後の営業活動がやりにくくなるものです。無理に笑いを取ろうと頑張る必要はありません。

営業の自己紹介のポイント④　ポジティブなインパクトを盛り込む

営業の自己紹介でインパクトのある内容を盛り込む場合は、ポジティブなものにしましょう。顧客に覚えてもらうために、自己紹介の中に印象に残る内容を入れる営業マンは多いです。しかしこのとき、自虐や会社への不満などのネガティブな内容だと、営業相手からマイナスな印象を持たれてしまう可能性があります。例えば会社への不満などを言う場合は、「弊社は〇〇という問題を抱えておりますが、我々若い世代が課題解決に向かって尽力しているところです」など、ネガティブなままでは終わらないようにすると意欲的な姿勢が伝わるはずです。

3．営業の自己紹介の内容と例

営業の場で自己紹介をする際のポイントは分かったけれど、具体的にどのように作成すれば良いのか分からない方もいるかもしれません。ここでは、営業の自己紹介に盛り込む内容の項目と、自己紹介シートの作成例をご紹介します。あくまで一例ですが、実際に自己紹介のイメージがつきやすいかと思います。あなた自身のプロフィールを当てはめながら作成してみてください。顧客から信頼を得られるような自己紹介シートを目指してみましょう。

①営業の自己紹介の内容

・名前 ・年齢 ・役職・肩書 ・生年月日 ・干支 ・血液型 ・出身地 ・居住地 ・出身学校 ・趣味 ・特技 ・資格 ・目標 ・座右の銘 営業の自己紹介ではまず、名前や年齢、社内での役職などの情報が必要です。自己紹介シートを作成する場合は、ここに顔写真などを付けておくのが一般的でしょう。髪をセットし、清潔感のあるスーツ姿の写真を使うことが多いです。 また、生年月日や干支、血液型などは、「誕生日が1日違い」「同じ干支」「年齢が自分より1歳若い」というように、顧客が自分との関連性を見つけて親近感を覚えるのに役立つことがあります。 同じ理由で、出身地や住んでいるところ、母校などの情報も入れておくのがおすすめです。 さらに、趣味や特技、休日の過ごし方などプライベートな内容は、営業マンの人となりを感じてもらいやすくなります。 自分の今後の目標や座右の銘などがあると、自身の仕事への熱意や思いを伝えることができるでしょう。顧客にどのようなメリットをもたらせるかが伝わるような内容を意識して書いてみてください。 目標や座右の銘にからめて、お客様へのメッセージとして書くのも良いでしょう。 こちらでご紹介した内容をすべて自己紹介に盛り込む必要はないので、自分で必要だと思う内容で適宜自己紹介を考えてみてください。

②営業の自己紹介シート作成例

・名前：佐藤次郎 ・年齢：34歳 ・所属：営業一課　係長 ・生年月日：1986年11月11日（誕生日プレゼントで必ずポッキーをもらいます） ・干支：辰年 ・血液型：A型 ・出身地：栃木県大田原市 ・居住地：神奈川県横浜市旭区 ・出身学校：中央大学 ・趣味：テニス ・特技：百人一首 ・資格：MOS、日商簿記2級 はじめまして。株式会社びずまっぷすの営業担当、佐藤次郎です。ありきたりな名前の私ですが、座右の銘は「ナンバーワンよりオンリーワンをめざせ」です！営業はどの業界でも成績が重要視される傾向にありますが、私はお客様の本当の幸せを提供するために、オンリーワンの営業活動をモットーとしております。お客様の相談役として精一杯サポートいたしますので、ご相談やご要望など、遠慮なくお申しつけください！

4．営業の自己紹介まとめ

営業の場で行う自己紹介の効果や内容、自己紹介を作る際のポイントなどについてお話しました。自己紹介の具体的なイメージはわいてきたでしょうか。 自己紹介は、初対面の顧客に自分のことを知ってもらうためのものです。しかし、それと同時に営業成績にも大きくかかわってくることのある重要なものでもあります。 今回ご紹介した営業の場での自己紹介シートの作成方法を参考に、営業活動が有利に進められるような自己紹介を作成してみてください。 ▼おすすめ記事 営業職必見 ビジネスマナーの基本とは？シーン別に解説 プレゼン構成でもう迷わない！5分で相手の心を動かす攻略ポイント 営業リストで新規開拓の成果が変わる？営業効率をアップさせるリストの作成方法とおすすめサービス BIZMAPSでは170万を超える企業データを無料で公開しています。会員登録で月100件までなら無料でダウンロードも。 時間のかかる営業リスト作成の効率化におすすめです。 詳しくはこちら

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