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営業企画の仕事内容とは?その魅力ややりがい・大変さもご紹介! 企画営業という職種があることは知っていても、具体的に仕事内容まで細かく理解している人は少なくないかもしれません。今回は、そんな企画営業の仕事の内容や似た職種とその違い、仕事のやりがい・難しさなどについてお話します。 企画営業の仕事への理解を深めて、自身のスキルアップやキャリアアップにお役立てください。

営業企画とはどんな職種?

営業企画の仕事内容とは?その魅力ややりがい・大変さもご紹介! 「営業」とついているだけあって、営業企画も営業職のような仕事内容だと考えている方は多いかと思います。 しかし、実際の営業企画は一般的な営業の仕事内容とは、少し異なるのです。企画をするのだろうと何となく予想がつきますが、具体的な仕事内容をしっかり説明するのは難しいかもしれません。 ここでは、そんな営業企画の仕事内容についてお話します。

営業企画とは

営業企画には、主に2つの大きな役割があります。1つは、自社のサービスの認知度やシェア向上などに向けて、営業戦略を決定することです。 2つ目は、営業活動がスムーズに運ぶようサポートをすることです。 この2つが、営業企画の果たすべき役割と言えます。しかし、営業企画専門の部署のある企業は少ないようです。ほかの部署や営業担当者が兼任して進めているケースもあります。

営業企画の仕事内容

営業企画は、営業戦略を策定し営業活動の成功を支援するのが仕事というのは、すでにお話しました。 そんな営業企画の具体的な仕事内容をご紹介します。 戦略の策定や営業のサポート業務の細かい内容に触れますので、ぜひチェックしてみてください。

営業企画の仕事内容① マーケット分析

営業企画の仕事内容には、マーケット分析があります。営業戦略を立てるために、同業他社や市場について細かく分析する必要があるからです。 競合他社との差別化を考えたときも、他社のことをよく理解しておくことが重要です。 市場の分析を行うことで、どのように自社の製品を販売していくと効果的かを考える際の参考になります。

営業企画の仕事内容② 自社製品分析

営業企画の仕事内容として、自社製品の分析もあります。 サービスを売り込む際に、製品の特徴をよく知らなければ顧客にうまく魅力を伝えることができません。また、他社の製品と比べて自社のものはどの点が優れているかなど、違いを明らかにすることで売り込みにも役立ちます。 マーケットと自社製品の分析をしっかり行い、それを踏まえることで実際に戦略策定につなげることができるのです。

営業企画の仕事内容③ 戦略の共有と実施

戦略の共有や実施の促進も、営業企画の仕事内容のひとつです。 市場や自社の製品の分析結果をもとに戦略を策定した後は、現場で戦略や方針を共有して戦略を実施します。 この際、戦略の実施に向けて月次・週次の目標などを決定し、具体的な業務内容に落とし込んでいくのも営業企画が行うことが多いです。

営業企画の仕事内容④ 商談の準備

営業企画の仕事内容には、商談の準備もあります。 テレアポに必要なトークスクリプトや、商談で使用する営業資料などの作成です。また、自社製品の販売に合った営業スタイルを作るのも仕事内容のひとつです。 このように、営業担当が結果を出せるようさまざまな準備を整えて、できる限りサポートしていきます。

営業企画の仕事内容⑤ 営業活動の効果分析

営業企画の仕事内容には、営業活動の効果分析も含まれます。 実際の売上から、実施した営業活動による効果を検証していきます。思うような結果が得られなかった場合は当然、営業戦略を練り直さなければなりません。何が良くなかったのか、どこで判断を間違えたのかなど原因を探り、次の戦略を練っていくことになります。 営業戦略を練り直した後は、また戦略の共有・実施へと続きます。

営業企画と似た職種

営業企画の仕事内容とは?その魅力ややりがい・大変さもご紹介! 営業企画の仕事内容についてお話しました。しかし、仕事の中には、営業企画と混同されやすい職種がいくつかあります。 ここでは、営業企画と混同しやすい職種と営業企画との違い、仕事内容などをご紹介します。 それぞれの職種の細かい違いを理解し、業務に役立ててみてください。

①営業企画と経営企画の違い

まず経営企画は、企業の経営計画の策定・管理や新規事業の産出などが主な仕事内容です。また、ビジネスモデルの見直しや経費削減なども担当します。 同じ企画とつく職種ですが、企業企画と営業企画の大きな違いは営業活動ではなく企業の経営を企画するという点です。 経営企画の場合、営業企画よりも経営寄りの業務を担っていると言えるでしょう。

②営業企画と営業推進の違い

営業企画と営業推進の違いは、より成果につなげるための戦略を立て、進めていくのが仕事内容です。 営業企画も突き詰めれば、売上をアップするために戦略を立てて実施していくので、似ている職種だと感じるでしょう。ただ、営業推進は営業部門の体制そのものに焦点を絞って戦略の策定を行うのがポイントです。 また、販促ツールの開発を行う点は、営業企画と重なる部分もあります。

③営業企画と商品企画の違い

商品企画は、言葉の通り新たな商品を生み出すのが主な仕事内容です。 営業企画はすでにある、あるいは企画済みのサービスの販売サポートを行います。逆に商品企画はまったく新しい、あるいは既存の製品を改良した製品を作り出すのが特徴です。 商品企画が商品の創出にスポットを当てている一方で、営業企画は商品の売り方にスポットを当てた仕事内容となっています。

④営業企画と企画営業の違い

呼び名からして似ている営業企画と企画営業ですが、仕事内容は異なります。 企画営業はマーケティングの要素が強く、販売する商品に新たな価値を付与するために企画・提案などを行います。 営業企画は厳密には営業活動はしませんが、企画営業は実際に営業担当として販売に携わるのが特徴です。

⑤営業企画と営業の違い

営業企画と営業の違いは、自分の手で実際にモノを販売するか否かという点です。 営業は、サービスを売り込んで契約を取ってくるのが主な仕事内容と言えます。しかし、営業企画は営業担当がサービスを販売し、結果を出せるようにさまざまなサポートは行いますが営業活動はしません。 ただ、職種としては営業との兼任も多いのが営業企画でもあるので、企業によっては明らかなすみ分けは存在しない場合もあります。

営業企画の魅力とやりがい

営業企画の仕事内容とは?その魅力ややりがい・大変さもご紹介! 営業企画は、分析や営業戦略の策定や効果分析などを担う仕事です。 しかし、これだけでは営業企画の具体的な仕事の魅力ややりがいはまだつかめないかと思います。 ここでは、営業企画の魅力とやりがいについてお話します。営業企画ならではの仕事の魅力も多いので、ぜひチェックしてみてください。

営業企画の魅力① 大きな達成感を味わえる

営業企画は、大きな達成感を味わえる仕事です。 営業企画が目指すのは、売上や知名度などの向上です。部署としても会社としても影響力のある立場であり、仕事の規模も大きいと言えるでしょう。 また、営業戦略を立てるためにも多くの時間を費やし、さらに成果へつなげるためのサポート業務まで行い目標達成に向けてトータルに携わっているのも事実です。だからこそ、目標を達成したときの喜びもひときわ大きいのです。

営業企画の魅力② 企業に貢献できる

営業企画の仕事は、企業に貢献できる点も、やりがいと言えます。 営業企画の立てた営業戦略の目的は企業の売上やサービスのシェア向上なので、目標を達成した際は企業の売上自体が上がっている可能性が高いです。 営業企画としての自分の任務をまっとうすることで、そのまま企業の成長へとつながるというのは、やりがいが感じられるポイントでしょう。

営業企画の魅力③ さまざまなスキルが身に付く

営業企画の魅力のひとつとして、身に付くスキルの多さも挙げられます。 例えば、営業戦略を練る際には分析スキルも必須ですし、目標を定めるには目標設定スキルが、さらに目標を確実に達成するために、メンバーとコミュニケーションを取るため、コミュニケーションスキルも重要とされます。 このように、営業企画は幅広い業務を担当するとともに、その業務に必要とされるスキルも多いのが特徴です。 それだけに、営業企画は大変な職種だと言えますが、その分さまざまなスキルを自分のものにできます。営業企画の仕事の経験を通して多くのスキルが身に付くことで、将来的にステップアップする際にも活躍できるでしょう。

営業企画の魅力④ 経営層との関わりが多い

営業企画は、経営層との関わりが多い点を魅力に感じる人もいます。 営業企画は、営業戦略の策定や目標の管理など、企業全体の利益に直結する仕事です。 そのため、経営層に対してプレゼンテーションなどを行う機会がある場合もあります。経営層と直接コミュニケーションが取れるので、経営層の考えを聴いたり、自分の意見を伝えたりする場面もあります。 現場で活動するよりも、プランニングや経営に寄り添った仕事内容なので、経営者と二人三脚で業務を遂行しているような面白さを感じられるのです。

営業企画の難しさ

営業企画の仕事内容とは?その魅力ややりがい・大変さもご紹介! 営業企画は、さまざまなやりがいのある仕事であることが分かっていただけたかと思います。しかし、やりがいのある一方で難しさがあるのも事実です。 ここでは、営業企画の仕事の難しさを5つご紹介します。 仕事の難しさを把握しておくことで、より具体的に営業企画の仕事のイメージがふくらむはずです。

営業企画の仕事の難しさ① ノルマがある

営業企画の仕事は、ノルマが設けられていることが多いので、難しさを感じる人が多いようです。 一般的な営業職などノルマのある職種は多いですが、毎日数字に追われながら仕事をするのは精神的にきついと感じる人は多いのではないでしょうか。 ノルマも部署だけでなく自社の業績という、会社規模の目標につながっており、プレッシャーも大きいです。そのため、営業企画の仕事が厳しいと感じる場合があります。

営業企画の仕事の難しさ② 業務量が多い

営業企画は、業務量が多いため難しさを感じることもあります。 営業企画の仕事内容はすでに説明しましたが、分析や目標設定、情報共有、管理など多岐に渡り、担当する業務が多いのが特徴です。 また、分析の仕事はどうしても時間がかかります。さらに、答えを出すまでにどれくらいの時間を要するのかも分かりません。そのため、業務時間内では時間が足りず、残業や休日出勤などが必要になる状況もあるようです。

営業企画の仕事の難しさ③ 結果につながるか分からない

営業企画の仕事は、必ず結果につながる訳ではない点が難しいと感じる人が多いです。 例えば、分析に多くの時間をかけたとしても、その分析が間違っている可能性も十分にあり得ます。自分の仕事が営業担当や経営層までもを巻き込んでいるだけに、必ず結果を出したいところですが、どうなるかは営業戦略を実行してからでなければ分かりません。 プレッシャーも大きく、自分で策定した戦略が実を結ぶかどうかが最後まで分からない点は、難しさのひとつと言えるでしょう。

営業企画の仕事の難しさ④ スキルが必要

営業企画の仕事内容は、さまざまなスキルを必要とするため、その点を難しいと感じる人もいます。 営業企画は、分析に始まり意思決定、コミュニケーションスキル、管理スキルなど、幅広い業務を行います。しかも、業務量が多いため、どの仕事もスムーズに進めなければいけないのもポイントです。 営業企画の仕事に必要ないずれかのスキルに苦手なものがあると、それが足を引っ張って、営業企画の仕事そのものが辛く感じるケースもあるでしょう。

営業企画の仕事の難しさ⑤ 緊張感がある

営業企画の仕事は緊張感が伴うので、難しいと考える人もいます。 営業企画は、経営層に向けてプレゼンテーションをしたり、相談をしたりと経営層とコミュニケーションを取る機会が多いです。 身近で仕事をしている部長などとは違い、経営層と顔を合わせること自体があまりないものです。人によっては、はじめは緊張したり、ときには厳しい言葉を投げかけられ萎縮したりと、緊張感のある場面が多いかもしれません。

営業企画の最近の動向

営業企画の仕事内容とは?その魅力ややりがい・大変さもご紹介! 営業企画の仕事に関わる最近の動きとしては、「マーケティング・オートメーション(Marketing Automation)」を取り入れる企業が増えてきているということです。 「マーケティング・オートメーション」とは、市場調査などの分析の部分で必要になる情報の収集を自動化することです。「MA」と略されることもあり、MAツールといったツールも登場しています。 マーケティング・オートメーションの登場により、営業企画の業務の負担軽減が期待されています。また、それと同時にデジタル化が進んでいることから、システムやツールなどをうまく活用できることが、営業企画に求められているようです。

営業企画の仕事内容のまとめ

営業企画の仕事内容をはじめ、似た職種との違い、仕事のやりがい・難しさなどについてお話しました。 営業企画は、会社規模の仕事を担うことができ、やりがいの大きい職種であると言えます。しかし、その分プレッシャーや苦労の多い面もあります。 必要とされるスキルもたくさんありますが、確実に仕事人として成長につながる仕事でしょう。 ▼あわせて読みたい 営業戦略に役立つ本とは?新人、ベテランも読むべき9冊 成功のカギとは?営業戦略のポイントと成功事例7選 営業戦略とは?おすすめの書籍も紹介 効果的な営業戦略は5段階ステップで組み立てる! 広告業界を徹底解説!市場規模や最新動向、売上ランキング上位の主要企業一覧も BIZMAPSでは200万を超える企業データを無料で公開しています。会員登録で月100件までなら無料でダウンロードも。無料での利用も十分可能ですが、ご希望の目的や用途に合わせた有料プランも展開しています。 例えば、「リストプラス」では、自社ですでに持っているハウスリストの企業を除外したリストを追加できます。その際、「展示会」「求人媒体」など4000以上の独自情報の付与も。 営業リスト作成や競合他社の分析などにご活用ください。 詳しくはこちら

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