えむら若奈 0 Comments
飲食業界売上ランキングTOP15をご紹介!業界の課題や今後の動向も 2020年の新型コロナウイルス感染症の流行で大打撃を受けた飲食業界。アフターコロナと呼ばれる現在はその痛手から回復しつつありますが、その一方で新たな課題も浮き彫りになっています。 そこで今回は、飲食業界の現状のほか、飲食業界が抱えている課題や今後の動向を解説します。最後に飲食業界の売上ランキングTOP15を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

飲食業界の現状

飲食業界には「外食」「中食」「内食」という3つの分野があります。店舗で食事をすることを「外食」、総菜や弁当など家庭外で調理されたものを持ち帰り自宅で食べることを「中食」、家庭内で調理して食べることを「内食」といいます。 飲食業界ではコロナ禍によって家庭食の需要が拡大し、新しい生活様式に対応すべくテイクアウトに注力したり、デリバリー需要の拡大に対応したりする会社が増えました。つまり中食の需要が拡大しているのです。 また飲食業界における需要の変化に対応すべく、外食レストランチェーンが内食需要を取り込むために冷凍食品の販売をしたりフードデリバリーを展開したりなど、多角的な経営で生き残りを賭けています。 次に飲食業界の課題と動向を見ていきましょう。

飲食業界の課題と今後の動向

飲食業界売上ランキングTOP15をご紹介!業界の課題や今後の動向も 飲食業界の大きな課題といわれているのが「人手不足」と「原材料の高騰」です。 人手不足に関してはどの業界にも言えることですが、若年層が飲食店での就労を選択しなくなっています。さらに円安の影響もあり、外国人労働者が日本を選択する確率が低下。飲食業界の人手不足の状況に追い討ちをかけているのです。 もう一つに飲食業界の課題である原材料の高騰によって仕入れ値が上がり、コストが増加。そのため価格に転嫁せざるを得なくなっていて、飲食業界では客足の減少が懸念されています。 この飲食業界における課題を解決する鍵となるのが「DX化」です。DX化とはデジタルツールを利用して、自動化できる部分は人間の代わりに機械に担ってもらう取り組みです。 例えば、飲食店において店員が座席に注文を取りにいく代わりにデジタル端末やスマーフォンでオーダーしてもらったり、配膳ロボットにオーダーを運んでもらったりするのです。 厨房業務に関しても機械化できる部分は多いため、DX化をいかに進められるかが、飲食業界の未来の鍵を握っているといえるでしょう。

飲食業界の売上ランキングTOP15

飲食業界売上ランキングTOP15をご紹介!業界の課題や今後の動向も ここからは国内最大級の企業検索サービスBIZMAPSの検索を利用して、飲食業界の売上ランキングTOP15をご紹介します。 BIZMAPSで「大業種」を「飲食業界」、「中業種」を「飲食業界全て」として検索し、売上順にソートした結果は次の通りです。 第1位:日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社 第2位:株式会社ゼンショーホールディングス 第3位:SRSホールディングス株式会社 第4位:日本マクドナルド株式会社 第5位:日本マクドナルドホールディングス株式会社 第6位:株式会社神戸物産 第7位:株式会社FOOD & LIFE COMPANIES 第8位:株式会社安楽亭 第9位:日清医療食品株式会社 第10位:日本ホテル株式会社 第11位:株式会社あきんどスシロー 第12位:くら寿司株式会社 第13位:株式会社コロワイド 第14位:エームサービス株式会社 第15位:株式会社吉野家ホールディングス

第1位:日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社

日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社は、フライドチキンチェーン店「ケンタッキーフライドチキン」を日本で運営する会社です。本社は神奈川県横浜市西区みなとみらいにあります。 日本KFCホールディングス株式会社の完全子会社で、旧日本ケンタッキー・フライド・チキン(現:日本KFCホールディングス)の持株会社化に伴って、2013年5月に設立されました。 ケンタッキー・フライド・チキンの創業者カーネル・サンダースが編み出した秘伝のレシピを現在も継承しており、11種類のハーブとスパイスを使用して唯一無二の味を生み出しています。この秘伝のレシピを知っているのは世界でわずか3人。スパイスは複数の工場で数種類ずつ配合され店舗に向けて出荷、各店舗でブレンドする手法を取っており、カーネル・サンダースが生み出したレシピを守っています。 飲食業界の売上ランキング第1位:会社情報はこちら 日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社

第2位:株式会社ゼンショーホールディングス

株式会社ゼンショーホールディングスはフードサービスチェーンの経営や販売システム・食材加工システムの開発をおこなっている会社で、本社所在地は東京都港区港南です。 店舗数日本一の牛丼チェーン「すき家」、親子丼や京風うどんなどの味にこだわったメニューを手軽な価格でスピーディーに提供する「なか卯」、包み焼きハンバーグや豊富種類が魅力のプレミアムドリンクバーが人気のファミリーレストラン「ココス」などの飲食店を運営しています。 日本から「フード業世界一」を目指していて、その店舗数は1000店舗以上。「すき家」は中国・ブラジル・タイ・メキシコといった海外にも進出しています。さらに飲食業だけでなく、安全・品質・価格にこだわり抜いたスーパーマーケットチェーン運営や、高齢者向け住宅・介護サービスなどの介護事業も展開している会社です。 食業界の売上ランキング第2位:会社情報はこちら 株式会社ゼンショーホールディングス

第3位:SRSホールディングス株式会社

SRSホールディングス株式会社は和食ファミリーレストランや定食屋などの飲食店を運営する会社を傘下に持つ持株会社です。本社は大阪市中央区安土町にあります。 傘下の会社には「和食さと」を運営するサトフードサービス株式会社、「にぎり長次郎」を運営する株式会社フーズネット、「定食屋宮本むなし」を運営するM&Sフードサービス株式会社などがあり、グループ店舗数は780店舗以上です。 「私たちは、食を通じて社会に貢献します。」というフィロソフィーのもと、目まぐるしく変化する時代においても、「食の社会的インフラ」としての存在感をさらに高めていくことを使命としています。顧客に喜ばれる商品やサービスの提供を通して、持続的成長を目指している会社です。 飲食業界の売上ランキング第3位:会社情報はこちら SRSホールディングス株式会社

第4位:日本マクドナルド株式会社

日本マクドナルド株式会社はアメリカ・マクドナルドのフランチャイズ企業で、ファーストフード・ハンバーガーレストランチェーンの「マクドナルド」を経営しています。 藤田商店の社長だった藤田田氏がアメリカよりフランチャイズ権を獲得し、マクドナルド子会社・日本マクドナルド株式会社を設立。1971年(昭和46年)7月20日に、第1号店となる銀座店を銀座4丁目の銀座三越店内に開店しました。現在は全国47都道府県別に2900以上の店舗を持ち、季節限定のハンバーガーやバラエティに富んだサイドメニューをスピーディーに提供しています。 また性別、年齢問わず、さまざまな個性や背景を持った人材の採用に積極的に取り組むマクドナルド。クルーの最高齢は95歳で、多くの店舗で高齢者が生き生きと働いています。 飲食業界の売上ランキング第4位:会社情報はこちら 日本マクドナルド株式会社

第5位:日本マクドナルドホールディングス株式会社

日本マクドナルドホールディングス株式会社は持株会社で、上記の日本マクドナルド株式会社は主たる事業会社となります。 日本マクドナルドホールディングスの事業内容はハンバーガー・レストラン・チェーンを中心とした飲食店の経営、それに関連する事業を営む会社の株式を所有することによるグループ連結経営の立案と実行です。 もともとの会社名は日本マクドナルド株式会社でしたが、2002年7月1日に経営の多角化を目的として持株会社制に移行するのに伴って商号を現在のものに変更、ハンバーガーレストランの事業を新設の日本マクドナルド株式会社に継承させました。 飲食業界の売上ランキング第5位:会社情報はこちら 日本マクドナルドホールディングス株式会社

第6位:株式会社神戸物産

株式会社神戸物産は兵庫県加古川市に本社を置き、業務スーパーやビュッフェレストラン、焼肉店、惣菜店などを直営およびフランチャイズ本部、エリアフランチャイズ本部として運営している会社です。 神戸物産が運営する「業務スーパー」は一般の人も利用できて、他社にはないさまざまなオリジナル商品を販売。過剰な広告や曜日ごとの特売を実施せず「エブリデイロープライス」をコンセプトとし、いつでも安心してベストプライスの商品を提供しています。 また外食事業では日本最大級の大型ビュッフェレストラン「神戸クック・ワールドビュッフェ」、極上の牛肉から自家製デザートまで“プレミアム”な美味しさを取り揃えた焼肉食べ放題&デザートビュッフェのお店「プレミアムカルビ」を運営しています。 飲食業界の売上ランキング第6位:会社情報はこちら 株式会社神戸物産

第7位:株式会社FOOD & LIFE COMPANIES

株式会社FOOD & LIFE COMPANIESはフードサービス事業全般を展開する会社で、大阪府吹田市に本社を構えています。 グループ事業会社には回転すし「スシロー」を運営する「株式会社あきんどスシロー」、大衆寿司居酒屋「鮨 酒 肴 杉玉」を運営する「株式会社FOOD & LIFE  INNOVATIONS」などがあります。 「美味しいものを世界へ広げよう」という考えのもと、外食企業との資本提携やフランチャイズ事業によるグローバル展開を進めています。「変えよう、毎日の美味しさを。広めよう、世界に喜びを。」をビジョンに掲げ、日々の食を美味しくすることで顧客の生活や人生まで豊かすることを目指している会社です。 飲食業界の売上ランキング第7位:会社情報はこちら 株式会社FOOD & LIFE COMPANIES

第8位:株式会社安楽亭

飲食業界売上ランキングTOP15をご紹介!業界の課題や今後の動向も 株式会社安楽亭は埼玉県さいたま市に本社を置く、焼肉を中心とするレストランのチェーン店を経営する会社です。「安楽亭」と「七輪房」を中心に、多数の飲食店を手がけています。 創業以来親しまれてきた「安楽亭」は、焼肉を気軽に楽しめる身近な存在として、多くの人から愛されているポピュラーなブランドです。自然肉100%や無添加タレなどの伝統に支えられた確かな味をリーズナブルに提供しています。 原材料の仕入れから加工・物流・販売までのサプライチェーンを内製で持ち、自らの目で見極め、組み立て、改善を重ねながら、顧客へ確かな美味しさとご満足を提供するための努力を続けてきた会社です。 飲食業界の売上ランキング第8位:会社情報はこちら 株式会社安楽亭

第9位:日清医療食品株式会社

日清医療食品株式会社は給食の受託業務や食品・弁当の販売をおこなっている会社で、東京都千代田区丸の内に本社を構えています。 特にヘルスケアフードサービス事業は「命をつなぐ食事」として、いかなる理由があろうとも持続的なサービス提供が求められています。日清医療食品はそのための安定的な人材の確保、サプライチェーンマネジメントに力を入れており、これを強みとしています。 ヘルスケアフードのオンリーワン企業として、食を通じて日本の医療福祉サービスの質の向上に貢献している会社です。 飲食業界の売上ランキング第9位:会社情報はこちら 日清医療食品株式会社

第10位:日本ホテル株式会社

日本ホテル株式会社は、東日本旅客鉄道のホテルチェーンのうち関東地方にあるホテルの経営・運営や料理飲食業をおこなっている会社です。JR東日本の完全子会社で、本社は 東京都豊島区西池袋にあります。 運営するホテルは、国の重要文化財である東京駅丸の内駅舎内にある「東京ステーションホテル」、フルサービス型で〝やすらぎと華やぎが出会う場所”をコンセプトとする「メトロポリタンホテルズ」など。利便性に優れた立地を活かし、国内や訪日インバウンドの顧客に対して、常により高いレベルのサービスを目指しています。 飲食業界の売上ランキング第10位:会社情報はこちら 日本ホテル株式会社

第11位:株式会社あきんどスシロー

株式会社あきんどスシローは、回転寿司チェーン店「スシロー」を運営している会社で、本社は大阪府吹田市にあります。 「うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯。」というスローガンを掲げ、魚を厳しい目で仕入れ、ネタの鮮度管理を徹底し、手間をかけた店内調理にこだわっています。 また、すし皿にICチップを取り付け、商品単品管理システムを導入しており、例えばまぐろの場合はレーンを350m以上まわったら自動廃棄するようになっています。リアルタイムで売れ筋状況が把握でき、すしの鮮度管理も確実。美味しさをを支える、スシローならではのIT技術です。 飲食業界の売上ランキング第11位:会社情報はこちら 株式会社あきんどスシロー

第12位:くら寿司株式会社

くら寿司株式会社は大阪府堺市中区に本社を置く、回転寿司チェーン「くら寿司」を運営する会社です。 「安心・美味しい・安い」をコンセプトとしており、創業当時から、すべての食材において化学調味料、人工甘味料、合成着色料、人工保存料を一切使用していません。顧客の立場にたって「食」の提供を行うことこそが、外食産業のあるべき姿だと考えているためです。 また食育にも力を入れており、教育機関との連携・協力を推進し、奨学生などを対象とした社会科見学を実施。実際に厨房内での作業の様子を見学することで、安全で美味しい回転寿司をより身近に感じ、食の大事さを実感してもらう機会を設けています。 飲食業界の売上ランキング第12位:会社情報はこちら くら寿司株式会社

第13位:株式会社コロワイド

株式会社コロワイドは神奈川県横浜市に本社を置く、外食産業を中心に展開する複数の事業会社を統括する会社です。「食」に関わるあらゆるフェーズで事業を展開する「食」の総合プロデュース事業会社として、50社ものグループ会社を抱えています。 グループ会社には定食屋「大戸屋」を運営する株式会社大戸屋ホールディングス、店舗数No1の焼肉チェーン「牛角」を運営する株式会社レインズインターナショナル、回転ずしチェーン「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト株式会社などがあります。 祖業である居酒屋からレストランへと事業のフィールドを拡げつつ、成長戦略の一環として積極的なM&Aをおこなうことで、企業価値の向上に取組んできた会社です。 飲食業界の売上ランキング第13位:会社情報はこちら 株式会社コロワイド

第14位:エームサービス株式会社

エームサービス株式会社は東京都港区に本社を置く会社で、各種フードサービスを展開しています。三井グループに属していて、本社所在地は東京都港区赤坂です。 企業、病院、社会福祉施設、学生寮、スポーツ施設におけるフードおよびサポートサービスのほか、オフィスコーヒーや給茶機・ウォーターサービス、飲料ケータリングも提供しています。 サービスの品質を管理する組織「運営・品質管理本部」を置き、そのもとに品質管理・仕入物流・安全衛生の部門、メニューやサービスの開発部門を一元管理。さらに国の基準を厳守した独自の品質管理基準を定め、厳正な安全衛生管理を実施しています。 飲食業界の売上ランキング第14位:会社情報はこちら エームサービス株式会社

第15位:株式会社吉野家ホールディングス

株式会社吉野家ホールディングスは𠮷野家グループの純粋持ち株会社で、東京都中央区日本橋に本社を置いています。 グループ会社には牛丼チェーン「吉野家」を運営する株式会社吉野家、セルフ式讃岐うどんのチェーン店「はなまるうどん」を運営する株式会社はなまる、ラーメン屋「最強トロ炊きとんこつ 鶏ガラ醤油ばり馬」を運営する株式会社ウィズリンクがあります。 また海外にも事業会社を持ち、蓄積した出店ノウハウをもとにグローバル体制を確立。海外1500店舗を目指して、さらなる事業拡大を推進しています。 飲食業界の売上ランキング第15位:会社情報はこちら 株式会社吉野家ホールディングス

世界に羽ばたく飲食業界に今後も期待!

飲食業界売上ランキングTOP15をご紹介!業界の課題や今後の動向も 日本の飲食業界は、社会のさまざまな変化に対応して成長を続けてきました。そして多くの課題を抱えつつも、各国のトレンドも柔軟に取り入れながら、安心・安全の食を世界中に届けているのです。 なおBIZMAPSには、今回ご紹介した会社以外にも飲食業界の会社情報が数多く掲載されています。ぜひチェックしてみてください! ▼その他の業界ランキングはこちらから! 注目の倉庫業界の現状と動向!売上ランキング上位の倉庫会社も紹介 区分再編前のマザーズ上場企業とは?時価総額ランキングTOP10社 運送会社の近年の動向と課題!売上高ランキング一覧TOP30も発表 【法人営業担当者必見】製菓会社の動向と売上ランキングTOP20 【足場会社ランキングTOP15】業界の現状も解説! 【法人営業向け】番組制作会社の現状と経常利益ランキングTOP30 【最新版】マンション管理会社の受託戸数ランキングTOP30 広告業界を徹底解説!市場規模や最新動向、売上ランキング上位の主要企業一覧も

無料で使える企業検索サービス

営業リスト・法人企業リスト