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副業で営業代行をするメリットやデメリットとは?取り組む手順も解説 働き方改革の流れの中で、従来は禁止されていることが多かった副業を解禁する企業も増えています。2021年には厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が発表されて、副業はもはや奨励される対象になりました。 副業の中でも営業代行は営業職に携わるみなさんにとって、ご自身の営業スキルを活かせるおすすめの副業です。クラウドソーシングのマッチングサービスを使ってクライアントを見つけ、営業代行の副業でしっかり副収入を得ている方も増えています。 今回の記事では、営業代行の副業の概要やメリット・デメリット、始める手順や向いている人などをわかりやすく解説します。何か副業をしようかと検討している営業職のみなさんは、ぜひ参考にしてください。

営業代行の副業の種類

副業で営業代行をするメリットやデメリットとは?取り組む手順も解説 営業代行の副業の仕事内容は、個々の案件によって業務範囲が異なります。最初のアポ取り営業だけの案件やアポ取りから商談まで担当する案件、あるいは交友関係や人脈から顧客予備軍を紹介するリファラル営業などもあります。 また、新規開拓だけでなく、既存顧客のフォローや新商品をすすめるルート営業、あるいは商談や交渉の部分のみを担当する案件など、さまざまです。ご自身のスキルや経験、得意分野などを活かせる副業案件を探してみましょう。 営業代行についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓ 営業代行とは?メリット・デメリットと依頼すべき会社選びのポイント

アポ取り代行

アポ取り代行は、営業代行の中では比較的ハードルが低く、挑戦しやすい副業です。自分で商談まで行う必要はなく、クライアントの商品・サービスに興味を持つ個人や法人の担当者にアポイントを取り付けることで報酬が発生します。 アポを取った見込み客にクライアント企業の営業担当者が営業をしますが、結果的に成約したかどうかは問われません。つまり、アポ取りが成約につながらなかったとしても、報酬に影響はないのです。 ただ、案件にもよりますが、成約率の高いアポイントを多く獲得できた場合、クライアントからの評価が上がり報酬額が増えるケースもあるでしょう。アポ取り代行は大きな収入には繋がりにくいものの、「本業に支障をきたさない程度に副業をしたい」とお考えの場合には、仕事量をコントロールしやすいのでおすすめです。

商談代行

成約を目指す商談代行は、成果が出れば高額報酬になりやすい案件です。ご自身の営業スキルを発揮して直接成約してもらう必要があり、そもそも難易度が高いので当然のことです。 クライアントが扱う商材の単価はさまざまです。高額商材を扱う場合は、商談開始から成約までの期間が長くなることもあるでしょう。結果として成約に至らない可能性もありますが、ご自身の営業スキルを磨くという点では大きな意味がありますよね。 副業においては報酬も重要ですが、それと同様にご自身のスキルアップも注目すべきポイントです。本業とは異なる手法で営業活動をすることで、営業パーソンとしての総合的なスキル向上が期待できます。

リファラル営業

ご自身の交友関係や人脈から、クライアントの商品やサービスを利用する可能性がある企業の窓口担当者を紹介するリファラル営業。実働が非常に少ないので忙しいビジネスパーソンにもできる副業です。 ただし信頼できるクライアントでなければ、トラブルも起こる可能性もあり、紹介した知り合いとの人間関係にヒビがはいるリスクがあります。 本業の合間に効率的に副業をするために、実働が少ないリファラル営業の案件を選ぶ方もいらっしゃるかもしれません。しかし、リスクがあることを理解し、クライアント選びを慎重に行いましょう。 リファラル営業についてはこちらの記事でもご紹介しています↓ 副業している人も多い?!リファラル営業とはどんな営業?その仕組みを解説 リファラル営業って何?その仕組みや成功するコツをご紹介

営業代行の副業の報酬形態

業務内容は同じでも、営業代行の副業は契約によって報酬形態が異なります。大きくは「固定報酬型」と「成果報酬型」の2種類です。 固定報酬型は、契約で報酬額が定められ、成果にかかわらず定額の報酬となります。想定した成果が出なかった場合でも固定報酬を得られる一方で、大きな成果を上げた場合でも契約以上の報酬は見込めません。 成果報酬型であれば、成果である実績額の何パーセントという取り決めが行われ、それに準じて報酬が支払われます。成果次第で高額報酬になる可能性と、ゼロで終わる可能性のどちらもあります。 もちろん、どちらがワーカーにとって有利かは、ケースバイケースで一概にいえません。特に成果報酬型の場合は、扱う商品やサービスの単価によっても、報酬の上がり方がまったく異なります。 アポ取りだけの業務でも、獲得件数あたり1,000円から高いものは数万円まで幅広く、商談まで行う場合も、成約1件あたり数万円から10万円を超えるケースもあります。また、専門性が高い営業分野であればあるほど、担当できる人材が少ないので報酬ベースは高くなるでしょう。通常の営業代行の2倍以上になるケースも珍しくありません。 営業代行の副業では多くの場合成果報酬型の契約形態です。報酬については副業案件を選ぶ上で重要なポイントですよね。募集要項に記載がありますので、必ず確認しておきましょう。

営業代行の副業を始める手順

副業で営業代行をするメリットやデメリットとは?取り組む手順も解説 営業代行の副業を開始するには、クラウドソーシングのマッチングサービスに登録して募集案件をみながらクライアントを探すのが一般的です。求人広告や求人サイトで探して応募する方法もありますが、正社員でもアルバイトでもない副業系の募集情報に関しては、クラウドサービスの方がはるかに情報が充実しています。 ここでは、営業代行の副業を始めるための手順を以下の4つのポイントに分けてご紹介します。 1:ポートフォリオを作る 2:クラウドソーシングサービに登録する 3:クライアントを探す 4:人脈や企業データベースを使って見込み顧客を探す これから副業を始めようとお考えの方には役立つ情報ですので是非、チェックしてみてください!

1:ポートフォリオを作る

まず、クライアントに発注してもらえるように、あなたの営業スキルを示す実績資料であるポートフォリオを作成しましょう。営業職が本業の方なら、そこで身につけた営業スキルがそのまま副業の営業代行において活かされるので、実績を集めたポートフォリオを共有することで受注に有利となります。 ポートフォリオを作成するときには、実績に関する情報をどこまで具体的に公開するかが重要なポイントです。例えば「〇〇関連の商材を年間〇件程度販売」では情報量が少ないですし、「(商品名)5000個、〇株式会社との契約締結」では情報が具体的すぎて情報漏洩の可能性もありますよね。 クライアントが見て実績やスキルを把握しやすく、かつ情報漏洩がないようなバランスでポートフォリオを作成してみましょう。

2:クラウドソーシングサービスに登録する

営業代行の業務委託者を募集しているクラウドソーシングサービスへの登録をしましょう。クラウドソーシングサービスは基本的に登録が無料です。 クラウドソーシングサービスによって、営業代行の案件が豊富、デザイン系の案件が豊富、スキマ時間にできるタスク系の案件に特化している、などの特徴があります。ご自身の副業の目的や働き方に合わせて、登録するサービスを選択しましょう。 また、多くのクラウドソーシングサービスでは、案件を受注して任務を完遂し、報酬がクライアントからあなたに支払われる際に、規定の手数料がクラウドソーシングサービス運営側に差し引かれます。手数料はクライアントの支払い不履行などのトラブルを避けるための、いわば保険料のようなものです。

3:クライアントを探す

クラウドソーシングで希望条件に合う案件を検索して、受注するクライアントを探しましょう。その際には報酬確定の要件や報酬形態など契約の詳細なルールをよく確認して、ご自身の副業スタイルに合う案件かどうか見極めるのが大切です。 特に報酬が発生するタイミングは案件ごとにさまざまといえます。見込み客のアポを取った時点で発生する場合や商談が進んでクライアント側の担当者に繋いだ時点で発生する場合、成約決定後に報酬が発生する場合などケースバイケースです。 確認不足によるトラブルにならないように、募集詳細で事前に確認しておきましょう。営業代行の副業のビギナーであれば、難易度が低い案件(単価も低い)を確実にこなしていき、慣れてきたら徐々に高単価、高難易度の案件を受注するのがおすすめです。

4:人脈や企業データベースを使って見込み客を探す

クライアントと契約が成立したら、いざ営業に取り組みましょう。ご自身の人脈を使ってアプローチするほかにも、企業データベースを利用して見込み客リストを作り、アプローチを始める方法があります。 BIZMAPSでは170万を超える企業データを無料で公開しています。無料の会員登録で月100件までの企業データを無料でダウンロード可能。オリジナルタグ検索によってさまざまな属性で企業検索ができるので、効率よく成約確度の高い営業リストが作れます。

営業代行の副業のメリット

副業で営業代行をするメリットやデメリットとは?取り組む手順も解説 営業代行の副業には、さまざまなメリットがあります。ここでは主なメリットとして以下の6点に絞ってご紹介します。 ●本業で培った人脈とスキルを活かせる ●副業で獲得した顧客に本業でもアプローチできる ●本業と違う領域を経験できる ●初期投資なしでスタートできる ●副業での実績をキャリアアップや転職に活かす ●独立起業のきっかけとなる場合がある それぞれのメリットについて詳しく解説しますので、見ていきましょう!

本業で培った人脈とスキルを活かせる

本業との競合関係でないかぎり、本業で培ってきた人脈に営業アプローチをすることで、効率よく新規開拓を進められます。一から新規開拓を始めると成果が上がるまでに時間がかかりますが、本業と関連性があるジャンルでの副業であれば早くから成果を上げていけるでしょう。 また、保有している営業スキルや知識、経験を最大限に活かすことが可能です。例えば本業が法人営業×有形商材であれば、副業でも法人営業の案件を選べばスキルを活かせますよね。さらに法人営業×無形商材の案件であれば法人営業としてのスキルを活かしながら、無形商材の営業スキルを新たに身につけることもできるでしょう。

副業で獲得した顧客に本業でもアプローチできる

上記の裏返しですが、副業の方で新規開拓した顧客に、今度は本業において関わっていくアプローチもありうるでしょう。 双方向で相乗効果が期待されますが、どちらかのビジネスが不安定なものや質が悪いものだと、本業と副業どちらの道も閉ざされるので、クライアント選びは大切です。また、本業の営業活動の時間内に副業を交えるのはルール違反です。本業企業の就業規則違反にもなり得ますし、顧客との信頼関係にも悪影響を及ぼす可能性がありますので注意しましょう。

本業と違う領域を経験できる

副業ではあえて本業とは異なる領域・ジャンルの案件を選ぶことで、本業とは別の経験をして新たなスキルを身につけることができます。 また「本業ではアポ取りに時間がかかりすぎて、商談の経験値が低い」という場合には、商談のみを担当する副業案件を選べば効率良く商談の経験ができますよね。「本業では既存顧客への営業が中心なので新規開拓の経験がない」という場合は、アポ取りや新規開拓営業の案件を選べば、営業職としてより幅広い経験ができるでしょう。

初期投資なしでスタートできる

営業代行の副業は、初期投資の必要がありません。費用を掛けずにいつでもスタートできるのです。前述の通りクラウドソーシングの登録は無料ですし、営業代行の副業を始めるにあたっての初期投資は無料もしくは少額です。 オフィスを構えたり、在庫を積んだりする必要もありません。ご自身の営業職としてのスキルや実績さえあれば、すぐにでも副業を始められますよ。

副業での実績をキャリアアップや転職に活かす

営業代行の副業での実績を、キャリアアップや転職にも活かせます。幅広い営業経験と専門知識は昇進や転職活動の武器となるでしょう。 「本業ではフィールドセールスだが、将来的にはインサイドセールスを中心に行っていきたい」とお考えの場合、副業でインサイドセールスの経験を積めば、フィールドセールスからインサイドセールスへの転職に有利になる可能性もありますよね。 また、精力的な副業の活動をSNSで発信することで、インフルエンサーになる人もいます。インフルエンサーになると、企業とのコラボによる収入や広告収入が生まれて、さらにキャリアの幅が広がります。

独立起業のきっかけとなる場合がある

営業代行の副業が順調に進めば、専業のフリーランスワーカーとして独立起業することも可能です。 営業代行の副業は、成果と報酬が直結するケースが多く、やり方次第ではサラリーマンではなかなか稼げない範囲の報酬を得られる可能性がありますよね。営業代行の副業で安定的に報酬を得ることができるようになると、個人事業主としての独立起業を検討するケースも多いようです。 起業する場合には、個人事業主としての開業や確定申告などの手続きも必要ですので覚えておきましょう。

営業代行の副業のデメリット

次に営業代行の副業のデメリットについて見ていきましょう。想定できる主なデメリットは以下の3つです。 ●本業に支障をきたすリスクがある ●収入の保証はない ●トラブルには独力での対応が必要になる それぞれを見ていきましょう。

本業に支障をきたすリスクがある

副業で営業代行に取り組む際に、気をつけなければ本業に支障が出るリスクがあります。副業で受託した営業代行の仕事が負担になり、どちらもうまく行かなくなるケースです。 例えば、副業の方の成約した顧客からのクレームを受けて、対応に多くの時間とエネルギーを費やしたことにより、肉体的にも精神的に疲弊してしまい、本業に悪影響を与えるようなケースです。また、単純に副業案件を受注し過ぎて本業がおろそかになってしまい、本業の成績が下がる本末転倒のケースもあります。 副業に取り組むために就業後や土日祝日に働く必要があっても、本業とのバランスを取ったり生活リズムを崩さない努力をしたりするのが大切です。スケジュール管理は当然として、まずは慣れるまで負担の少ない案件を選び、徐々にスケールアップするよう気をつけましょう。

収入の保証はない

営業代行の副業は成果報酬型が多いので、収入が安定していません。時間と労力をかけても実らない可能性があります。 例え収入がゼロでも生活には困らない、営業職としてのスキルアップが最大の目的だ、という場合には良いですが、本業の収入だけでは生活が苦しい、副業の報酬ありきでの生活を考えている、という場合には成果報酬型の営業代行の副業は不向きかもしれません。

トラブルには独力での対応が必要

本業であれば、もし何かトラブルがあっても会社の後ろ盾があり、上司や先輩もいるので、フォローしてもらえますよね。しかし営業代行の副業においては、万が一トラブルが起きた場合に、基本的に独力で対応しなくてはなりません。 自分を守ってくれるのは自分だけです。商談相手とのトラブルが発生すると、クライアントとの関係も悪くなって二次トラブルに発展してしまうケースもあります。顧客に対して商材の取り扱いの不備やコンプライアンスに触れる言動がないように留意して、クライアントとは良好なコミュニケーションを取るように努める必要があります。

営業代行はこんな人におすすめ

営業代行の副業に興味はあるけれど、自分に向いているかわからず二の足を踏む人が多いのではないでしょうか。当然ながら得意不得意はありますし、成果を求められる営業代行の副業では、営業スキルは絶対に必要。 しかしながら、本業で営業を担当する人にとっては、すでにあるスキルを活かして効率的にこなせる業務が多く、クライアントや商材との相性を見極めればハードルは高くはありません。 特に広い人脈を持っている人や、すでに本業で豊富な販売チャネルを持っている人にはおすすめ。信頼関係がある販売チャネルを豊富に持っていれば、新規開拓をする以前に固定客を一定数持つことが可能になります。 また、本業が営業でない人でも、イベントやセミナーの主催者のような人もネットワークがあるので向いているかもしれません。

営業代行の副業に挑戦してみよう

営業代行の副業は、本業で営業に従事している人にとっては、その培ってきたスキルや人脈を活かせるので、取り組みやすい副業です。もちろん、競合している企業や商材に関連する案件を受注するのは本業企業への背信行為になる恐れがありますので注意しましょう。また、就業規則で副業が容認されているかなどの確認も必要です。 それらの社会人としてコンプライアンスをクリアできる範囲での副業は、働き方の幅を広げて総収入をアップする格好の機会ともいえるでしょう。副業によって得たリソースは本業にも活かされ、その後のキャリアアップや転職にも活かせるはずです。 副業へのチャレンジを目指している法人営業担当者のみなさんは、ここで紹介した情報を参考に、ご自身のリソースを活かせる営業代行の副業を検討してみてください。 なお、営業代行に関しては以下の記事でも特集しています。そちらも参考にぜひご覧ください。 営業代行フリーランスになるには?準備やメリット・デメリット、おすすめの案件獲得サイト3選などを紹介 【契約書の作成方法・注意点】営業代行を契約する前に知っておきたいポイントを詳しく解説 営業代行は成果報酬型を選ぶべき?費用相場と営業代行会社選びのポイント解説 営業代行費用の相場と料金体系を徹底解説!おすすめ営業代行会社3選の情報比較 充実した営業支援!おすすめの営業代行会社10選! 営業代行とは?メリット・デメリットと依頼すべき会社選びのポイント

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